上白石萌歌×栗山民也の舞台『ゲルニカ』に中山優馬、勝地涼、早霧せいなら

舞台『PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」』の全出演者が発表された。

長田育恵作、栗山民也演出による同作は、栗山がパブロ・ピカソの『ゲルニカ』と出会って以来、約20年以上にわたってあたためてきた構想をもとにした作品。スペイン・ゲルニカの元領主の娘サラは、「戦争に参加したい」と決意した婚約者に置いていかれたことをきっかけに、人民戦線軍の兵士や海外特派員の戦場カメラマン、女性記者たちと触れ合い、各地で激戦が行なわれている事実を知るが、やがてドイツ軍のスパイであるイグナシオと恋仲になってしまうというあらすじだ。貴族の家に生まれ、甘やかな世界を信じていたサラ役に上白石萌歌がキャスティング。

今回出演が明らかになったのは、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、玉置玲央、松島庄汰、林田一高、後藤剛範、谷川昭一朗、石村みか、谷田歩、キムラ緑子。

中山優馬はドイツ軍のスパイとして暗躍する兵士イグナシオ役、勝地涼はゲルニカで生きる人々を取材するカメラマンのクリフ役、早霧せいなはクリフと同行する女性特派員記者レイチェル役を演じる。

玉置玲央、林田一高、後藤剛範は人民戦線軍の兵士役、松島庄汰はサラの婚約者役、谷川昭一朗はゲルニカの人々が集う食堂の主人役、谷田歩はサラの母と共に国家を守ろうとするファシズムの役人役、石村みか(てがみ座)は死者の語り部役、キムラ緑子はサラの母マリア役にキャスティング。

同作は9月に東京・渋谷のPARCO劇場で上演された後、10月から京都、新潟、愛知、福岡などを巡る。詳細は後日発表。

中山優馬のコメント

栗山さんの作品にお声がけ頂けた事大変嬉しく思います。
舞台は一期一会なので栗山さんのディレクションの下、たくさん稽古をし、精一杯努めたいと思います。
PARCO劇場のオープニングシリーズ公演という事もあり、さらにグッと気が引き締まる思いです。
どんな作品になるのか、どんなイグナシオになるのか、非常に楽しみです。たくさんの方にゲルニカの世界を見ていただけたら光栄です。劇場でお待ちしております。

勝地涼のコメント

僕にとって、パルコ劇場は観客としても大好きな劇場でした。その新しくなったパルコ劇場に立てることに、今からワクワクしています。
そして、栗山さんとご一緒できる事、長田さんが書き下ろす戯曲に挑戦できる事、役者として、とても嬉しく思います。ピカソの「ゲルニカ」を題材した作品になりますが、絵に込められたメッセージは、今の日本に伝えるべき大切なことなので、真摯に向き合っていきたいです。宜しくお願いします。

早霧せいなのコメント

栗山さんとご一緒することを願っていた私にとって、とてもメッセージ性の強い作品に立ち向かうことができる喜びと共に、身の引き締まる思いでいっぱいです。
誰もが一度見ると忘れられない衝撃の絵画「ゲルニカ」。
内戦の実情を伝える記者の役として、今の時代に生きる皆さんにも、あの時の惨劇とそこに生きた人々の想いを誠実にまっすぐに伝えられたらと思います。

キムラ緑子のコメント

「ある日を境に運命が変わるということ」 
たとえば故郷の淡路島に基地ができることを想像する。私たちの海に辺野古のように土砂が注ぎ込まれ、年老いた父母が力の限りデモに参加する。とたんに胸が苦しくなる。他人事ではなくなる。
世界のあちこちに広がり続ける苦しみの波を、もう直ぐ自分たちも浴びることになるんだと思わずにして、どうして生きていけるだろう。本当は他人事ではないのだ。
いつだって。どこでだって。
…と、いうようなことを心にうかべながら、挑みます。

イベント情報

『PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」』

作:長田育恵 演出:栗山民也 出演: 上白石萌歌 中山優馬 勝地涼 早霧せいな 玉置玲央 松島庄汰 林田一高 後藤剛範 谷川昭一朗 石村みか 谷田歩 キムラ緑子 東京公演 2020年9月 会場:東京都 渋谷 PARCO劇場
  • HOME
  • Stage
  • 上白石萌歌×栗山民也の舞台『ゲルニカ』に中山優馬、勝地涼、早霧せいなら

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて