篠原ゆき子×倉科カナが共演、内田伸輝監督『女たち』予告編&ポスター公開

内田伸輝監督の映画『女たち』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

2021年春に公開される同作は、とある山あいの小さな町を舞台に「壊れゆく女たち」の姿を描いた作品。半身不随の母・美津子と暮らす主人公・美咲役を篠原ゆき子、美咲の親友で養蜂家の香織役を倉科カナが演じるほか、高畑淳子、サヘル・ローズ、筒井茄奈子、窪塚俊介がキャストに名を連ねている。主題歌は荒木一郎の“妖精の詩”。撮影は7月に行なわれた。

予告編には、「美咲ちゃんは?夢とか希望とか」という香織からの問いに対して「とっくに捨てたかも」と答える美咲の姿や、美咲が美津子を介護するシーン、「香織が死んじゃった」と涙する美咲の様子、養蜂場の蜂、美津子と美咲が口論をする場面などが映し出されている。

ポスタービジュアルでは、香織を背後から抱き締める美咲の姿と「ねぇ、生きるって、なに?信じてるって、なにを‥‥」というコピーが確認できる。

篠原ゆき子のコメント

「わたしはここにいます。あなたと同じ時代に生きています。」私が胸を張って伝えたいことは、実はそれだけのことかもしれません。コロナ禍の中でも撮り切ろうという賭けに出てくださった奥山プロデューサー、そして本作りからずっと信頼関係を深めてくださった内田監督に感謝の気持ちでいっぱいです。また、ラストシーンへの緊張で心が動かなくなった私に、高畑さんが掛けてくださった言葉はずっと忘れません。未熟者なりにスタッフの皆さんに助けていただき、精一杯を出し切ったと思います。「女たち」ご覧いただければ幸いです!

倉科カナのコメント

「女たち」の脚本を読んだ瞬間、香織はショートだという強い画が浮かび、髪を切りました。女たちというタイトルとは反して女である事を恨んでさえいる様な役柄だったから、自分の見たくない部分を見つめ、もしかしたらこの先もこの役に影響され日常に戻れないんじゃないか、って不安になりながらも思い切って飛び込み撮影に挑みました。生きる事は苦しい。それでも食いしばって生きぬいていく、泥臭く。汚く。それしかないんだとこの映画を作りながら思いました。映画には蜜蜂が象徴的に出てきます。蜜蜂のように一心不乱に生きた女たちを是非、スクリーンで観ていただけたら嬉しいです。

作品情報

『女たち』

2021年春公開
監督:内田伸輝 主題歌:荒木一郎“妖精の詩” 出演: 篠原ゆき子 倉科カナ 高畑淳子 サヘル・ローズ 筒井茄奈子 窪塚俊介
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