映画『バービー』日本公式SNS、米公式の原爆ミーム「#Barbenheimer」への反応に「極めて遺憾」

メイン画像:『バービー』日本公式SNSより

《2023年8月1日17:40追記》 

米ワーナー・ブラザースは8月1日、プレス向けに謝罪文を発表した。

謝罪文は以下のとおり。

Warner Bros regrets its recent insensitive social media engagement. The studio offers a sincere apology.(ワーナー・ブラザースは、先の無神経なソーシャルメディアへの投稿を遺憾に思っています。心よりお詫びいたします)

- Warner Bros Film group

映画『バービー』の日本公式SNSは7月31日、米公式SNSが原爆を思わせるネットミームに対して好意的な反応を示したことについて声明を発表した。

日本公式SNSは、『バービー』と『OPPENHEIMER(原題)』の両作品を観ることを推奨するムーブメント「#Barbenheimer」は公式のものではないと否定。

続けて「#Barbenheimer」への米公式SNSの反応について、「このムーブメントに起因したファンのSNS投稿に対し行われた、映画『バービー』のアメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を重く受け止め、アメリカ本社に然るべき対応を求めています」と発表。「この配慮に欠けた一連の反応について、不快な思いをされた方々には、お詫び申し上げます」と締めくくっている。

これについて『Variety』など、一部の米メディアが報じ始めている。

米公式SNSの反応

米公式SNSは原爆投下を想起させる投稿に対して「It's going to be a summer to remember 😘💕(忘れられない夏になりそう)」といった反応を示している。

映画『バービー』日本公式SNS声明全文

「#Barbenheimer」とは

海外では『バービー』と『OPPENHEIMER(原題)』の両作品を観ることを推奨するムーブメント「#Barbenheimer」が流行中。バービーと原爆をかけ合わせたさまざまなファンアートが投稿されている。

これはファッションドール「バービー」の世界観を映画化したグレタ・ガーウィグ監督『バービー』と、「原爆の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーを描いたクリストファー・ノーラン監督『OPPENHEIMER(原題)』のアメリカ公開日が7月21日だったことを受けたものとされる。『バービー』の日本公開は8月11日を予定。『OPPENHEIMER(原題)』は未定となっている。

映画「バービー」のSNS投稿について

現在、いずれも7月21日にアメリカで公開されました映画『バービー』(配給:ワーナー・ブラザース)と映画『OPPENHEIMER(原題)』(配給:ユニバーサル・ピクチャーズ)の両作品を観ることを推奨する海外のファンによるムーブメント(#Barbenheimer)が起こっていますが、このムーブメントや活動は公式なものではありません。

一方で、このムーブメントに起因したファンのSNS投稿に対し行われた、映画『バービー』のアメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を重く受け止め、アメリカ本社に然るべき対応を求めています。

この配慮に欠けた一連の反応について、不快な思いをされた方々には、お詫び申し上げます。

ワーナー ブラザース ジャパン合同会社



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