ドコモ『デザインの兆しのはなし展』が今週末に銀座 蔦屋書店で開催

ドコモによる『デザインの兆しのはなし展』が3月27日と28日に東京・GINZA SIXの銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMで開催される。

「デザインに対するドコモの『姿勢』をお伝えしたい」という考えのもと、2011年からプロダクトデザインに関する展示会を毎年行なっているドコモ。今回は、従来の価値観が変化する今、社会が進む方向や人々の新しい意識によって数年後のライフスタイルがどうなっていくのかについて一度立ち止まり、共に考えることを重要視するという。

同展では、藤本壮介、コクヨ、GROOVE X、スノーピーク、諏訪綾子の5組と企画者との対談をまとめた書籍『デザインの兆しのはなし』を各日750冊ずつ限定無料配布するほか、対談にまつわる展示を実施。都市と建築、ワークスタイルとライフスタイル、テクノロジーとケア、遊びと人間、感覚と自然の5つのテーマを中心に、今後顕在化するであろうライフスタイルの変化を訊くことで、これから取り組むデザインの糸口を模索するとのこと。

宮沢哲(NTTドコモ)のコメント

これからの兆し、未来は誰にもわかりません。この大きな変化を経て、私たちは何をデザインするべきか。
一度立ち止まって考える必要がありました。
クリエイションに携わる方々と対談させていただく中で見えてきたのは、2、3年後、もしくはさらに先の、滲んでぼんやりとした輪郭のようなモノ、つまり兆しです。今回私たちは何かの答えを出そうとはしていません。
むしろ、「こうしたい」という確信と思いの純度を高めることが大切だと思うのです。
この展示を通じて、みなさまにとっての兆しが少しでも感じられたら嬉しく思います。

藤本壮介のコメント

兆し、という言葉が良い。それは予感であり、無数の可能性にワクワクすることであり、何かが生まれる気配である。兆しや気配は「もの」ではないし、数値化もされないし、分析もされない。そんな曖昧なものが、僕たち人間の生活や社会の根底にある。その気配や兆しに耳を澄ますことが、建築であり、創造である。

山下正太郎(コクヨ)のコメント

パンデミックによって、当たり前だと思っていた慣習が断ち切られました。オンライン/オフライン、仕事/家族、専業/副業、都心居住/地方居住など、一人ひとりが自分にとって理想的な働き方を考える時代になりました。このイベントがそんな新しい未来へ向けた後押しになることを期待しています。

根津孝太(GROOVE X)のコメント

誤解を恐れずにいえば、生命との境界線を曖昧にしていくこと、魂の依り代としてのロボットをつくり育てていくことで、技術が人を幸せにすると証明できる時代になっていると考えています。モノに魂を見出す付喪神の国だからこそ、AIやロボティクスの幸福な社会実装を発展させていけると確信しています。

吉野真紀夫(スノーピーク)のコメント

自然を敬い、人とのつながりを大切に自分らしく地に足のついた生き方を選んで過ごすことがまさに、これからの時代に欠かせない価値観だと考えます。慌ただしく動き続ける現代社会のなかで、そんな想いを私にいつも与えてくれるのは「焚火」の時間です。そんな「焚火」のような時間を与えてくれるデジタル機器と出会ってみたくなりました。

諏訪綾子のコメント

この1年、森に暮らし、自然に振り回されていました。それは、とても贅沢でラグジュリーな体験で、予測できない、予定が立てられないということが、むしろ予感に満ちた自由な感覚をもたらしてくれました。漠然と向かっていた、ぼんやり目指していたものが、一気に加速してくっきりと目の前に現れた。今こそあじわいたいその兆しが、楽しみで仕方がありません。

イベント情報

『デザインの兆しのはなし展』

2021年3月27日(土)~3月28日(日) 会場:東京都 GINZA SIX 6階 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM 時間:10:30~20:30 料金:無料
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