韓国で反響呼んだエッセイが2冊同時刊行 ジェーン・スー、矢部太郎が賛辞

エッセイ本『あたしだけ何も起こらない “その年”になったあなたに捧げる日常共感書』『僕だって、大丈夫じゃない~それでも互いに生かし生かされる、僕とあなたの平凡な日々~』が6月11日に同時刊行される。

韓国で反響を呼んだ両書。『あたしだけ何も起こらない “その年”になったあなたに捧げる日常共感書』は、結婚の話題を出さなくなった両親、結婚へのプレッシャーが消えると沸いてくる焦りと挫折感、広がっていく毛穴、日に日に低下する記憶力、人生で最も輝いていた瞬間へのノスタルジーといった「ミドル世代女子」の疑問と焦りに寄り添い、「自分らしく生きる」人生の選択を応援するという内容だ。著者はドラマ『ブッとび!ヨンエさん』などを手掛けた脚本家、作家のハン・ソルヒ。イラストをオ・ジヘ、翻訳を藤田麗子が担当した。ジェーン・スーは同書に「あまりにも正直すぎて、気が滅入ったあと声をあげて笑ってしまった。大丈夫、なんとかなるよ」とコメントを寄せている。

『第18回ハンミ随筆文学賞』優秀賞を受賞した『僕だって、大丈夫じゃない~それでも互いに生かし生かされる、僕とあなたの平凡な日々~』は、ERと霊安室の間で緊迫した日常に追われていた韓国の医師キム・シヨンと、田舎町の病院で出会う人々との38の物語を収録。親戚との関係に思い悩む主婦、人生の岐路に立つ青年、今日1日を逞しく生きようとするやや我儘な年配者とのエピソードを、キム・シヨン自身の幼少期や過去を交差させながら綴っている。翻訳を岡崎暢子が担当。矢部太郎(カラテカ)は同書を「笑いながらあたたかい涙がじんわり。人を癒すとき、その人もまた癒されている」と評している。

書籍情報

『あたしだけ何も起こらない “その年”になったあなたに捧げる日常共感書』

2021年6月11日(金)発売 著者:ハン・ソルヒ 訳者:藤田麗子 価格:1,595円(税込) 発行:キネマ旬報社
書籍情報

『僕だって、大丈夫じゃない~それでも互いに生かし生かされる、僕とあなたの平凡な日々~』

2021年6月11日(金)発売 著者:キム・シヨン 訳者:岡崎暢子 価格:1,650円(税込) 発行:キネマ旬報社
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