The 7th VH AWARD Key Visual. Image courtesy of VH AWARD.
映像音響アート(audiovisual art)を中心に新進アーティストを支援するアワード『VHアワード(The VH AWARD)』が、第7回の公募を開始した。
『VHアワード』は韓国のヒョンデ・モーター(現代自動車)グループが主催するアートアワード。受賞者はメディアアーティストの真鍋大度やヒト・シュタイエルなどが登壇する「オンラインレジデンシープログラム」に参加できるほか、助成を受けての作品制作が可能。制作した作品は『シンガポール・アート・ウィーク2028』やオーストリアの『アルス・エレクトロニカ・フェスティバル2027』、スイスのHEK(ハウス・オブ・エレクトロニック・アーツ)、韓国のヒョンデ・モーターグループビジョンホールなど、世界各地での展示が予定されている。
公募は2026年7月21日まで。VHアワード公式ウェブサイトを通じて、オンラインで応募を受け付けている。
実験的な映像音響アートを後押しする『VHアワード』
『VH アワード』は2016年に始まり、アジアの文脈(context of Asia)に関わる映像音響アーティストを広く支援するアートアワード。対象となるのは、ビデオアート・アニメーション・ゲーム・映画など、スクリーンベースの映像音響アートを探求する作品。個人・グループを問わず、世界中から応募を受け付けている。
Still Image: Subash Thebe Limbu, Ladhamba Tayem; Future Continuous, 2023. Commissioned by VH AWARD of Hyundai Motor Group.
第5回にグランプリを受賞したネパール東部のヤクトゥン族(リンブ族)出身のアーティスト、スバス・テベ・リンブーの作品『Ladhamba Tayem; Future Continuous』。18世紀のヤクトゥン族の戦士と、未来から来た先住民族のタイムトラベラーの対話で構成される映像作品。
VH AWARDでは5名のファイナリストに制作助成金を提供。2027年6月に選出されるグランプリ受賞者には追加で3万ドルが授与される。
さらに第7回ではアーティストへのサポート体制をさらに拡充。新たに「Honorary Mention」カテゴリーが導入され、より幅広い観点でアーティストが大胆かつ実験的なプロジェクトに挑戦するための基盤を提供している。ヒョンデ・モーター・グループのアートディレクター、ドゥウン・チェはアワードの意義を以下のように述べている。
「本アワードは、アジア、そしてアジアにルーツを持つ世界各地の新進メディアアーティストが、現代の重要な課題に取り組むための特色あるプラットフォームとして成長してきました。第7回では、芸術機関とのパートナーシップを広げることで、応募者が制作や発表の機会をより広く得られる環境を整えていきます。また、アーティストたちが視聴覚表現の新たな可能性に挑戦し、分野や文化の垣根を越えた作品を生み出すことを後押しします」
新作制作を軸とした「オンラインレジデンシープログラム」
第7回となるアワードの目玉のひとつが、新たなアプローチで展開される「オンラインレジデンシープログラム」だ。メディアアートの最前線を牽引してきたオーストリアの国際文化機関「アルス・エレクトロニカ」とのパートナーシップによってこのプログラムが実現した。
オンラインレジデンシープログラムでは、アワードのファイナリスト5名を対象に、新作制作を軸としたサポートが提供される。また、「Honorary Mention」カテゴリーに選出されたアーティストにも、一部オンラインレジデンシープログラムへの参加機会が与えられる。
The 6th VH AWARD Presentation at Ars Electronica Festival 2025. Image courtesy of Ars Electronica. Photo: tom mesic.
オンラインレジデンシープログラムの参加者には、1対1のメンタリングが提供され、自身のプロジェクトやアイデア、課題を発展させることができる。また、プログラム内で開催される5回の「マスタークラス」には、メディアアーティストのヒト・シュタイエルや真鍋大度などが登壇予定。マスタークラスの各セッションでは、世界的に著名なアーティストや専門家からさまざまなトピックについて洞察やアドバイスを受ける機会が提供される。
ファイナリストによる制作作品は、2027年以降に世界各地で発表。『シンガポール・アート・ウィーク2028』をはじめ、オーストリアの『アルス・エレクトロニカ・フェスティバル2027』、スイスのHEK(ハウス・オブ・エレクトロニック・アーツ)、韓国のヒョンデ・モーターグループビジョンホールなど、世界各地での展示が予定されている。
CINRA編集部のおすすめポイント
映像音響アート(Audiovisual art)やメディアアート(Media art)を軸に制作を行うアーティストにとって、実践的かつグローバルな支援環境が本アワードの魅力。
特に注目なのは、第7回から新たなアプローチで展開されるオンラインレジデンシープログラム。真鍋大度やヒト・シュタイエルなど、第一線で活躍するアーティストや専門家と直接対話できる機会は、参加アーティストのクリエイティビティに確実に刺激を与えるはずだ。
制作支援や世界各地での作品発表の機会など、充実した支援体制を擁する『VHアワード』。この機会にぜひチャレンジを
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第7回 VH AWARD
応募期間:2026年5月26日〜2026年7月21日(EDT午前10:59 / KST午後11:59)
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