
展覧会『ハマスホイとデンマーク絵画』が、3月26日まで東京・上野の東京都美術館で開催されている。
1916年に逝去したデンマークの画家ヴィルヘルム・ハマスホイ。ハマスホイは、17世紀のオランダ絵画に影響を受け、静謐な室内表現を特徴とすることから「北欧のフェルメール」とも評され、日本では2008年に回顧展を開催している。
『ハマスホイとデンマーク絵画』では、日本初公開のものを含む約40点のハマスホイ作品を紹介しているほか、コペンハーゲンで19世紀前半に花開いた「デンマーク絵画の黄金期」の絵画、印象派風の光の描写を取り入れたスケーイン派、世紀末の首都で活躍した画家たちによる室内画などを紹介している。音声ガイドナビゲーターは宮沢りえが担当。鑑賞ポイントやエピソードなどを案内している。
会期終了後は、4月7日から山口・山口県立美術館で開催。
宮沢りえのコメント
「ハマスホイとデンマーク絵画」展の音声ガイドナビゲーターをやらせて頂く事をとても光栄に思います。
私は美術館で絵画を鑑賞する時、そこに流れていた時間や風や匂いや光、画家の想いを想像しながら自分の心と対話します…その時間がとても好きですし、大切な瞬間です。
今回のナビゲーターではハマスホイの作品から静かに溢れてくる絵画のエネルギーを、純粋に感じていただけるよう、声という表現で皆様の五感に寄り添う事ができたら幸いです。