宇多田ヒカルが母・藤圭子の死去についてのコメントを、本日8月26日にオフィシャルサイトで発表した。
同サイトでは、藤圭子が8月22日に自ら命を断ったことについて「母が長年の苦しみから解放されたことを願う反面、彼女の最後の行為は、あまりに悲しく、後悔の念が募るばかりです」と胸中が明かされている。
また、「彼女はとても長い間、精神の病に苦しめられていました。その性質上、本人の意志で治療を受けることは非常に難しく、家族としてどうしたらいいのか、何が彼女のために一番良いのか、ずっと悩んでいました」と苦悩を吐露しており、症状の悪化に伴って人間不信に陥っていく母に翻弄され、無力感に苛まれていたことも明かされている。
その一方で、「悲しい記憶が多いのに、母を思う時心に浮かぶのは、笑っている彼女です。母の娘であることを誇りに思います。彼女に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです」と母を慕う想いが記されており、最後は「沢山の暖かいお言葉を頂き、多くの人に支えられていることを実感しています。ありがとうございました」と感謝の言葉で結ばれている。