福山雅治がジョン・ウー監督の新作に主演、原作は西村寿行

福山雅治がジョン・ウー監督の新作映画『追捕 MANHUNT』に出演することがわかった。

同作は、1976年に公開された高倉健主演のサスペンスアクション映画『君よ憤怒の河を渉れ』の原作となった西村寿行の同名小説を再映画化するもの。福山と中国の俳優チャン・ハンユーが主演を務め、メディアアジア映画社が約35億円の製作費を投じる香港・中国合作映画となる。

福山が演じるのは、映画『君よ憤怒の河を渉れ』で原田芳雄が演じた矢村警部役。高倉が演じた杜丘検事は、ドゥ・チィゥ弁護士役に設定変更され、チャンが演じる。劇中ではシーンによって中国語、英語、日本語のセリフが使用されるという。撮影は今夏にスタートし、大阪と九州を中心に全て日本で行なわれる。日本での配給会社や公開時期、日本語タイトルなどは現時点では未定だ。

福山は同作への出演について「僕自身、これだけ激しいアクションがある映画に出させて頂くという事は初めての経験ですし、それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているという事で、心からやりがいを感じております」とコメントしている。

ジョン・ウー監督は福山が演じるキャラクターについて「僕から見たこの人物は人情も義理も厚く、とても人間味のある役で、福山雅治さんはこの役の特質にとてもマッチしていて、ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だったので、彼がこの役を演じていただけると聞いてとてもうれしかった」と語っている。

福山雅治のコメント

僕自身、これだけ激しいアクションがある映画に出させて頂くという事は初めての経験ですし、それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているという事で、心からやりがいを感じております。
そして、圧倒的存在感のあるお芝居をされる張涵予さんとご一緒できることも心から楽しみにしています。
この映画が中国、日本、そしてアジア全体で楽しんで頂きながら、さらに、世界に発信できれば嬉しいですね。

ジョン・ウー監督のコメント

メディアアジアからの映画『追捕 MANHUNT』のメガホンをとってほしいというオファーを受けたのは、僕にとってはただの新しい作品というだけではなく、特別な意味が含まれている。
昔からずっと高倉健さんとお仕事をしたかった。高倉健さんが70年代においてアジアを風靡した作品を再映画化するチャンスをいただいて、躊躇なくすぐこの映画のオファーを受けた。そして僕は『追捕 MANHUNT』の題材がとても好きだった。男が名誉のためではなく、「人」の尊厳を守るという純粋な思いで、悪に対抗しながら、一人で真相を突き止めるという剛毅な男性のイメージはとても魅力的だった。僕の心の中で一番この役に近い人選は張涵予さんだった。普段人や物事に接する態度、あるいは、スクリーンで演じていたイメージも僕のこの役への想像にぴったりだった。
『追捕 MANHUNT』の中でもう一人とても大事な役がある。その役は杜秋の敵であり友である日本刑事だ。僕から見たこの人物は人情も義理も厚く、とても人間味のある役で、福山雅治さんはこの役の特質にとてもマッチしていて、ずっと僕の心の中で思い描いていた唯一の人選だったので、彼がこの役を演じていただけると聞いてとてもうれしかった。
女性の主役の真由美については少し内容を変えたが、原作の精神をそのまま保っている設定で、とても活発で、この映画に素晴らしい科学反応を起こしてくれることに違いない。
『追捕 MANHUNT』はオール日本撮影で、メインの舞台は大阪と九州になる。大阪という街の活気と九州の自然な風景を感じることだけではなく、この作品を通して、僕が表現したいロマンスを極めていきたいと思う。

※記事掲載時、一部表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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