アナログレコード製造販売プラットフォーム「Qrates」日本版サービスがローンチ

トウキョウ・デジタルミュージック・シンジケイツが運営するアナログレコード製造販売プラットフォーム「Qrates」の日本版サービスがローンチした。

Qratesは、アナログレコードの製造と販売、保管と配送までをワンストップで提供するプラットフォーム。レコード専門のクラウドファンディング機能を実装している。VULFPECKやGinger Rootらが利用しており、現在は約19万人のユーザーを抱え、2000を超えるタイトルのレコードの製造をサポートしてきた。

日本版サービスを始動させるにあたり、千葉県に国内配送拠点を新規追加。利用者はアメリカ、イギリス、日本の3か国から配送拠点を選択し、購入者により安価でスピーディーに製品を配送することができるという。今春にはスペイン語に対応予定。韓国語や中国語などアジア言語を中心にマルチランゲージ対応も予定されている。

Qrates Studioでは、12000通り以上の組み合わせから好みの盤色やスペックを選んでレコードをデザインすることが可能。選んだレコードの実際の製造コストの見積りや、プロジェクトから得られる収益もリアルタイムでシミュレートできる。マスタリングに困った場合は、マスタリングサービスのオプション選択も可能だ。

カセットテープの製造も行なっており、レコードは100枚、カセットは50個からの小ロットでの制作に対応。レコードプレスのパートナーとして、チェコのGZ社をメインにフランスのSNA社やVinyl De Paris社、カナダのPrecision Record Pressing社など複数の工場に生産を委託。カセット製造とデュプリケーションのパートナーとして、ミズーリ州のNational Audio Companyと製造パートナー提携を行なっている。

【Qrates広報担当 政野まいのコメント】
ローンチから8年間、英語のみで展開するサービスとしてアメリカとヨーロッパをメインの事業拠点として取り組んできましたが、実はヘッドオフィスを構えているのは東京であることからも、いつかサービスを日本で展開することを一つの目標として頑張ってきました。
近年日本でもアーティストがデジタル配信とともにアナログレコードで作品をリリースさせる形がようやく定着しはじめ、SNSやYouTubeを活用して自ら直接ファンと繋がっているアーティストも確実に増えており、Qratesが利用されやすい環境が日本でも整ったと考えています。アメリカやヨーロッパでは、D2Cのデータを活かした戦略でもっとも成功しているアーティスト達がレコードビジネスにおいてQratesを選択してくれており、このことは私たちにとって大きな自信となりました。ここ日本でも多くのアーティストにとって同様の成功事例をともに作り出せるはずだと考えています。

Qrates


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