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新境地へ LITEインタビュー

新境地へ LITEインタビューをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 新境地へ LITEインタビューをlivedoorクリップに追加 新境地へ LITEインタビューをlivedoorクリップに追加 (2010/07/05)

日本のインスト・ロックにおけるトップランナーの一組、LITEが新作『Illuminate』を発表する。本作のプロデュース/エンジニアを担当したのは、ポストロック/音響派の第一人者であるシカゴの巨匠ジョン・マッケンタイア。彼のSOMA STUDIOで録音された本作は、プログレッシヴでソリッドなLITEらしさを残しつつも、楽曲の構成・楽器の音色共に見事に洗練された素晴らしい仕上がりになっている。彼らが本作に辿り着いたのは、ジャンルに埋没する事を良しとしない強靭なクリエイティヴィティと、国内外を問わず「繋がり」を大事にしてきた姿勢が背景にあってこそ。『Illuminate』というタイトル通り、彼らの活動は今後ますます日本のバンドの行く先を照らす光となるだろう。ギターの武田とベースの井澤に話しを聞いた。

(インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作)

PROFILE

LITE
2003年結成、4人組インストロックバンド。2005年に1stミニアルバム『LITE』、2006 年に1stアルバム『filmlets』をリリースし、独自のプログレッシブで鋭角的なリフや リズムからなる、エモーショナルでスリリングな楽曲は瞬く間に話題となり、国内で 注目を集め始める。2007年には『FUJI ROCK FESTIVAL 07』への出演や、 2度目のヨーロッパツアーを行う。2008年5月に2ndアルバム『Phantasia』をリリース(日本・EU)し、国内外の大型フェスへの出演や、3度目のヨーロッパツアーを行う。2009年には『SUMMER SONIC 09』に出演を果たすなど、認知、人気共に急上昇中のLITE。 近年盛り上がりを見せているインスト界の中でも、最も注目すべき存在のひとつである。
LITEオフィシャルサイト
MySpace LITE

突き抜けたことをやりたいと思ってインストっていう道を選んだんですけど、枠にはまっちゃってるのかなって思ったときに、面白くないなと思って。

―前作『Turns Red EP』と今回の『Illuminate』は、どちらも変化に対する欲求が明確に表れている作品だと思います。なので、まずはその欲求がいつ頃から出てきたのかを教えてください。

武田:『Phantasia』っていうアルバムを2年ぐらい前に出したんですけど、4人で音を詰め込むだけ詰め込んだような作品で、「これ以上詰め込むのは方向性的にどうなんだろう?」っていうのがあったり、あとはジャンルに属してる音だなって思ったんですよね。ポストロックとか…

―マスロックとか。

新境地へ LITEインタビュー
武田

武田:そういうシーンの音だなって客観的に聴いても思ったんです。突き抜けたことをやりたいと思ってインストっていう道を選んだんですけど、枠にはまっちゃってるのかなって思ったときに、面白くないなと思って。それで歌を入れてみようとか色々アイデアが出たんですけど、その中でシンセを使ってみて、同じフレーズでもシンセで弾いたらまったく別のものになるっていうのに面白さを感じて。


―今振り返ると前作『Turns Red EP』はどんな作品だったと思いますか?

武田:自分らの中で色々ルールをぶっ壊せた作品ですね。ただ音楽的な面で言えば、シンセを使って曲を作るってこと自体やったことがなかったのもあって、まだもっとやれたって部分はあるんですけど、なんか爆発できたなって印象は持ってます。


(ジョン・マッケンタイアは)かなりシンプルな人なんですよ。

―では今回ジョン・マッケンタイアにプロデュースを依頼した経緯を教えてください。

武田:新作を『Turns Red EP』の方向性で作っていこうと考えときに、バンドサウンドの中でのシンセの位置をわかってくれるエンジニアに録ってもらいたいと思って。そういう意味で、トータスなどをやってるジョン・マッケンタイアはバッチリな人選だし、もともとすごいファンだったので。

井澤:『Turns Red EP』をJ・ロビンスっていうアメリカのエンジニアとやったのがきっかけで、アメリカでも制作できるって気づけたところもあったんで。

―コンタクトは直接メールを送って?

武田:そうですね。J・ロビンスもそうだったんですけど、意外と垣根がなくて。個人でやってる人たちなんで、コンタクト取れば予定合わせて受けてくれるんです。日本のエンジニアと変わらないですね。値段も現実的な値段なんですよ。

―「ジョンの持ってるこの部分が欲しい」っていう明確なヴィジョンがあったんですか? それとも、「まずはジョンとやってみよう」っていう感じでした?

武田:「これだったらヴィンテージのシンセでやった方がいい」とか、パンニングのアイデアとか、そういうの欲しいと思ってたんですけど、一緒にやってみたらかなりシンプルな人なんですよ。録り音は生で鳴ってる音を録るって感じで、すごい純粋なものが録れたと思います。



2/3ページ:何もない自由だとどこに行っていいのかわからない、ある程度制限がある中の自由が心地いいなって。

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