特集ドラマ『片想い』前後編が2026年春にNHK総合で放送される。
同作は、岩手・盛岡を舞台に「片想い」の喜びと幸せを描くラブストーリー。片想いする優衣役を芦田愛菜、片想いの相手・健二役を岡山天音が演じる。脚本は岡田惠和。
【岡田惠和のコメント】
世界は片想いで出来ています。想いのほとんどは叶わぬ片想い。誰かから誰かへの。人生への、夢の片想いで、この世界はあふれています。
せつなくてつらいだけでない、楽しく明るく尊い、むしろ片想い最高!叶わなくても幸せ!みたいなドラマを書いてみました。
芦田さんと岡山さんに向けて書きました。片想い街道を一人驀進し、七転八倒したり迷走したり、全身全霊で恋する優衣役の芦田愛菜さんと、恋されているのにまったく気づいていないような、でも良すぎるくらいイイ奴のケンケンを演じる岡山天音さんを楽しんでいただけたらと思います。私自身も出来上がりを観るのを楽しみにしております。
【芦田愛菜のコメント】
人が時として諦めてしまったり、忘れてしまったりする、純粋に何かをそして誰かを想う気持ち。
結果を出すことだけが全てではなくて、その気持ちを、ただ想い続けるだけでもいいのかもしれない、と優しく自分を肯定できるような作品だと感じています。
斜に構えたりすることなく、全ての「好き」という気持ちにまっすぐに駆けていける優衣が、私自身とても羨ましいです。
ご覧になる皆様に、また自分も何かを好きになりたい、という温かい気持ちをお届けできたら嬉しいです。
【岡山天音のコメント】
この人生を生き続けることに、果たして意味はあるのだろうか。ただ、何かに恋をし続ける事は、ここにある「今」を繋げていく理由にはなる気がしています。
僕が演じさせていただく健二と共に、何かを好きでいる事とそこにまつわる様々な感情に触れ、脚本の岡田惠和さん、演出の津田温子さんが創り出す世界を生きたいと思います。
今作が皆様にとって何らかの明かりとなってくれることを願います。
【あらすじ】
優衣(芦田愛菜)とケンケン(健二/岡山天音)の家は盛岡市内の昔からの商店街にあり、隣同士。優衣は南部鉄器の店で働く母と二人暮らし。ケンケンの家は、豆腐屋を営むお父さんとおばあちゃん、それにケンケンの3人家族だ。二人はお互いの部屋の窓から顔を出せば、相手と話ができる、そんな距離でずっと育った。絵が得意なケンケンは、東京の大学を出て小さなデザイン会社で働いている。優衣にとってちょっと年上のケンケンは、あこがれの人でずっと片想い。優しくて笑顔がすてきで、一緒にいると幸せな気持ちになれる。
優衣は短大を出て地元の会社で働き始めたが、人数の少ない職場で慣れない仕事を抱えすぎてしまう。ある日、職場を逃げるように出てしまい、気が付けば東京のケンケンのところに来ていた。ケンケンはたまたま友達と家で集まっていて、そこにはきれいな女の人もいた。しかしケンケンは、優衣の表情を見て、皆をすぐに帰し、何も言わずに話を聞いてくれた。
一晩ケンケンの家で過ごし、心が回復した優衣は、正式に会社を辞めた。おりしもケンケンの実家のお豆腐屋さんで人手が足りず、大好きな豆腐屋で働くことになる。ケンケンの家で働けるなんて!朝早くからの仕事も全く苦にならず、おばあちゃんと道の駅や得意先を回る車での配達も楽しい。毎日が充実し、幸せな優衣。そしてそんな時、突然ケンケンが帰ってくる。しかも東京に戻らず、こっちで豆腐屋をやろうと思う、と言う。何があったか気になるが、毎日一緒の職場で働けるなんて!と天にも昇る心地になる優衣。朝早くから豆腐を一緒に仕込み、配達に出かけ、毎日一緒の生活が始まる。いつまでもこの幸せな日々が続いてほしい、と願う優衣だったが・・?!

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