特集上映『アニエス・ヴァルダ傑作セレクション』 長女ロザリーがコメント

特集上映『アニエス・ヴァルダ傑作セレクション』が7月18日から東京・神保町の岩波ホールで開催。アニエス・ヴァルダ監督の長女ロザリー・ヴァルダのメッセージ動画が公開された。

1928年生まれのアニエス・ヴァルダは、1954年に初監督作品『ラ・ポワント・クールト』を発表し、1962年にジャック・ドゥミと結婚。『幸福』で『第15回ベルリン国際映画祭』銀熊賞、『冬の旅』で『第42回ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞、『顔たち、ところどころ』で『第70回カンヌ国際映画祭』最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。『第68回カンヌ国際映画祭』で名誉パルムドール、『第90回アカデミー賞』でアカデミー名誉賞を受賞。2019に逝去した。

同イベントで上映されるのは、アニエス・ヴァルダ監督自ら「ものを拾う人々」に出会うためにフランス中を旅する姿を映し出したドキュメンタリー『落穂拾い』、モンパルナスの一角にあるダゲール通りの風景を収めた『ダゲール街の人々』、ヴァルダ監督が60年以上のキャリアを振り返る遺作『アニエスによるヴァルダ』 、ジャック・ドゥミの創造の源泉を辿る『ジャック・ドゥミの少年期』の4作。『落穂拾い』は日本では約18年ぶりの再公開となる。

ロザリー・ヴァルダはメッセージ動画で同4作についてコメント。『落穂拾い』については「自身も拾うことが好きだからこそ描けた」と語っているほか、『ダゲール街の人々』は「彼女が暮らす周辺の風景や人々のドキュメンタリーです」、『アニエスによるヴァルダ』は「彼女の創作活動や人生を――観客の皆さんと共有しようとしました」、『ジャック・ドゥミの少年期』は「ヴァルダの夫の映画監督J・ドゥミの――少年時代をチャーミングに描いた作品です」と語っている。

イベント情報

『アニエス・ヴァルダ傑作セレクション』

2020年7月18日(土)~2020年8月7日(金) 会場:東京都 神保町 岩波ホール
上映作品: 『落穂拾い』(監督:アニエス・ヴァルダ) 『ダゲール街の人々』(監督:アニエス・ヴァルダ) 『アニエスによるヴァルダ』 (監督:アニエス・ヴァルダ) 『ジャック・ドゥミの少年期』(監督:アニエス・ヴァルダ)
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