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菊地成孔率いるDC/PRG、結成20周年 4都市巡るツアーが11月に開催

『20YEARS HOLY ALTER WAR – MIRROR BALLISM DC/PRG』ビジュアル
『20YEARS HOLY ALTER WAR – MIRROR BALLISM DC/PRG』ビジュアル

DC/PRGの全国ツアー『20YEARS HOLY ALTER WAR – MIRROR BALLISM DC/PRG』が、11月に名古屋、大阪、福岡、東京の4都市で開催される。

菊地成孔が主宰するDC/PRG。1999年にDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN名義で結成され、今年で20周年を迎える。全国ツアーは2015年以来、約4年ぶり。

『20YEARS HOLY ALTER WAR – MIRROR BALLISM DC/PRG』は、11月13日の愛知・名古屋のボトムラインでの公演を皮切りに、11月14日に大阪・BANANA HALL、11月26日に福岡・BEAT STATION、11月28日に東京・新宿のBLAZEで開催。なお、名古屋、大阪、福岡公演は高井汐人(Sax)の代わりにMELRAWが参加する。チケット先行予約は9月11日11:00まで受付中だ。一般発売は10月5日10:00からスタート。

菊地成孔のコメント

<1/5世紀の聖戦(ミラーボール主義)>

この、交換され、別化された、最新の戦争、最新の内紛、最新のテロリズムに周囲を取り囲まれ、窒息に近い状態を生きる現代の奴隷たちを、我々は 1/5世紀に渡って解放し続けて来た。蜂起が遅かったとは思わない。我々の計画は1998年に立案された。恐るべきことに世界が、平和を、半ば本気で夢想していた、美しく素晴らしい世紀末に。私は今でも、瞬間的な瞑想を使って、あの瞬間に移動できる。多くの人々は奴隷ではなく、自由に趣味的に生きて、来るべき21世紀を、産湯にでも浸かったようなオプティミズムで、堂々と受け止めようとしていた。

多くの有識者が「これからは争いのない、心の世紀が来る」などと発言して憚らなかった、一瞬にも似た、輝かしい季節に、生を受けてからずっと炭鉱カナリアであった私は恐怖に駆られた。未来は現在の夢想よりも遥かに戦闘的である。然るに戦時に備えよと云うメッセージを音楽化する事にした。踊るためのリズムをもう一段階進化させ、ダンスフロアを戦場と同化すると共に、人々の戦争行為への免疫力を上げ、生きる喜びを全身でキャッチできる知力と体力を鍛錬させる。これが1998年の計画内容である。我々は翌1999年にスタジオに集結し、別化された軍としてトレーニングに入った。「結成20周年」と云うカウンティングの由来である。

実質的な蜂起である「アイアンマウンテン報告」のリリースパーティーは2001年9月14日。3日前に合衆国で同時多発テロが起こった時に、私は全く驚かなかった。全てが自然な流れである。以降、計画出産され、極東に配属された我々は、1/5世紀に渡って任務を遂行し続け、現在も遂行中である。世界中の多くの同志が別の音楽で同じ任務を遂行し、特に2011年に我が国を襲った、別化された戦争(Alter war)を境に、我が国のダンスミュージックの目的は、21世紀最初の20年で我々との共有を見せている。ミラーボールという、炸裂を永久に停止したまま回転する、平和の原子爆弾の下に、擬似的な戦争の経験によって、ハードコアなまでの平和を体感させる。この一連をミラーボール主義(mirror ballism)と呼ぶ事にする。

Date course pentagon royal garden、DCPRG、dCprG、DC/PRG と、改称を擬態しながら一貫した名を持つ我々は、2011年以降、特に合衆国との邂逅(我々は、Impulse!のラベル貼った、初のアジア圏アーティストになった)を果たして以降は、中~大規模な遠征に出ていない。激動をやめない現代社会に対して、ある種のスリープに入った我々は、この度、活動が1/5世紀に達したタイミングでスリープから覚醒し、中規模遠征に出る事にした。ミラーボール主義によって、全世界の奴隷を解放する為に。あらゆるイベントに行くことを「参戦」と呼ぶ事が一般化した、私が20年前に予測した通りの社会で、我々は再び聖戦の遠征を行う。各地に集結を。

DC/PRG 主幹 菊地成孔

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