息子の性器を切り取る母と不貞の父、キム・ギドク監督の問題作『メビウス』が日本公開

キム・ギドク監督の新作映画『メビウス』が、12月6日から東京・新宿シネマカリテほか全国で公開される。

『サマリア』『うつせみ』などの作品で知られ、2012年製作の『嘆きのピエタ』では『第69回ヴェネチア国際映画祭』で最高賞にあたる金獅子賞に輝いたギドク監督。同作は、父と母と息子の繰り広げる壮絶な人間関係を、セリフを一切用いずに「笑う」「泣く」「叫ぶ」といった感情表現のみで描いた作品。過激な性描写が織り交ぜられていることから本国・韓国では上映が制限されており、日本でもR-18指定での上映となる。

不貞を働く夫役をギドク作品の常連であるチョ・ジェヒョンが演じるほか、嫉妬から夫の性器を切り取ろうとするが失敗し、代わりに息子の性器を切り取る妻役をイ・ウヌ、性器を切り取られ苦悩する息子役をソ・ヨンジュが演じる。なお、妻役のイ・ウヌは父の浮気相手である妖艶な女を一人二役で演じている。

作品情報

『メビウス』

2014年12月6日(土)から新宿シネマカリテほか全国公開
監督・脚本・撮影・編集:キム・ギドク
出演:
チョ・ジェヒョン
ソ・ヨンジュ
イ・ウヌ
配給:武蔵野エンタテインメント

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