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神尾楓珠がゲイの高校生役 初主演映画『彼女が好きなものは』今秋公開

浅原ナオト『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』表紙、神尾楓珠 ©2021「彼女が好きなものは」製作委員会
浅原ナオト『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』表紙、神尾楓珠 ©2021「彼女が好きなものは」製作委員会

映画『彼女が好きなものは』今秋に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。

同作は、2019年に『腐女子、うっかりゲイに告る。』のタイトルでドラマ化された浅原ナオトの小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』をもとにした作品。同性愛者であることを隠し続けている高校生の安藤純が、BL好きであることを秘密にしているクラスメイト三浦紗枝と急接近し、彼女からの告白をきっかけに「⾃分も“ふつう”に女性と付き合い、“ふつう”の人生を歩めるのではないか?」と一縷の望みをかけるように交際し始めるというあらすじだ。

安藤純役で主演を務めるのは神尾楓珠。妻子持ちの同性の恋人がいながらも、「異性を愛したい」「家庭を築きたい」と葛藤するというキャラクターだ。

監督と脚本を『にがくてあまい』『世界でいちばん⻑い写真』の草野翔吾が務め、音楽をゲイリー芦屋が手掛ける。企画、制作、プロデュースは『愛がなんだ』のアニモプロデュース。

浅原ナオトのコメント

原作執筆時、「同性愛」ではなく「同性愛者」の話を書こうと……別に思っていませんでした。
でも、結果的にそうなりました。普通になりたい願望と、普通になれない現実。
「好きな相手が同性でもいいと思うよ」では片づかない複雑な内面を書いた物語は、多くの方の共感と好評を得て、映画化にまで至りました。その複雑さはこの映画にもしっかり残っていると思います。
まずはお楽しみ頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

神尾楓珠のコメント

この作品への出演が決まった時に、まず最初に思ったことは、この作品はとても真摯に向き合わなければならない、というものでした。自身が演じることになる安藤純というキャラクターを深く理解し、決して軽く捉えてはいけないということを肝に銘じながら、この役を演じました。僕にとっては本作が映画初主演作となりますが、撮影時にはそのことにとらわれることなく、作品のことをただただ考える毎日でした。草野監督とは、作品に対しての共通認識を持つことが出来、現場ではお互いが委縮することなく、言いたいことを素直に言える環境を作ってくださったことに感謝しております。この作品を観て、「自分らしさ」とは何か、「自分らしく生きること」とは何か。そういったことを考えるきっかけになってくれれば、嬉しく思います。

草野翔吾監督のコメント

私達がどこかで見ないふりをしていた本音の言葉に溢れた原作を映画化するにあたり、自分にできることがあるのだろうか、と真剣に悩みました。でも、同じかそれ以上に、純のことを、純を取り巻く環境を多くの人に知ってほしいと強く思いました。
原作に向き合うのと同じだけ、自分の中の偏見と向き合い、浅原さんに何度もディスカッションに付き合って頂きながら、脚本を書きました。そして神尾楓珠さんが、私が原作を読んだイメージそのままの純を繊細に表現してくれました。
白いスクリーンの向こう、透明な壁の向こうにいる純のことを、知ってもらえたら嬉しいです。

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