『藤城清治版画展 ~生きるよろこび~』が6月9日から福岡・大丸福岡天神店で開催される。
「生きる楽しさや生きるよろこび」をテーマにした作品を多く発表している97歳の影絵作家・藤城清治。
同展では飛沫防止アクリル板にいたずら書きしたことがきっかけとなったオリジナル原画を展示販売。原画が販売されるのは初とのこと。また『生きるよろこび』2作品や、神奈川の保育園陶板画を版画化した『四季のよろこび』連作2作品、最新作を含む約50点を展示販売。同展の開催には「コロナ禍の今だからこそ、作品を観た人に『生きる楽しさや生きるよろこび』を感じてもらいたい」との思いが込められているという。
藤城清治のコメント
今、世界中がコロナウイルス感染の不安に揺れるなか、ぼくの版画展が博多で開催される。
目には見えない小さなウイルスが「あっ」という間に、驚くばかりの脅威と化し、ぼくたち人間の心を恐怖で包みこんでしまった。
そんな時代にあって、ぼくにできることは何か。
それはやはり「生きるよろこびを描きつづけること」それに尽きるのではないか、そう考えている。
ぼくの掌の中の、小さな夢、小さな喜びを世界に向けてそっと羽ばたかせることで、恐ろしいウイルスではない『夢の種』や『喜びの種』がどんどん心にまかれていくことを願っている。
そしていつか世界中が、愛と喜びに包まれることを祈っている。
- イベント情報
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『藤城清治版画展 ~生きるよろこび~』
2021年6月9日(水)〜6月17日(木) 会場:福岡県 大丸福岡天神店 本館1階 アンテナプラス