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ZEN-LA-ROCK×NONCHELEEE 北九州市に恩返しグッズ制作レポ

北九州市
インタビュー・テキスト
山瀬まゆみ
イラスト:NONCHELEEE 撮影:鈴木渉 編集:木村直大
ZEN-LA-ROCK×NONCHELEEE 北九州市に恩返しグッズ制作レポ

北九州は小倉。2018年7月、ラッパーのZEN-LA-ROCKとイラストレーターのNONCHELEEEがこの街を訪れた。

2人が巡った小倉は、実に様々な魅力に溢れていた。「北九州の台所」と呼ばれ親しまれている旦過市場は、美味しくてユニークな食文化を発信しているし、酒屋でそのままお酒が飲めるという「角打ち」もこの街から生まれた。ノイズミュージックに強いライブハウスや、アジアとも太く繋がっているギャラリーなどのカルチャースポットも充実しており、それぞれはコミュニティとして根付いている。これらの様子は既に公開されているレポート記事に詳しいので、ぜひご覧いただきたい。(ZEN-LA-ROCK × NONCHELEEEがDIGる、北九州市にしかない魅力)。

掘れば掘るほど出てくる、ディープな北九州文化からインスピレーションを得たZEN-LA-ROCKとNONCHELEEEは、興奮冷めやらぬうちに、その体験を元にしたグッズを制作することに。NONCHELEEEのイラストと、ZEN-LA-ROCKが手がけるアパレルブランド「NEMES(ネメス)」のコラボレーションによる小倉のご当地キャップとTシャツである。

ディープな小倉での体験が落とし込まれたアイテムの制作過程、その想いについてZEN-LA-ROCKには制作場所である自宅で、NONCHELEEEにはメールで話を訊いた。

僕ららしいアウトプットの仕方を考えたときに、曲というよりは物の方が表現できることがあるのかなって思ったんです。(ZEN-LA-ROCK)

完成したグッズを前に、ZEN-LA-ROCKは今回のプロジェクトの経緯を語った。

ZEN-LA-ROCK
ZEN-LA-ROCK

ZEN-LA-ROCK:最初は2人とも音楽をやっていることもあって、小倉の体験を曲にしよう! って話も出たんですけど、なんとなくそういうのは、もうやり尽くされている感じがあったんですよね。そこで僕ららしいアウトプットの仕方を考えたときに、曲というよりは物の方が表現できることがあるのかなって思ったんです。

北九州市の体験を元にZEN-LA-ROCKとNONCHELEEEが制作したキャップ。入手方法は「ふるさとチョイス」にて
北九州市の体験を元にZEN-LA-ROCKとNONCHELEEEが制作したキャップ。入手方法は「ふるさとチョイス」にて(検索結果 nemes | ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス]

北九州の体験を元にZEN-LA-ROCKとNONCHELEEEが制作したTシャツ。入手方法は「ふるさとチョイス」にて
北九州の体験を元にZEN-LA-ROCKとNONCHELEEEが制作したTシャツ。入手方法は「ふるさとチョイス」にて(検索結果 nemes | ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス]

自身のブランドを始めてほぼ10年。何百個ものキャップを手がけてきたZEN-LA-ROCKに加え、様々な分野のイラストを手がけ、仲間たちと運営するクリエイティブスタジオ「ON AIR」ではTシャツも販売しているNONCHELEEEが組んだプロジェクトと聞けば、キャップにTシャツというアイテムはある意味で必然的なチョイスだとも言える。

Tシャツを着るZEN-LA-ROCK。フロントには鯖缶のイラストと小倉の文字、バックには角打ちのイラストがプリントされている
Tシャツを着るZEN-LA-ROCK。フロントには鯖缶のイラストと小倉の文字、バックには角打ちのイラストがプリントされている

Tシャツに描かれているのは、彼らが小倉で訪れた「平尾酒店」という角打ちの1コマ。ガヤガヤと男女混ざって細いカウンターをみんなが囲む。今回この場面を選んだ理由として、NONCHELEEEはこう語る。

NONCHELEEEが平尾酒店からインスパイアされ描いた角打ちのイラスト
NONCHELEEEが平尾酒店からインスパイアされ描いた角打ちのイラスト

NONCHELEEE:平尾酒店は、すごく品の良いパーマのおかあさんがやっていてしびれました! そこで出てきた、ただの鯖の缶詰なんですが、ふわっと力の抜けた「とろけるように美味しいんですよ」というレコメンドの一言と共に、美しいオペレーションで温められて皿に盛られた鯖のとろけ具合は忘れられません!

平尾酒店で提供された「とろけるように美味しい」鯖缶のおつまみ 撮影:勝村祐紀
平尾酒店で提供された「とろけるように美味しい」鯖缶のおつまみ 撮影:勝村祐紀

NONCHELEEEによる鯖缶のイラスト
NONCHELEEEによる鯖缶のイラスト

よくよく見ると、カウンターの中には平尾酒店の女将さんと妹さんであろう艶っぽい女性が2人。カウンターには例の鯖缶が並んでいる。NONCHLEEE曰く、パンチパーマも作品のポイントらしい。

NONCHELEEE:実は北九州ってパンチパーマ発祥の地らしいんですけど、発祥の地だという理髪店の前をたまたま通りがかったんです。そのお店の壁に書いてあった「パンチパーマが進化し親近化しています」というフレーズが忘れられません!

たしかに、人物の髪型はほとんどがパンチパーマだ。平尾酒店だけでなく、小倉の街角で出会った風景にもしっかりとインスピレーションを得ていたNONCHELEEE。「角打ち」と「パンチパーマ」という北九州が生んだ2大カルチャーが詰め込まれたこのイラストは、紛れもなく北九州を表現する作品と言えるだろう。

左から:平尾酒店の女将さんの妹さん、女将さん、ZEN-LA-ROCK、NONCHELEEE / 撮影:勝村祐紀
左から:平尾酒店の女将さんの妹さん、女将さん、ZEN-LA-ROCK、NONCHELEEE / 撮影:勝村祐紀(特集「ZEN-LA-ROCK × NONCHELEEEがDIGる、北九州市にしかない魅力」を読む

ZEN-LA-ROCKも、平尾酒店での思い出を振り返ってこう語った。

ZEN-LA-ROCK:当日は雨の日だったにも関わらず、店内はすごく賑わっていましたね。そこで出会った人に、後日Twitter経由で「曲聴きました」とかメッセージまでもらっちゃったりして。小倉のみなさんの温かい人柄に触れちゃいました。だから、NONCHELEEEが「平尾酒店」の店内のムードと、缶詰をわざわざお皿に盛って電子レンジでチンしてくれるその一手間、優しさを絵にしたのはすごくよくわかりますね。

 

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商品情報

「NONCHELEEE×NEMES 小倉キャップ、小倉Tシャツ」

下記のサイト「ふるさとチョイス」より詳細をご覧ください。尚、返礼品として取り扱いがあるのは、2018年12月31日までです。数量限定品のため、お早めにお申し込みください。

イベント情報

『KitaQフェス』

2018年10月20日(土)~10月21日(日)
会場:東京都 秋葉原 3331Arts Chiyoda

サイト情報

プロフィール

ZEN-LA-ROCK(ぜんらろっく)

a.k.a.の『COMBINATE FUTURE』はニューヨーク伝説のアーティストRAMMELLZEE(ラメルジー)の命名。ラッパーとしては勿論、CAPブランドNEMESの運営、楽曲提供、AbemaMix等でのDJ活動と多岐に渡りROCKしている。自身のレーベル『ALL NUDE INC.』からは現在26タイトルをリリース。まさかのMAGiC BOYZに電撃加入&卒業を経て4枚目のアルバム『HEAVEN』をリリース。2018年夏には鎮座DOPENESS,G.RINAとのグループ『FNCY』を結成し楽曲発表をした。

NONCHELEEE(のんちぇりー)

音楽活動と並行し、2014年にイラスト活動を本格スタート。飲食店や器ブランドなどの看板&商品イラストを多数担当する。タレントの渡辺直美さんがプロデュースするブランド『PUNYUS』のウエアにイラストが採用され話題に。グラフィティアーティスト・KYNEと共同でクリエイティブスタジオ『ON AIR』を立ち上げ、2018年Kazuma Ogata、徳利、Centoを加えた5人で運営。今年4月からLOVE FM(76.1MHz)でONAIRメンバーによるラジオ番組『ON AIR presents HOT』も始まった。

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