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年間35万頭処分されるペット達の現実、日本に暮らす犬猫と人間の現在を描く『犬と猫と人間と』

現状を憂えた1人のおばあさん・稲葉恵子さんと、ドキュメンタリーの映画監督・飯田基晴との出会いから始まった映画『犬と猫と人間と』が、10月10日から公開される。

ペット産業の隆盛にともなって、日本ではペットを飼う人が年々増えてきている。しかしその陰で、殺処分されていく犬猫も数を増し、その数は年間で35万3,098頭(2006年度)、1日あたり967頭にも上る。飯田監督のカメラは、行政施設の犬猫処分の現状など、目をそらしたくなるようなペット大国・日本の姿を浮き彫りにしてゆく。

その一方で動物を必死に救おうとする人々も作品内に登場する。人間の都合で猫たちの生殖能力を奪うことにジレンマを覚えながらも、野良猫の避妊去勢手術を続ける獣医たち。多摩川沿いの野良猫たちを長年写真に収め、世話を続ける夫婦。自分のお年玉をつぎ込み、捨てられた子犬を世話する小学生たちなど、年代や職業は違えども、動物を愛する人々がそこに存在する。

女優の根岸季衣が本映画に「痛い辛い、でもジンと胸に沁みて、思わず微笑んで....素直で優しい創り手の視線に導かれて、前向きになれる映画です」とのコメントを寄せているとおり、観たあとに必ず何らかの思いが残る映画だ。

『犬と猫と人間と』

2009年10月10日(土)より、渋谷ユーロスペースにてロードショー 他、全国順次公開
企画:稲葉恵子
監督:飯田基晴
製作:映像グループ ローポジション
配給:東風
助成:芸術文化振興基金

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