森山未來×高畑充希が関西で金塊争奪戦、黒川博行原作ドラマ『煙霞』

連続テレビドラマ『煙霞 -Gold Rush-』が、7月からWOWOWで放送される。

同作は、昨年『破門』で『直木三十五賞』を受賞した大阪在住の作家・黒川博行の小説『煙霞』が原作。理事長の酒井が経営を私物化している大阪の私立晴峰女子高校で働く美術講師・熊谷が、音楽教師の菜穂子と体育講師の小山田とともに酒井に不正の証拠を突きつけようとしたことをきっかけに、酒井の隠し財産である巨額の金塊を奪う計画に巻き込まれていく様を描く。

正社員の7割の給料しかもらえず、学校内の立場が弱い主人公・熊谷を演じるのは森山未來。破天荒な言動で学校から目をつけられている菜穂子を高畑充希が演じるほか、小山田役に尾上寛之、酒井役に桂文珍、酒井の愛人・朱実役に中村ゆり、酒井と朱実を誘拐する箕輪役に木下ほうか、中尾役に木村祐一がキャスティングされている。監督を務めるのは、映画『マエストロ!』『毎日かあさん』などの小林聖太郎。脚本はドラマ『花咲舞が黙ってない』などを手掛ける江頭美智留が担当する。兵庫出身の森山、大阪出身の高畑をはじめ、主要キャストおよびスタッフに関西出身者が集結しているという。

2013年から1年間にわたって文化庁の文化交流使としてイスラエルに滞在した森山は、帰国後初の映像作品の出演について、「(イスラエルにいる時は)自分がカメラの前に立つということがなかったので、今はカメラを向けられていることに慣れていないというか...。熊谷はキャラクター的に『パコ』っとはまり切ったキャラクターではないので、役にその感覚が上手く反映されたら面白いのかな、と思います」とコメント。

高畑は森山との共演について「森山さんのことを昔から知っている共通の知り合いがいて、その方から森山さんのことを良くお聞きしていたので、いつかどこかでご一緒出来たらな、と思っていました。たぶん舞台で機会があるのかな、と思っていたのですが、まさかドラマで一対一でガッツリ向き合わせていただけるとは思わなかったですし、もう、楽しみでたまりません」と期待感を表している。

また、関西出身者がキャストとスタッフの中心となる同作について「関西人はボケ・ツッコミみたいなリズムの中で小さいころから育っていて、みんな産まれながらの『テンポ』を持っている方ばかりだと思うので、本当に楽しみです。個人的には、ドラマを見ていて、関西人じゃない方が関西弁を喋っているとモゾモゾするので、今回、そのストレスはないと思います(笑)」とコメントしている。また、原作者の黒川は「森山さんは適役だと思います。高畑さんはかわいい。木下ほうかさんのファンです」とキャストの印象を語っている。

森山未來のコメント

コン・ゲーム的なシリアスな部分や、大阪のちょっと柔らかい、でもちょっと影がある不思議なごっちゃな空気をない交ぜにしながら「煙霞 -Gold Rush-」というドラマはすごく面白い作品になると思います。「ダラダラやってんなぁ」と見せかけといて、気が付いたら「フッ」とストーリーに引き込まれている、というような面白い作品になればいいな、と思っています。

高畑充希のコメント

すごくテンポのいい作品になると思いますし、内容も「次どうなる!?」って手に汗握る展開です。関西人ばかり集まっているので、ちょっと笑えるコミカルなシーンも盛り込まれていいます。ぜひ期待してください、頑張ります!

番組情報

連続ドラマW
『煙霞 -Gold Rush-』

2015年7月からWOWOWで放送
監督:小林聖太郎
脚本:江頭美智留
原作:黒川博行『煙霞』(文春文庫)
音楽:きだしゅんすけ
出演:
森山未來
高畑充希
中村ゆり
木下ほうか
木村祐一
尾上寛之
桂文珍
ほか

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