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椎木知仁×古舘佑太郎 悔しさと敬意が入り混じる2人の過去の話

『TOKYO MUSIC ODYSSEY 2018』
テキスト
天野史彬
撮影:小林真梨子 編集:山元翔一
椎木知仁×古舘佑太郎 悔しさと敬意が入り混じる2人の過去の話

6月8日~10日に開催される、東京・渋谷から発信するスペースシャワ―TV主催の音楽とカルチャーの祭典『TOKYO MUSIC ODYSSEY』。このイベントは、ライブ、ワークショップ、トークイベントなど多様なコンテンツを通して、「都市と音楽の未来」を描くことを目的とした都市型フェスティバルです。

そんな『TOKYO MUSIC ODYSSEY』の数あるコンテンツのひとつが、『SHIBUYA STREET PROJECT』。シーンを賑わすミュージシャンと渋谷散歩ロケを敢行し、様々なアーティストの渋谷おすすめスポットを掲載した独自のガイドマップを作成するという企画です。CINRA.NETはそのロケに同行、密着取材を実施しました。

第1回に登場したのは、椎木知仁さん(My Hair is Bad)と古舘佑太郎さん(2)。椎木さんは1992年生まれ、古舘さんは1991年生まれと、同世代のバンドマンである2人。影響を与えあってきたという彼らが街を散歩しながら交わす会話は、お互いの関係性からはじまり、渋谷について、歌詞について、そしてバンドについて……と、とてもディープな内容へと発展していきました。深く深く潜っていくようなバンドマンたちの渋谷散歩、どうぞ楽しんでください。

互いの背中を追いかける同世代のバンドマンが、思い入れの地・渋谷を歩く

今回、渋谷でゆかりの地を回ってくれたのは、ロックバンド「My Hair is Bad」のフロントマン・椎木知仁さんと、ロックバンド「2」のフロントマンで、俳優としても活動する古舘佑太郎さん。そんな彼らが初めて共演したのが、渋谷のライブハウスだったそうです。まずは、2人の関係性から話してもらいました。

左から:椎木知仁(My Hair is Bad)、古舘佑太郎(2) / ロケの模様は『TOKYO MUSIC ODYSSEY』のInstagramでも配信
左から:椎木知仁(My Hair is Bad)、古舘佑太郎(2) / ロケの模様は『TOKYO MUSIC ODYSSEY』のInstagramでも配信(Instagramを開く

古舘:出会い方は不思議だよね。同い歳なんだけど、バンドとしては俺のほうがCDを出したりするのは早かったじゃん。でも、ちょうどMy Hair is Bad(以下、マイヘア)がCDを出しはじめた頃に、俺は前のバンド(The SALOVERS)を活動休止してるんだよね。だから、入れ違いというか。

椎木:そうだよね。俺、渋谷のタワーレコードで初めて買ったCDがフルくん(古舘)のバンドのCDで。同い歳の人がやっているバンドっていう話は地元の上越まで届いていて、それで、東京に出てきたときに初めて買ったんだけど、半端じゃないくらい悔しかったのを覚えてる。こんなに差があるのかと思って。

フルくんのバンドが渋谷CLUB QUATTROでやったワンマンライブがDVDになってるじゃない? 俺、地元で居酒屋のバイトが終わったあと、午前3時に缶ビール飲みながらそれを見て、悔しくなってブログに愚痴を書いてた(笑)。

左から:椎木知仁、古舘佑太郎

古舘:ははは(笑)。でも、そのときのパワーが今につながっているわけでしょ? 恐ろしいよなぁ。

椎木:うん、マイヘアが初めて渋谷QUATTROでワンマンやったとき、「よかった!」ってすげぇ思った。ホッとしたなぁ(笑)。

古舘:俺は前のバンドを休止して、「出し切った。もうバンドはやめよう」って思っていたところで椎木くんと初めて会って。俺たちのことを好きだったって言ってくれている椎木くんが、めっちゃかっこいい音楽を鳴らしながらドンドン上にいく様を見て、すごく影響されたんだよね。

普通、前を向いているときに人は誰かに背中を押されると思うんだけど、俺にとっての椎木くんは、焼け野原になったあとに登場した人だった。椎木くんの存在は、今、自分がもう一度バンドをはじめたことにもつながっている気がするんだよね。今、俺は椎木くんの背中を追いかけている立場だから。

左から:椎木知仁、古舘佑太郎

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プロジェクト情報

『SHIBUYA STREET PROJECT』

渋谷のストリートスナップ、日々変わっていく渋谷の風景をキャプチャーしながら、東京ローカルの遊び場や東京で活躍するアーティスト、クリエイターが旬な渋谷の音楽&カルチャー情報を発信。スクランブル交差点だけじゃない、観光ガイドには載らない渋谷の面白ポイントをチェック!

イベント情報

『TOKYO MUSIC ODYSSEY 2018』

『TOKYO MUSIC ODYSSEY』とは、「都市と音楽の未来」をテーマに、スペースシャワ―TVが6/8(金)~10(日)に東京、渋谷から発信する音楽とカルチャーの祭典。Shibuya WWW/X/βやGALLERY X BY PARCOを拠点に時代を創るアーティスト、クリエイターと、この街に集まる多種多様な人々が出会い、共に未来を描く、都市型フェスティバルです。

プロフィール

My Hair is Bad
My Hair is Bad(まい へあー いず ばっど)

新潟県上越市出身・在住のロックバンド。メンバーは椎木知仁(Gt,Vo)、山本大樹(Ba,Cho)、山田淳(Dr)の3名。地元・新潟のライヴハウスを中心に活動を重ね、2013年2月にミニアルバム『昨日になりたくて』でデビュー。若者の日常を綴った赤裸々な歌詞を乗せたギターロックサウンドが高く評価される。2014年には1stフルアルバム『narimi』とともに着実にキャリアを重ねる。2016年の3rdシングル「時代をあつめて」でメジャーへ進出。同年10月、メジャー1stアルバム『woman's』を発表。2017年11月に3rdアルバム『mothers』をリリース。2018年3月、日本武道館公演を2デイズ開催。

2
2(つー)

古舘佑太郎(Vo,Gt)、加藤綾太(Gt)、赤坂真之介(Ba)、yucco(Dr)の4人からなるロックバンド。2017年、古舘(ex.The SALOVERS)と加藤を中心に結成。同年10月に1stアルバム『VIRGIN』を発表。直後に全5か所のリリースツアーを開催。2018年2月には東京、大阪で初のワンマンライヴ『GO 2 THE NEW WORLD』を行ない、盛況に終える。2018年4月に2ndアルバム『GO 2 THE NEW WORLD』をリリース。

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