展覧会『アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア』が、9月13日から東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間で開催される。
2010年にベルギー・ゲントで設立され、偶然性や既存条件も設計に取り入れらながら多彩な空間を生み出してきた建築家ユニット「アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー」。代表作のひとつである『カリタス』は、取り壊しが進んでいた19世紀の精神科病棟の改修プロジェクトで、医師や療法士、患者とディスカッションを重ね、屋根も撤去されていた既存の建物に温室を挿入して補修を行なっただけで、多様な用途に応える空間を生み出した。このプロジェクトを紹介した2018年の『ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展』で銀獅子賞を受賞している。
日本では初の展覧会となる今回は、彼らが設計したベルギーのフランダース地方の11の住宅に対し、図形と模型の制作によって理解を深めた日本の学生とのコラボレーションの結果を発表。さらに様々な写真家が撮影した建築写真のループ再生によってアーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユーの作品に迫る。
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『アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア』
2019年9月13日(金)〜11月24日(日) 会場:東京都 乃木坂 TOTOギャラリー・間 時間:11:00〜18:00 休館日:月曜、祝日(ただし11月3日、11月23日は開館) 料金:無料