会田誠が自身史上最多の描写量に挑む直球勝負の展覧会、会田誠展『絵バカ』
美術家・会田誠の個展『絵バカ』が、5月6日から東京・市ヶ谷のMizuma Art Galleryで開催される。
今回の個展で発表される『灰色の山』は、会田が昨年夏から北京に滞在し制作した横幅7メートルにも及ぶ大作。OA機器と絡み合いながら山積みになったサラリーマンの死体が描かれ、会田の作品史上最多の描写量になるという。同作は、女性の裸体だけを描いた『ジューサーミキサー』など過去の作品とも関連しており、大量のゼロ戦がマンハッタンの上空を行き交う会田の代表作『紐育空爆之図』などの系譜ともいえるだろう。
また同展で会田は、日本の美術大学そのものを題材とした「笑撃作」にも挑むという。2005年に作り上げた映像作品『日本に潜伏中のビン・ラディンと名乗る男からのビデオ(2005)』などでおバカビデオには定評のある会田だけに、どのような仕上がりになるのか期待が膨らむ。
なお、展覧会名の『絵バカ』とは、平井堅のアルバム『歌バカ』のパクリであり、会田はこのタイトルに「日本の美術大学、しかも油絵科出身という「負の出自」を自ら背負い込む覚悟」を込め、新作油彩画と新作ビデオに表現している。
『絵バカ』について会田は「展覧会名通り本当に僕が絵を描く行為にぞっこんなのか、それとも僕が描いたものがバカ絵なのか、それとも単に僕が絵をバカにしているのか…その辺も含めて楽しんでいただける絵画展になるでしょう。」とコメントしている。
会田誠展
『絵バカ』
2010年5月6日(水)〜6月5日(土)
会場:Mizuma Art Gallery(東京・市ヶ谷)
時間:11:00〜19:00
休館日:日曜、月曜、祝日
(画像上:会田誠 展 「絵バカ」© AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery、画像下:灰色の山(部分・制作中) 2009-2010 キャンバス、アクリル絵具 300×700cm © AIDA Makoto Courtesy Mizuma Art Gallery)
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