展覧会『日本のパッケージ 縄文と弥生のデザイン遺伝子-複雑とシンプル』が8月7日から東京・江戸川橋の印刷博物館 P&Pギャラリーで開催される。
同展では、新商品やロングセラー商品、風呂敷、のし袋など身の回りにある多様な日本のパッケージデザインの起源を、縄文と弥生の土器のデザインとし、「美(うつくしい)」「愛(かわいい)」「用(つかう)」「欲(シズル)」「象(シンボル)」という5つのテーマに沿って、現代のパッケージ約140点のデザインから日本のパッケージデザインを考察。
「美(うつくしい)」では独自の美意識が際立ち商品やブランドの世界観となっているものとして26点、「愛(かわいい)」では親しみや愛着、幸福感を与え、強い好感や所有欲を喚起するものとして24点、「用(つかう)」では機能性、実用性を想起させる形状、表現がデザインの要になっているものとして27点、「欲(シズル)」では商品の素材や特徴を、人間の本能や五感に響くように表現されたものとして約27点、「象(シンボル)」では記号性が強く、企業や商品のストーリー・世界観を担っているものとして39点を展示。コスメデコルテの「AQ MW」や、大塚製薬「ポカリスエット」、サントリー「なっちゃん」、日清食品「カップヌードル」などが並ぶ。
同展は日時指定の事前予約制となる。
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『日本のパッケージ 縄文と弥生のデザイン遺伝子-複雑とシンプル』
2021年8月7日(土)〜10月3日(日) 会場:東京都 江戸川橋 印刷博物館 P&Pギャラリー 時間:10:00〜18:00 休館日:月曜(8月9日、9月20日は開館)、8月10日、9月21日 料金:無料