藤木直人主演のWOWOWドラマ『黒鳥の湖』に吉瀬美智子、三宅健、財前直見

2021.04.19 Mon

『連続ドラマW 黒鳥の湖』が7月からWOWOWプライム、WOWOW 4Kで放送、WOWOWオンデマンドで配信される。

同作は、宇佐美まことの『黒鳥の湖』をもとにした作品。かつて興信所の調査員をしていた財前彰太は、女性が拉致され、持ち物が家族のもとへ送られてくるという事件に大きな細工を施したことで華々しい生活を手に入れるが、事件の18年後に娘の美華が行方不明になり、持ち物が送られてくるようになるというあらすじだ。監督を岩田和行が務め、脚本を小峯裕之、音楽を池田善哉が手掛ける。全5話で構成され、第1話のみ無料放送。

ザイゼンコーポレーションの社長で、過去の過ちに罪悪感を感じながら翻弄されていく主人公・財前彰太役に藤木直人がキャスティング。WOWOWのドラマ出演は約17年ぶりとなる。

彰太の妻で、事件に巻き込まれていく中で過去の秘密が明らかになる財前由布子役を吉瀬美智子、寺の住職の息子で、由布子が参加した「瞑想の会」を開く若院役をWOWOWのドラマ初出演となる三宅健、若院の母で、由布子の精神的な支えとなる大黒様役を財前直見が演じる。

藤木直人のコメント

オファーを受けた時の気持ち
率直に嬉しかったです。WOWOWで「宿命」というドラマをやらせてもらったのがもう17年前。主人公彰太の過去の事件とほぼ同じくらい前（笑）。スケジュールはハードになりそうですし、今の世の中の状況もとても大変ですが、まずはしっかりと毎日健康体で撮影に臨みたいと思います。
脚本を読んだ時の感想や、財前彰太についての印象
原作を読んだ時、今起きている事件と18年前の事件がどう関わってくるのか？全く先が読めず、彰太と一緒に翻弄され、そしてその結末に驚かされました。あの人がこの世からいなくなったらどうなるんだろう？誰しもが心によぎった事はあると思います。決して他人事ではなく共感できるキャラクターにしたいと思いました。
映像化を通じて届けたい想いや、視聴者へのメッセージ
状況が次々と変わっていき、さらには18年前の事件も絡んできて複雑な構造になってます。1シーン1シーン丁寧に作っていって皆様にドキドキ、ハラハラしていただけるようなエンターテインメント作品になるよう頑張ります。

吉瀬美智子のコメント

オファーを受けた時の気持ち
久しぶりのWOWOWで、大人が特に楽しめる作品だなと思いました。難しい役どころではありますが、この役を楽しみながら演じられたらと思います。藤木さんとも2度目の共演なので楽しみです。
脚本を読んだ時の感想や、財前由布子についての印象
内容が複雑で由布子も秘密をもっていながらの生活ですが、芯は強く彰太と出会った事によって救われた部分もあります。品があり、優しさの中にも強さを持っている女性だと思います。
映像化を通じて届けたい想いや、視聴者へのメッセージ
サスペンスを楽しんで頂きながらも、因果応報というテーマを心にとどめて頂けたらと思います。

三宅健のコメント

オファーを受けた時の気持ち
ドラマでミステリー作品に出演させて頂くのは今回が初めてなので、これまで見せたことのなかった自分をお見せできるのではないかと思いました。また、WOWOWでは初めてのドラマ出演になりますので楽しみにしております。
脚本を読んだ時の感想や、若院についての印象
先が気になり一気に読んでしまいました。一歩道を踏み外してしまったが為に、その人の人生の歯車が狂っていく。
自分の犯してしまったその罪に長年悩まされ苦しみ、自分の大切な存在にまで影響を及ぼしてしまう。過去の罪からは逃げられない。正に因果は廻るのだと思いました。
映像化を通じて届けたい想いや、視聴者へのメッセージ
世の中は帳尻が合うように出来ていて、悪いことをすればいずれ暴かれ、必ず報いはやってくるのだなと思いました。原作中の言葉を借りると、【間違った方法で得た幸福は、正しい方法で修正される。】正に因果応報。嘘をつけば、その嘘を隠す為に一つ、また一つと嘘を塗り重ねていかなければいけなくなる。そのいくつも重ねられた嘘が、やがて人の心を真っ黒に塗り潰していくのかも知れない。なので、やはり真っ当に生きることが全てなのだと思いました。そんなことを感じられる作品になっていると思いますので、皆様ぜひご覧ください。

財前直見のコメント

オファーを受けた時の気持ち
最初に、主人公達の名字が「財前」なので、ややこしいと思いました（笑）。撮影現場で「財前」と呼ばれると「ハイッ」って返事をする自分が浮かびました。
脚本を読んだ時の感想や、大黒様についての印象
脚本の登場人物それぞれに心の闇と、自分の中の正義があって、ラストまでハラハラドキドキ謎を楽しんで読ませて頂きました。大黒様は、世話好きで、優しくて、この人に悩みを話すと安心する。そんな器の大きい方なんだろうなぁと感じました。
映像化を通じて届けたい想いや、視聴者へのメッセージ
エゴや出世欲、金欲等よりも、自分の中の芯をしっかり持って、これからの時代を楽しんで生きましょう！