マルセル・マルソーの半生を描く映画『沈黙のレジスタンス』8月公開

映画『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』が8月27日から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。

同作は、「パントマイムの神様」「沈黙の詩人」と称されたマルセル・マルソーが、第二次世界大戦中にナチと協力関係にあったフランス政権に立ち向かうべく、レジスタンス運動に身を投じていた頃の実体験をもとにした作品。ドイツ軍に占領されていくフランスを舞台に、兄アラン、従兄弟ジョルジュ、思いを寄せるエマと共に123人のユダヤ人孤児の世話をするマルセルが、彼らを安全なスイスへと逃がそうと決意する姿を描く。原題は『RESISTANCE』。マルセルは自身の活動内容を語ることなく逝去したが、かつての活動仲間でもあった従兄の証言や膨大な資料によって明らかになった。

ナチに親を殺害された子供たちにパントマイムで笑顔を与えるマルセル役に『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグがキャスティング。自身もユダヤ人で、母親がプロの道化師だったという生い立ちを活かし、自分を表現することしか興味がなく、自己中心的だったマルセルが、傷ついた子供たちとの出会いを経て変わっていく様を演じた。

マルセルが恋心を抱くエマ役にクレマンス・ポエジー、「リヨンの虐殺者」と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉役にマティアス・シュヴァイクホファー、アメリカ陸軍大尉ジョージ・S・パットン役にエド・ハリスがキャスティング。監督、脚本、製作を『ハンズ・オブ・ストーン』で知られるポーランド系ユダヤ人ジョナサン・ヤクボウィッツが務めた。

今回の発表とあわせて場面写真が公開。子供たちがマルセルのパントマイムに夢中になるシーン、マルセルがハーケンクロイツ旗を背景に前を見据える姿やパントマイムを演じる様子が写し出されている。

作品情報

『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』

2021年8月27日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開
監督・脚本:ジョナサン・ヤクボウィッツ 出演: ジェシー・アイゼンバーグ クレマンス・ポエジー マティアス・シュヴァイクホファー フェリックス・モアティ ゲーザ・ルーリグ カール・マルコヴィクス ヴィカ・ケレケシュ ベラ・ラムジー エド・ハリス エドガー・ラミレス 上映時間:120分 配給:キノフィルムズ
  • HOME
  • Movie,Drama
  • マルセル・マルソーの半生を描く映画『沈黙のレジスタンス』8月公開

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて