『宇宙でいちばんあかるい屋根』アナザーストーリーVR作品の映像公開

現在公開中の映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』のアナザーストーリー『宇宙でいちばんやさしい時間』が、9月18日からauスマートパスプレミアム会員を対象に限定配信される。

野中ともその同名小説を原作とする『宇宙でいちばんあかるい屋根』の主人公は、14歳の女子中学生・大石つばめ。実父と血の繋がりのない母の間に子供が産まれることで疎外感を感じていたつばめが、幼なじみへの恋や、謎の老婆「星ばあ」との出会いを通じて成長していく姿を描く。つばめ役に清原果耶、星ばあ役に桃井かおり、つばめが恋する大学生・浅倉亨役に伊藤健太郎がキャスティング。『新聞記者』の藤井道人がメガホンを取った。

VRショートムービー作品となる『宇宙でいちばんやさしい時間』は、つばめの元恋人・笹川マコトが経験する1日の出来事を描いた作品。映画版に引き続き、笹川マコト役を醍醐虎汰朗、つばめの父親役を吉岡秀隆、つばめが通う書道教室の牛山先生役を山中崇、同教室の生徒役を富山えり子が演じる。また、マコトの母親役にMEGUMI、星ばあを見守る担当医師役に嶋田久作、看護師役に上原実矩が新たにキャスティング。藤井道人が監督を続投した。

撮影は映画版と同じく関東近県と山形・加茂水族館で実施。キャスト、監督、スタッフ全員が初のVR撮影に挑んだ。映画のメイキング映像やオリジナルVR作品はこれまでにも存在す下が、劇場公開映画版のアナザーストーリーを同監督が脚本をオリジナルで制作し、撮影を行うのは今回が初とのこと。

発表とあわせて、同作の予告編とポスタービジュアル、メイキング映像が公開。予告編では、担当医師が「星野さん、聴こえますか? 今日はサプライズゲストが来てくれましたよ」と語りかける姿、つばめの父親が「今日出産予定日なんですけどねー」と笑う様子、マコトとマコトの母親が病室に入るシーンや水族館を訪れる場面、「母さん、会えてよかった」「頑張って生きてくれよな」という言葉などが確認できる。

「あの夏を、ずっと忘れない――」というコピーが添えられたポスタービジュアルには、マコトとマコトの母親がクラゲの水槽の前に車椅子を挟んで立つ姿が写し出されている。


作品情報

『宇宙でいちばんやさしい時間』

2020年9月18日(金)からauスマートパスプレミアム会員限定で配信
脚本・監督:藤井道人 音楽:大間々昂 出演: 醍醐虎汰朗 MEGUMI 嶋田久作 上原実矩 富山えり子 山中崇 吉岡秀隆
作品情報

『宇宙でいちばんあかるい屋根』

2020年9月4日(金)に全国公開
監督・脚本:藤井道人 原作:野中ともそ『宇宙でいちばんあかるい屋根』(光文社文庫) 主題歌:清原果耶“今とあの頃の僕ら” 出演: 清原果耶 伊藤健太郎 水野美紀 山中崇 醍醐虎汰朗 坂井真紀 吉岡秀隆 桃井かおり 配給:KADOKAWA
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