エル・ファニングが髪を振り乱して歌う 映画『ティーンスピリット』予告編

映画『ティーンスピリット』のUS版ロングバージョン予告編が公開された。

1月10日から公開される同作は、『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再結集した作品。イギリスの田舎町・ワイト島を舞台に、内気な主人公ヴァイオレット・ヴァレンスキが、地元で国際的オーディション番組『ティーンスピリット』の予選が行なわれることを知り、歌手になる夢を掴むためオーディションに挑む姿を描く。移民として母子家庭で育ったヴァイオレット役をエル・ファニングが演じており、劇中の歌を吹き替えなしで歌唱している。監督はマックス・ミンゲラ。

予告編では、スポットライトの当たる舞台に立ったヴァイオレットが「いつ歌うの?」「好きに始めて」と言葉をかけられる姿をはじめ、レベッカ・ホール演じるオーディションの審査員ジュールズがヴァイオレットを「歌が好きな人はいくらでもいる。あなたは別物。でもパフォーマーとしては未熟」と評する様子、ズラッコ・ブリッチ演じる元オペラ歌手ヴラドの「君ならできる。心から歌え」という言葉、ヴァイオレットが髪を振り乱してパフォーマンスする様、ヴァイオレットとジュールズの「なぜ私を?」「あなたは幼虫。私たちは繭。手を組めば――蝶が生まれるかも」というやり取りなどが確認できる。

マックス・ミンゲラ監督は『ティーンスピリット』について「この映画はヴァイオレットがどのようにして確固たる意志と自信を身につけていくか、その過程を中心に見つめるが、それは彼女が自由に歌う自信をつけていく過程であると同時に、人に認められなければならないという考えから解放される過程でもある。ヴァイオレットと同じように夢と現実の間の隔たりに苦しんでいる人がいるのなら、この映画が自分の声を信じるインスピレーションになることを願う」と語っている。

作品情報

『ティーンスピリット』

2020年1月10日(金)から角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国で公開
監督・脚本:マックス・ミンゲラ 出演: エル・ファニング レベッカ・ホール 配給:KADOKAWA
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