天野喜孝の作家像に迫る大規模な回顧展、原画や7mにおよぶ大型絵画も

2014.10.19 Sun

『天野喜孝展想像を超えた世界』が、11月23日まで熊本市現代美術館で開催されている。

テレビアニメ『タイムボカン』シリーズや、ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザインなどで知られる天野喜孝。画家、キャラクターデザイナー、イラストレーター、装幀家としての活動に加え、舞台美術や衣装デザインも手掛け、卓越した技法にもとづいた幻想的かつ妖艶な作品を発表している。

同展は、アニメやゲームの原画や7メートルにおよぶ大型の絵画作品、天野がデザインを手掛けたフィギュアなど数多くの作品を約1500平方メートルの会場に展示する大規模な回顧展。初期の作品から最新作までを通して、天野のアーティストとしての全体像に迫る。

なお、10月24日には同展の図録が刊行。同書には、『タイムボカン』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザイン画、『吸血鬼ハンター“D”』『グイン・サーガ』の表紙原画をはじめとする251点の作品が掲載される。また、夢枕獏による巻中コメントも収録される。同書は熊本市現代美術館で先行発売中だ。