ジョージ・A・ロメロ監督の未発表映画『アミューズメント・パーク』公開

2021.06.09 Wed

ジョージ・A・ロメロ監督の映画『アミューズメント・パーク』が10月15日から東京・新宿シネマカリテほかで公開される。

1973年の映画『アミューズメント・パーク』は、ルーテル教会が年齢差別や高齢者虐待について世間の認識を高めるためにロメロ監督に依頼した作品。老人の悲惨な状況を容赦なく映し出し、当時のアメリカ社会をストレートに描いた内容から長年にわたって封印されていたが、3年前に発見された。出演者はリンカーン・マーゼル、原題は『THE AMUSEMENT PARK』。今回は4Kレストア上映となる。「老人は大切に。」というコピーが添えられたキービジュアルも公開。

また、ロメロ監督の『ザ・クレイジーズ』『マーティン／呪われた吸血少年』もあわせて上映。1973年の『ザ・クレイジーズ』は人間を発狂させる細菌兵器の事故による人々の混乱を描くパニックホラー。ロメロ監督が「自身の手掛けた作品の中で、最も気に入っている」と公言している1977年の『マーティン／呪われた吸血少年』には監督自身も出演している。

同3作は一般公開に先駆けて、ロメロ監督の命日である7月16日に『カリテ・ファンタスティック！シネマ・コレクション2021』で上映。