山本薩夫監督『白い巨塔』4Kデジタル修復版が東京国際映画祭で世界初上映

メイン画像:©KADOKAWA 1966

山本薩夫監督『白い巨塔』『忍びの者』が『第36回東京国際映画祭』日本映画クラシックス部門で上映される。

山本薩夫は『戦争と人間』3部作や『華麗なる一族』『金環蝕』など日本社会をリアルに描いた作品を手掛けた映画監督。今年は没後40年にあたる。

田宮二郎主演の『白い巨塔』は謀略渦巻く日本医学界の内幕を描いた作品。浪速大学医学部を舞台に、学外も巻き込む次期教授の座を巡る争いのなかで露わになる医師たちの底知れぬ金・権力への欲望が描かれる。映画祭では今年に修復完了した4Kデジタル修復版を世界初上映。

市川雷蔵主演の『忍びの者』は忍者の非情な世界を描いた映画。戦国時代末期、才ある忍者として一目置かれていた伊賀の里の石川村の五右衛門が織田信長暗殺の密命を下され、血で血を洗う非情な戦いに身を投じるというあらすじだ。

映画祭には山本監督の息子で映画プロデューサーの山本洋が登壇。上映・登壇日時など詳細は追って公式サイトにて告知される。

第36回東京国際映画祭(2023)


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