星野源の声でぬいぐるみが喋る、パペットアニメ『ちえりとチェリー』資金募集

パペットアニメーション作品『ちえりとチェリー』の資金募集が、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」でスタートしている。

『ちえりとチェリー』は、2010年に公開された映画『チェブラーシカ』で劇場作品の監督デビューを飾った中村誠による初のオリジナル映像作品。「いのち」と「想像力」の大切さをテーマに掲げ、幼い頃に父を亡くした少女・ちえりと、想像の中で彼女を守るぬいぐるみのチェリーの物語がパペットアニメーションで描かれる。脚本は『世界名作劇場』シリーズなどでも知られる島田満と中村監督が担当。キャラクターデザインにはオリジナル版『チェブラーシカ』の美術監督も務めたレオニード・シュワルツマンらが参加している。

また、ちえりの声を高森奈津美、チェリーの声を星野源が担当するほか、尾野真千子、栗田貫一、田中敦子らが声の出演者として名を連ねている。

今回の資金募集は2015年秋頃の上映を実現するために実施されるもの。資金募集の目標金額は500万円に設定されており、支援のリターンには非売品DVDやちえりのパペットなどが用意されている。また上映が実現した際は、興行収入の一部を東日本大震災被災児童の自立を支援するプロジェクト「Support Our Kids」に寄付する予定だという。


高森奈津美のコメント

「ちえりとチェリー」は、とてもキラキラした作品です。 人は自然と変わっていくところが有ると思うのですが、その中でも人それぞれ絶対に変わらないところが有ると思うんです。ちえりも映画の中で大事にもっている宝物のようなものが有るのですが、それを、「絶対になくならない、変わらないものだよ」というメッセージの映画のように思います。皆さんも映画を観ていただけましたら、是非、ちえりと一緒に、皆さんの中にある宝物のようなものの存在を感じていただけたら嬉しいです。

星野源のコメント

今回、パペットアニメーションの声を当てさせて頂くのは初めてでしたが、中村監督、そして主演のちえり役の高森さん、そして、出演者の皆さんと一緒に、凄く楽しく、収録をすることができました。「ちえりとチェリー」は、凄くかわいくて、凄く感動できるお話になっていると思います。是非皆さん、楽しんで頂けたらと思います。

中村誠のコメント

「ちえりとチェリー」を作り始める少し前、私は母親を亡くしました。決して褒められたような親子関係ではありませんでしたが、それでも自分と世界を繋いでいた何かの線がふっつりと切られてしまったような喪失感がありました。
それから、「命とは何なのだろう」ということを漠然と考えはじめました。企画のスタートとほぼ時期を同じくして、あの東日本大震災がありました。多くの人が被災しているのを見ながら、そして私と同じように、大きな喪失感を感じているだろう人たちに対して、「物を作る人間は何が出来るのだろう?」ということも考えました。
その中で生まれた物語が、「ちえりとチェリー」です。
この映画が皆さんの元に届くことを願っています。

島田満のコメント

この物語の主人公・少女ちえりは、大好きだったお父さんを亡くした痛みを、小さな心にとじこめて生きています。ちょっぴり弱虫だったちえりは、想像力の世界で楽しい友だちに出会い、不思議な出来事を体験して、困難を乗りこえる強さを身につけていきます。 そして、大冒険の果てに、かけがえのない宝物が自分の心のなかにあったことに気づくのです。『大切なもの。それは家族の愛と、前に進んでいく勇気』……たくさんの方の心に、暖かい涙と、感動を届ける映画です。

作品情報

『ちえりとチェリー』

2015年秋公開予定
監督・原作:中村誠
脚本:島田満、中村誠
音楽:大谷幸
声の出演:
高森奈津美
星野源
尾野真千子
栗田貫一
田中敦子
伊達みきお(サンドウィッチマン)
富澤たけし(サンドウィッチマン)
和希沙也
北川里奈
佐武宇綺(9nine)
谷育子
花村さやか

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