NHKドラマが異例の劇場公開、阪神大震災から15年目を描いた『その街のこども 劇場版』

ドラマとして放送され、膨大な反響から異例の劇場公開に至った映画『その街のこども 劇場版』が、1月15日より東京都写真美術館ホール、池袋シネマ・ロサほか全国で公開される。

こどもの頃に震災を体験し、現在は東京で暮らす勇治と美夏。「震災のつどい」が行われる前日に偶然知り合った2人は、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。心の傷と向き合うため「震災のつどい」に参加すると決めていた美夏と、出張の途中でなんとなく神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。復興を遂げた神戸の街を背に、2人の思いが不器用に溢れだそうとしていた。

本作の元となったのは、阪神淡路大震災からちょうど15年目にあたる2010年1月17日にNHKで放送されたドラマ『その街のこども』。実際に震災を体験している森山未來と佐藤江梨子の切なくリアルな演技に加え、渡辺あや(『ジョゼと虎と魚たち』)による心の傷を抱えたまま生きる若者たちを優しい眼差しで描いた脚本は、放送後に大きな感動の声を呼び、NHKの制作したドラマとして前代未聞の全国公開が決定。新たな映像を追加した再編集版での上映が実現した。

関西地区では、11月20日よりシネ・リーブル神戸、シネ・リーブル梅田ほかで先行ロードショーが行われる。

『その街のこども 劇場版』

2010年11月20日よりシネ・リーブル神戸、シネ・リーブル梅田ほか関西先行ロードショー
2011年1月15日より東京都写真美術館ホール、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー

監督:井上剛
脚本:渡辺あや
音楽:大友良英
出演:
森山未來
佐藤江梨子
津田寛治
配給:トランスフォーマー

(画像:©2010NHK)

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