名画座「ギンレイホール」が11月に閉館。ビルの建替えで移転へ

東京・飯田橋の映画館「ギンレイホール」が、11月27日をもって閉館することを発表した。入居しているビルの老朽化に伴う建て替え工事が理由で、立ち退き移転をすることが決まったという。移転先については準備中で、営業再開の予定が決まり次第、あらためて知らせるとしている。

<メイン:イメージ写真 / Shutterstock>

48年続く神楽坂の名画座。「ギンレイホール」が一時閉館へ

「ギンレイホール」は1974年に創業した老舗の名画座。ロードショーが終わった作品をセレクトして2本立てで上映し、日本初の年間パスポートである「シネ・パスポート」を導入。多くのめいがファンに親しまれてきた。

なおギンレイホールの前身は木造1階建ての「神楽坂銀鈴座」という松竹系の映画館だったが、1958年に火災により全焼。1960年にギンレイホールが現在入居している銀鈴会館ビルとして再建され、映画館「銀鈴ホール」がオープンした。1974年から、現在の名画座「ギンレイホール」として営業されてきた。

2020年にはコロナ禍の影響を受けクラウドファンディングのプロジェクトを実施。1,900人を超えるコレクターから2,000万円以上もの支援が集まった。

同館は公式サイトなどで、「移転につきましては、ただいま準備中につき移転場所等営業再開の予定が決まり次第、後日改めてお知らせいたします」と報告。シネ・パスポートの会員制度については「劇場の移転・再開までは一時休館となりますが、再開後もシネ・パスポートは引き続きご利用いただけます」と説明。

「このシステムの運営と継続は映画ファンのためのギンレイホールの基本理念であります。会員の皆さまには是非この理念をご理解いただき、引き続きのご利用をお願いいたします」と呼びかけている。



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