マルクス末娘エリノアの半生描く映画『ミス・マルクス』9月公開 予告編も

映画『ミス・マルクス』が9月上旬から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム、新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。

『第77回ヴェネチア国際映画祭』コンペティション部門に出品された同作は、カール・マルクスの末娘で、女性や子供たち、労働者の権利向上のために生涯を捧げ、43歳で逝去した活動家エリノア・マルクスの半生を描く作品。物語の舞台はイギリス。劇作家で社会主義者のエドワード・エイヴリングに恋をしたエリノアが、不実なエイヴリングへの愛と政治的信念の間で引き裂かれていく姿を映し出す。原題は『Miss Marx』。

社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けの1人であるエリノア・マルクス役に『つぐない』などのロモーラ・ガライ、エドワード・エイヴリング役に『戦火の馬』のパトリック・ケネディがキャスティング。『Nico, 1988』のスザンナ・ニッキャレッリが監督と脚本を務めた。

今回の発表とあわせて予告編と日本版ポスタービジュアル、場面写真が公開。エリノアが踊る姿が写し出されたポスタービジュアルには「前へ進め」というコピーが添えられている。

作品情報

『ミス・マルクス』

2021年9月上旬からシアター・イメージフォーラム、新宿シネマカリテほか全国で順次公開
監督・脚本:スザンナ・ニッキャレッリ 出演: ロモーラ・ガライ パトリック・ケネディ ジョン・ゴードン・シンクレア フェリシティ・モンタギュー フィリップ・グレーニング 上映時間:107分 配給:ミモザフィルムズ
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