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アニメ『平家物語』15秒版PV&新ビジュアル到着 古川日出男らのコメントも

『平家物語』ビジュアル ©「平家物語」製作委員会
『平家物語』ビジュアル ©「平家物語」製作委員会

テレビアニメ『平家物語』の15秒版PVと新たなビジュアルが到着した。

9月16日からFODで先行配信され、2022年1月からフジテレビ「+Ultra」ほかで放送される同作は、古川日出男が訳した『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09 平家物語』をもとにした作品。平家一門が栄華を極めようとしていた平安末期を舞台に、亡者が見える目を持つ平重盛が、未来が見える目を持つ琵琶法師の少女びわに「お前たちはじき滅びる」と予言されたことから物語が展開し、日本が貴族社会から武家社会へ変換する15年が描かれる。監督は山田尚子。脚本を吉田玲子、キャラクター原案を高野文子、キャラクターデザインを小島崇史、音楽を牛尾憲輔が担当し、アニメーション制作をサイエンスSARUが手掛ける。

ビジュアルには悠木碧演じるびわの横顔が描かれている。

今回の発表とあわせて古川日出男、吉田玲子、高野文子、牛尾憲輔、小島崇史のコメントと、9月16日に配信リリースされるagraph feat. ANI(スチャダラパー)によるエンディングテーマ“unified perspective (90sec variation)”と牛尾憲輔による『TVアニメ「平家物語」original soundtrack EP』のジャケットが公開。

古川日出男のコメント

日本人の誰もが知るはずの「平家物語」を、ほとんどの人間は誤解していると私は思う。この長大な物語の、全体のほんの何パーセントかの、しかも誇張されたエピソードにしか普段は接することがないと思うから。通読してみれば、そこには「戦争をすることは悲しい。恐ろしい」と訴える感情が充満しているとわかる。「戦死者たちを鎮魂しなければ。あらゆる死者たちを弔わねば」との切実な思いにも満ちている。そして、戦場では主役となる男性たち以外に、そうした現場には立つことの少ない女性たちのドラマも描かれているのだという事実。いったい誰が、「平家物語」の主役は女たちでもあるのだ、と理解したか? 私は「このTVアニメ版は、したぞ」とここに断じる。それも鮮烈にだ。痛烈にだ。原作の「平家物語」が秘めていた決定的なポイントにこのアニメ版は迫っていて、だからこそ視聴する私たちの胸にも迫る。主役のびわは、あなたの琴線を鳴らす。

吉田玲子のコメント

この座組でこのタイトルをやるということに、わくわくしました。山田監督で「平家物語」。
高野文子先生がキャラクター原案(「棒がいっぽん」という短編集はどれだけ読み返したかわかりません)。
そして脚本を書き終えたとき、これは我々の『物語を語ることへの再宣言』なのだと感じました。
栄え滅び、時代は変わり、人は命を終える。ですが、物語は煌めきを保ったまま、生き続ける。
そこに勇気をもらいました。

高野文子のコメント

はじめに重盛さんを描きまして、次に平家の兄弟さんを、歳の若いほうから順に描いていきました。
どの人もハンサムで、わたしのマンガには出てきようのない、素敵な男性ばかりなんですよ。
作業の中程で、監督の絵コンテを見せてもらいました。
両のお目々が離れぎみの、まん丸顔が、用紙のあちこちに描かれていまして、それが「びわちゃん」だとわかった時など、嬉しかったですね。
新鮮な体験をたくさんしました。機会をくださった皆さまに感謝いたします。

牛尾憲輔のコメント

作曲に手を付けるより以前、アニメ「平家物語」はどういう作品なのかずっと考えていました。
多数の登場人物、大きな歴史の流れ、という物語に対峙すると
どこから手を付けていいのか、音楽は何を描けば良いのか、大変苦慮していました。

しかし、この物語は大きな歴史物語以上に、―監督の言をお借りすれば―
“確かに生きた人たちの”、ひとつひとつの物語でありました。
喜び、怒り、哀しみ、笑ったひとりひとりのお話です。
その全てとともにあった音楽であれ、と願っています。

小島崇史のコメント ©「平家物語」製作委員会
小島崇史のコメント ©「平家物語」製作委員会
牛尾憲輔『TVアニメ「平家物語」original soundtrack EP』ジャケット
牛尾憲輔『TVアニメ「平家物語」original soundtrack EP』ジャケット
agraph feat. ANI(スチャダラパー)“unified perspective (90sec variation)”
agraph feat. ANI(スチャダラパー)“unified perspective (90sec variation)”
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