アルパカにアルパカの毛でマフラーを織る、地域に根差した作品生み出す増山士郎展

現代美術家・増山士郎の展覧会『毛を刈ったアルパカのために、そのアルパカの毛でマフラーを織る』が、東京・新宿のB GALLERYで4月12日から開催される。

1971年生まれの増山は、北アイルランドのベルファストを拠点に活動。建築を学んだバックグラウンドを活かし、ニューヨーク、ベルリン、韓国など世界各地でアーティストインレジデンスに参加しながら、それぞれの地域に根ざした社会と関わるプロジェクトに取り組んでいる。『あいちトリエンナーレ2013』では、『毛を刈った羊のために、その羊の羊毛でセーターを編む』を出展した。

同展では、ペルーの標高4900メートルの高山地帯で地元の人々の協力を得ながらアルパカの毛を剃り、毛から紡いだ糸でマフラーを織る過程の記録映像を伴うインスタレーション作品を展示。作品制作を通して増山が体験したことを、映像展示とトークで紹介する。なお、同プロジェクトはクラウドファンディング「KICK STARTER」で活動資金を募って実施された。

会期初日にはレセプションパーティーが行われるほか、4月20日には会田誠を招いたアーティストトークが開催される。

イベント情報

増山士郎展覧会
『毛を刈ったアルパカのために、そのアルパカの毛でマフラーを織る』

2014年4月12日(土)~5月6日(火・祝)
会場:東京都 新宿 B GALLERY
時間:11:00~20:00
料金:無料

レセプションパーティー
2014年4月12日(土)18:00~20:00

(画像:『毛を刈ったアルパカのために、そのアルパカの毛でマフラーを織る』増山士郎 2014年)

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