特集 PR

ZEN-LA-ROCK × NONCHELEEEがDIGる、北九州市にしかない魅力

北九州市
インタビュー・テキスト
山田祐一郎
撮影:勝村祐紀 編集:木村直大
ZEN-LA-ROCK × NONCHELEEEがDIGる、北九州市にしかない魅力

実は最近、福岡県下では感度高めな人々の間で、北九州市にディープなカルチャーが息づいていることが噂になっている。一般的に福岡県の街と言えば、多くの人が福岡市のことを思い浮かべるだろう。たしかに、福岡市内は面白い。食べものは美味しいし、街には自転車が行き交い、ごみごみしていない。緑も程よくあり、交通インフラが整っていて便利だ。福岡県内にずっと暮らしている僕自身、今もなお大好きな街だ。だが、最近、少しもの足りなさを感じている自分がいる。情報があり過ぎるし、出揃っているのだ。仮に美味しい店を探そうと思えば、ネット記事でも、雑誌でも多々取り上げてあるし、必要な情報を得るためのソースが巷に溢れている。

対比して俄然、際立つのが北九州市の存在。空港、JRでのアクセスは良好で、小倉を中心にその界隈に街が広がり、都市としての充実ぶりに目を見張るものがある。それなのに、僕はずっと小倉の良質な情報に触れてきていない。そのソースがなかったからだ。

今回、東京在住のZEN-LA-ROCKと福岡市在住のNONCHELEEEが北九州市にやって来たのも、そんなヤバい気配が立ち込めているこの街の魅力を堪能することが目的である。ZEN-LA-ROCKはラッパーであるとともに、アパレルブランド「NEMES(ネメス)」を手掛け、最近ではG.RINA、鎮座DOPENESSらと共に結成した新ユニット「FNCY(ファンシー)」も話題を集めている。一方で、NONCHELEEEもイラストレーターであり、グラフィティアーティスト・KYNEと共同でクリエイティブスタジオ「ON AIR」を立ち上げ、2018年Kazuma Ogata、徳利、Centoを加えた5人で運営。今年4月から地元FM局でON AIRメンバーによるラジオ番組も始まった。お互いに活動のフィールドは広く、マルチな活躍を続けている。

そんな2人の目に、はたして北九州市の今はどのように映ったのだろうか。このテキストと写真たちは、その旅の記録である。

「『掘れば掘るほどある』街だった。小倉の街はどこまでも深いという実感が、今、しっかり残ってる」(ZEN-LA-ROCK)

ふうっと吐き出した煙の白色は何かに染まることなく空間の中へと静かに消えていった。

ZEN-LA-ROCK:北九州、濃かったなあ。

NONOCHELEEE:こんなに名所だらけで、しかも福岡市から近いって知ってたら、もっと早く来ておきたかったですよ。

ポツリと呟いた言葉に、同意を返すもう1つの声。ZEN-LA-ROCKとNONCHELEEEは、北九州市の老舗カフェ「CAFE DE FAN FAN」で濃密な2日間を振り返っていた。

昭和の純喫茶然としたCAFE DE FAN FANで2日間の旅を総括(左から:NONCHELEEE、ZEN-LA-ROCK)
昭和の純喫茶然としたCAFE DE FAN FANで2日間の旅を総括(左から:NONCHELEEE、ZEN-LA-ROCK)

NONCHELEEEはジャケットへのイラスト提供やアートワーク協力など、ZEN-LA-ROCKの作品において度々、共演していた。出会いは2014年。福岡にツアーでやって来たZEN-LA-ROCKに、以前からファンだったというNONCHELEEEがライブ会場へと会いに来たことをきっかけに、交遊関係がスタートする。

知己の2人が北九州は小倉駅に降り立つ。この後、2日間にわたり、ドープな体験が待ち受けることになる
知己の2人が北九州は小倉駅に降り立つ。この後、2日間にわたり、ドープな体験が待ち受けることになる

ZEN-LA-ROCK:北九州って、これまでライブで3回来たくらい。ライブが終わって、お酒飲んで、翌朝には次の目的地に向かうという感じで、全くこの街について知らないって感じだったね。

NONOCHELEEE:僕もです。こうしてどっぷり過ごしたのは初めてですね。

左から:NONCHELEEE、ZEN-LA-ROCK

ZEN-LA-ROCK:ここは「掘れば掘るほどある」街だった。たった2日の滞在だったけど、小倉の街はどこまでも深いという実感が、今、しっかり残ってる。

ZEN-LA-ROCKはそう言うと、溶けた氷で少し薄くなったアイスコーヒーをごくりと飲み干した。

Page 1
次へ

サイト情報

リリース情報

FNCY『AOI夜』
FNCY
『AOI夜』

2018年7月13日(木)配信リリース

イベント情報

『Singing Pictures』
『Singing Pictures』

2018年8月10日(金)~9月8日(土)
会場:韓国 ソウル Whistle Gallery

プロフィール

ZEN-LA-ROCK(ぜんらろっく)

a.k.a.の『COMBINATE FUTURE』はニューヨーク伝説のアーティストRAMMELLZEE(ラメルジー)の命名。ラッパーとしては勿論、CAPブランドNEMESの運営、楽曲提供、AbemaMix等でのDJ活動と多岐に渡りROCKしている。自身のレーベル『ALL NUDE INC.』からは現在26タイトルをリリース。まさかのMAGiC BOYZに電撃加入&卒業を経て4枚目のアルバム『HEAVEN』をリリース。2018年夏には鎮座DOPENESS,G.RINAとのグループ『FNCY』を結成し楽曲発表をした。

NONCHELEEE(のんちぇりー)

音楽活動と並行し、2014年にイラスト活動を本格スタート。飲食店や器ブランドなどの看板&商品イラストを多数担当する。タレントの渡辺直美さんがプロデュースするブランド『PUNYUS』のウエアにイラストが採用され話題に。グラフィティアーティスト・KYNEと共同でクリエイティブスタジオ『ON AIR』を立ち上げ、2018年Kazuma Ogata、徳利、Centoを加えた5人で運営。今年4月からLOVE FM(76.1MHz)でONAIRメンバーによるラジオ番組『ON AIR presents HOT』も始まった。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

LUMINE ART FAIR - My First collection / Art of New York City

10月12日、13日にルミネ新宿で開催する『LUMINE ART FAIR -My First Collection』のために制作された動画。現地アーティスト2名の言葉と、リアルな空気感とともにNYのアートシーンを紹介している。「NY、かっこいい!」という気持ちがムクムク膨れ上がってくるはずだし、アートに触れるきっかけはそれくらいがちょうどいいと思う。(石澤)

  1. ドラマ『まだ結婚できない男』。新キャスト迎えて13年後を描く 1

    ドラマ『まだ結婚できない男』。新キャスト迎えて13年後を描く

  2. 中山美穂がダンサーに恋 松尾スズキ監督・脚本・主演『108』本編映像公開 2

    中山美穂がダンサーに恋 松尾スズキ監督・脚本・主演『108』本編映像公開

  3. セクゾ中島健人&菊池風磨が「ガルボ」のキニナル食感を70種の表情で表現 3

    セクゾ中島健人&菊池風磨が「ガルボ」のキニナル食感を70種の表情で表現

  4. 『全感覚祭』が10月13日に渋谷複数会場で急遽開催、千葉会場中止を受け 4

    『全感覚祭』が10月13日に渋谷複数会場で急遽開催、千葉会場中止を受け

  5. 宮藤官九郎の新作舞台『もうがまんできない』に阿部サダヲ、松尾スズキら 5

    宮藤官九郎の新作舞台『もうがまんできない』に阿部サダヲ、松尾スズキら

  6. フレデリックの表現がユニークな理由 双子の関係と想像力に秘密が 6

    フレデリックの表現がユニークな理由 双子の関係と想像力に秘密が

  7. 『水曜どうでしょう』漫画化、『週刊少年チャンピオン』で連載 7

    『水曜どうでしょう』漫画化、『週刊少年チャンピオン』で連載

  8. 宮沢氷魚と藤原季節が額をくっつける、今泉力哉『his』ポスター&場面写真 8

    宮沢氷魚と藤原季節が額をくっつける、今泉力哉『his』ポスター&場面写真

  9. 細野晴臣『NO SMOKING』特別映像公開 坂本龍一、高橋幸宏、星野源ら登場 9

    細野晴臣『NO SMOKING』特別映像公開 坂本龍一、高橋幸宏、星野源ら登場

  10. 小沢健二の新アルバム『So kakkoii 宇宙』11月発表、新曲配信&ライブも 10

    小沢健二の新アルバム『So kakkoii 宇宙』11月発表、新曲配信&ライブも