高校生はどうやって映画を観る? 鑑賞方法の首位は「映画館で観る」

劇場版『鬼滅の刃』のヒットもありつつ、ストリーミング配信サービスや動画サイトなどの台頭や、新型コロナウイルス感染症の影響によって厳しい状況が続いている映画館。未来のエンターテイメントを支えるであろう若年層は、どのような方法で映画を鑑賞しているのだろうか?

LINEリサーチは高校生の映画鑑賞事情のレポートを発表した。

このレポートは日本全国の高校1年生から3年生の男女を対象に調査されたもの。実施時期は11月9日から10日、有効回収数は1041サンプルとされている。

 

「映画を観ることは好きか」という質問に対しては、「とても好き」「やや好き」を合わせると8割以上が「好き」と回答。映画が「好き」と答えた割合がもっとも高かったのは高校2年生の女子で約9割、「とても好き」と答えた人も5割近くいたという。「映画を全く観ない」という人は1%ほど。

 

映画を観る方法については、「映画館」と答えた人が男女ともに8割超。次いで、「テレビ放送」「DVD/ブルーレイ(レンタル含む)」「動画配信サービス」「YouTube」となる。女子は9割近くが映画館で鑑賞し、男子は学年が上がるにつれ映画館で観る人が多くなるとのこと。

 

映画館で映画を観る頻度は、「2~3か月に1回」がもっとも多く、次いで「半年に1回」。「3か月に1回以上」行くという人の割合は全体の4割弱となった。

 

映画館で映画を観る理由は、男女ともに「大きなスクリーンで観たいから」「迫力のある音と映像を観たいから」「映画館の雰囲気自体が好きだから」。映画館ならではの体験を求めていることがわかる。また「好きな俳優・女優・声優が出ているから」という理由は男子より女子のほうが割合が高いとのこと。

 

映画館でよく買う食べ物や飲み物は、フード総合1位は「ポップコーン」で約4割、ドリンク総合1位は「炭酸飲料」で約3割。フードやドリンクを全く買わない人は全体で2割弱となった。

レポートからは、高校生にとっても映画館で映画を鑑賞することが一般的であること、高校生たちも映画館ならではの体験を楽しんでいることがわかった。映画館にとっては明るい結果といえるだろう。映画館で映画を観る楽しみが、ストリーミング配信サービスが当たり前に存在する未来にも伝わってほしいものだ。

 

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