ロバート・エガース監督の映画『ライトハウス』の劇場販売用パンフレットに、伊藤潤二によるあらすじ漫画が掲載されることがわかった。
『第72回カンヌ国際映画祭』国際映画批評家連盟賞を受賞した同作は、A24が製作を務めたスリラー映画。物語の舞台は1890年代のニューイングランドの孤島。灯台と島の管理を任されたベテランの灯台守トーマス・ウェイクと未経験の灯台守イーフレイム・ウィンズローは、そりが合わずに初日から衝突を繰り返していたが、嵐の影響で島に閉じ込められてしまうというあらすじだ。トーマス・ウェイク役にウィレム・デフォー、イーフレイム・ウィンズロー役にロバート・パティンソンがキャスティング。7月9日から公開される。
劇場販売用パンフレットは7月9日から上映劇場で販売開始。今回の発表とあわせて、あらすじ漫画の冒頭部分2ページと伊藤潤二のコメントが公開された。
伊藤潤二のコメント
映画「ライトハウス」は特に白黒の画面のコントラストと、陰鬱な雰囲気が印象的でした。
謎めいた灯台の島に、いわくありげな2人の灯台守が赴任しますが、上下関係がある中での歪なやり取りやお互いの微妙な表情、そして何より映画の画面を支配する、強烈な光と影を再現したいと思いました。
- 作品情報
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『ライトハウス』
2021年7月9日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開監督:ロバート・エガース 脚本:ロバート・エガース、マックス・エガース 出演: ウィレム・デフォー ロバート・パティンソン 上映時間:109分 配給:トランスフォーマー

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