特集 PR

向井秀徳、呂布カルマ、imaiら、強烈な個性がしのぎを削った

『TOKYO MUSIC ODYSSEY 2018』
テキスト
天野史彬
編集:山元翔一
向井秀徳、呂布カルマ、imaiら、強烈な個性がしのぎを削った

「SCRAMBLE=ごちゃ混ぜ」と渋谷について

東京、渋谷駅のすぐそばに、大きなスクランブル交差点がある。そこは日本最大規模のスクランブル交差点で、ひとたび信号が青に変われば、とてつもない数の人々が往来する。生まれた場所も、性別も、星座も違う、毎日なにをして暮らしているのか、どこから来て、どこへ向かうのか、そういうことを全く知りえない者同士が、一気にすれ違うのだ。向かう方向も、歩くスピードもそれぞれ違うから、すんなりと歩くのは難しい。だが、お互いぶつからないように、気を遣いながら歩いていく。

「SCRAMBLE」には「ごちゃ混ぜ」という意味がある。日々、一体どれほどの人生が、あの「ごちゃ混ぜ」な場所ですれ違うのだろう――なんてことを考えると途方に暮れてしまうが、そんなことを考えるのは、少し楽しくもある。

魅力的かつ挑戦的なクロスオーバーに込められた想い

去る6月9日、10日の2日間、そんな渋谷スクランブル交差点にちなんで、『SCRAMBLE』と名づけられたイベントが開催された。これは「都市の音楽と未来」をテーマに、渋谷を舞台に開催された音楽フェスティバル『TOKYO MUSIC ODYSSEY』のコンテンツのひとつ。

舞台となったのは、ライブハウス・渋谷WWW(以下、WWW)と、WWWの地下のラウンジスペースを新装する形で2017年8月にオープンしたWWW β。2日間にわたり、2会場を使って行われたこのイベントは、『SCRAMBLE 1』『SCRAMBLE 2』『SCRAMBLE 3』というそれぞれカラーの違う3回にわけて開催された。

それぞれの回の詳細については、魅力的かつ挑戦的な名前が並んだ出演者リストを見てもらったほうが、話は早いだろう。

『SCRAMBLE』ビジュアル
『SCRAMBLE』ビジュアル

ヒップホップ、ロック、クラブミュージックなど、ジャンルも世代もバラバラな、カオティックなメンツが集まった『SCRAMBLE 1』、9日深夜からのオールナイトイベントということもあって、DJもバンドもありつつ、「夜」を感じさせるメンツが集まった『SCRAMBLE 2』、そしてバンドを主軸に、日本各地から個性豊かなメンツが集まった『SCRAMBLE 3』。

ブッキングを担当したのは、本イベントの主催であるスペースシャワーTVの串田匠、WWWのブッキング担当である本田琢也、そして、渋谷の古着屋「BOY」の奥冨直人。「EYESCREAM.JP」に掲載された3名の鼎談記事(『SCRAMBLE』直前!オーガナイザーによる真向放談)によれば、この『SCRAMBLE』のブッキングをするにあたって念頭にあったのは、かつての『RAW LIFE』や『METAMORPHOSE』のような、オーディエンスにとって特定のアーティスト「だけ」が目的となるのではない、様々なジャンルがクロスオーバーしたイベントだったという。

向井秀徳アコースティック&エレクトリック
向井秀徳アコースティック&エレクトリック

呂布カルマ
呂布カルマ

国府達矢
国府達矢

imai
imai

向井秀徳や呂布カルマら、我が身ひとつの強烈なアクトがぶつかり合う

私が実際に現地に行ったのは、6月9日の夜に開催された『SCRAMBLE 1』。会場に着くなり、すでにWWWではshobbieconzが、WWW βでは矢車が、それぞれのフロアをじんわりと温めていた。

shobbieconz
shobbieconz

矢車
矢車

WWWでトップを飾った名古屋出身のラッパーCampanellaは、shobbieconzが鳴らすビートをバックに、「隣の兄ちゃん」感溢れる親しみやすいキャラクターと、芯の通ったラップでフロアを魅了。

Campanella
Campanella

続いて登場した向井秀徳アコースティック&エレクトリックは、抒情的で、それでいてヒリヒリとするような弾き語りで、音と言葉をフロアに鋭く突き刺す。一発一発が強烈なストローク、そして1曲歌うたびに発せられる「This is向井秀徳」という言葉に宿るグルーヴ感に痺れる。

向井秀徳アコースティック&エレクトリック
向井秀徳アコースティック&エレクトリック

そして、なんと交通事故に遭い、ズタボロな状態で現れた呂布カルマは、しかしながら、ひとたびラップをはじめれば、そのカリスマティックな存在感でフロアの空気を掌握する。同じく名古屋出身のCampanellaもステージに上がり、コラボでも1曲披露した。

呂布カルマ
呂布カルマ

呂布カルマ feat. Campanella
呂布カルマ feat. Campanella

Page 1
  • 1
  • 2
次へ

イベント情報

『SCRAMBLE』
『SCRAMBLE 1』

2018年6月9日(土)
会場:東京都 渋谷 WWW、WWWβ
出演:
向井秀徳アコースティック&エレクトリック
Campanella
呂布カルマ
国府達矢
imai
YELLOWUHURU
Romy Mats
矢車
料金:前売2,800円 当日3,300円(共にドリンク別)

『SCRAMBLE 2』

2018年6月9日(土)
会場:東京都 渋谷 WWW、WWWβ
出演:
KENTO YAMADA AUDIO VISUAL CRASH
kZm(YENTOWN)
Ryohu from KANDYTOWN(Band Set)
THE THROTTLE
Qiezi Mabo
OKAMOTO REIJI
LISACHRIS
食品まつり a.k.a foodman
SEKITOVA
CYK
料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンク別)

『SCRAMBLE 3』

2018年6月10日(日)
会場:東京都 渋谷 WWW、WWWβ
出演:
jan and naomi
スカート
バレーボウイズ
Homecomings
TENDOUJI
odd eyes
the hatch
uri gagarn
ヤングオオハラ
ゆnovation
butaji
酒井少年
NTsKi
Mom
DAWA
TOMMY
光の森(FOOD)
しのぶ先生の背後霊スケッチ

『TOKYO MUSIC ODYSSEY 2018』

『TOKYO MUSIC ODYSSEY』とは、「都市と音楽の未来」をテーマに、スペースシャワ―TVが東京、渋谷から発信する音楽とカルチャーの祭典。時代を創るアーティスト、クリエイターと、この街に集まる多種多様な人々が出会い、共に未来を描く、都市型フェスティバルです。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

LUMINE ART FAIR - My First collection / Art of New York City

10月12日、13日にルミネ新宿で開催する『LUMINE ART FAIR -My First Collection』のために制作された動画。現地アーティスト2名の言葉と、リアルな空気感とともにNYのアートシーンを紹介している。「NY、かっこいい!」という気持ちがムクムク膨れ上がってくるはずだし、アートに触れるきっかけはそれくらいがちょうどいいと思う。(石澤)

  1. 忘却の時代に生まれた明暗。『スター・ウォーズ』と『この世界の片隅に』 1

    忘却の時代に生まれた明暗。『スター・ウォーズ』と『この世界の片隅に』

  2. 『PEANUTS』生誕70周年記念、郵便局限定『スヌーピー』グッズ&切手セット 2

    『PEANUTS』生誕70周年記念、郵便局限定『スヌーピー』グッズ&切手セット

  3. 森七菜インタビュー 巨匠たちを惹きつける純粋さ、聡明さ、心の穴 3

    森七菜インタビュー 巨匠たちを惹きつける純粋さ、聡明さ、心の穴

  4. 中山美穂が新境地 『連続ドラマW 彼らを見ればわかること』第2話紹介 4

    中山美穂が新境地 『連続ドラマW 彼らを見ればわかること』第2話紹介

  5. Chara+YUKIのミニAL『echo』に大沢伸一、Seiho、mabanua、TENDREらコメント 5

    Chara+YUKIのミニAL『echo』に大沢伸一、Seiho、mabanua、TENDREらコメント

  6. 『クロちゃんのモンスターパーク』池袋PARCOで開催、「体毛研究室」初登場 6

    『クロちゃんのモンスターパーク』池袋PARCOで開催、「体毛研究室」初登場

  7. Awesome City Clubが語る、脱退・移籍をバネに大脱皮&飛翔 7

    Awesome City Clubが語る、脱退・移籍をバネに大脱皮&飛翔

  8. 『たなかみさき個展 あ~ん スケベスケベスケベ!!』熊本、広島、渋谷で開催 8

    『たなかみさき個展 あ~ん スケベスケベスケベ!!』熊本、広島、渋谷で開催

  9. 波瑠と成田凌が制服姿 遊川和彦監督『弥生、三月』予告編&ポスター 9

    波瑠と成田凌が制服姿 遊川和彦監督『弥生、三月』予告編&ポスター

  10. 菊池亜希子が渋谷PARCOでお買い物。買う事は、作り手を支える事 10

    菊池亜希子が渋谷PARCOでお買い物。買う事は、作り手を支える事