「冷戦期最大の謎」挑む記録映画『誰がハマーショルドを殺したか』6月公開

映画『誰がハマーショルドを殺したか』が6月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

『第35回サンダンス映画祭』ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門で監督賞を受賞した同作は、「冷戦期最大の謎のひとつ」と言われる国連チャーター機墜落事故の真相に迫るドキュメンタリー。1961年、コンゴ動乱の停戦調停のためにチャーター機に乗った当時の国連事務総長ダグ・ハマーショルドは、謎の墜落事故によって乗員と共に亡くなった。

『誰がハマーショルドを殺したか』は、監督と脚本を務めたマッツ・ブリュガ―と調査員のヨーラン・ビョークダールが、長らく「原因不明の事故」とされてきた同事件の調査に挑む姿を捉えたもの。2人は事件がハマーショルドの命を狙った暗殺事件であったことを仄めかす資料を発見し、謎を解明するためにアフリカ、ヨーロッパ各地を旅する様や、当時の関係者たちが口を噤んで追跡取材が息詰まる場面、その後の調査で暗殺事件の真相だけでなく、秘密組織サイマーによる陰謀に突き当たるシーンなどが映し出される。音楽をヨーン・エリック・コーダが担当した。原題は『Cold Case Hammarskjold』。

発表とあわせてポスタービジュアルが公開された。

作品情報

『誰がハマーショルドを殺したか』

2020年6月からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開
監督・脚本:マッツ・ブリュガ― 音楽:ヨーン・エリック・コーダ 出演: マッツ・ブリュガ― ヨーラン・ビョークダール 上映時間123分
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