会田誠が参加者とダンボールで顔を作る、公開制作・ワークショップ『顔』が熊本市現代美術館で開催

現代美術作家、会田誠による公開制作・ワークショップ『顔』が、熊本市現代美術館で2月28日（土）から3月15日（日）まで開催される。このワークショップは会田誠が審査員を務める『第20回熊本市民美術展　熊本アートパレード』の特別イベントとして行われるもので、会田誠と参加者が一緒になって、ダンボールを素材に1人1つの「顔」を作る。

会田誠は、1965年新潟市生まれ。1993年にグループ展『フォーチューンズ』（レントゲン藝術研究所）で芸術家としてデビュー。ミヅマアートギャラリーでの個展を中心に、2006年にはシンガポール・ビエンナーレに参加、2007年には『アートで候。会田誠・山口晃展』（上野の森美術館）を開催するなど、国内外問わず活躍の場を広げている。表現手法は、絵画、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、漫画など多岐にわたり、その鮮烈なアイデアと卓越した技術は、観る者に衝撃を与えている。

今回のワークショップは会田が、東京・名古屋・京都などの美術大学で実施している壮大な立体作品を作るという共同制作の一環として開催される。参加者と制作した作品は会期終了後、作家個人の倉庫に保管され、最終的に会田誠の巨大作品“Monument for Nothing II”の一部となるという。

期間中は、会田による講演会も開催。参加費無料で予約・申込不要となっている。

（投稿：天沢もとき）

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