カッコいいのも、クールなのも禁止。バンコクのトロピカルポップバンドGym and Swimインタビュー

2016年のアルバム発売以降、タイの大規模野外フェスに出演し、また去年9月には日本でのデビュー・ツアーも果たしているバンコクで人気の5人組バンドGym and Swim。そんな彼らが3月にバンコクでおこなわれる『SPACE SHOWER列伝 ASIA TOUR2017』で日本のバンドと共演する。バンコクでおこなわれた音楽フェス『Cat Expo 3D』の出演前にメンバーをキャッチし、彼らの音楽について、母国タイ・バンコクについて、そして日本についてを聞いた。
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※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

カッコいいのも禁止。クールなのも禁止。そうなったらGym and Swimじゃなくなる

—まずは、自己紹介からお願いします。

チャルーム(Lerm): ボーカルのチャルームです。

マットミー(Mudmee): ドラムを担当しているマットミー。バンドの紅一点。

ホップ(Hobs):ベースとシンセサイザーのホップです。

ポン(Pong):ギターとシンセサイザーのポン。後は、ギターのターク(Turk)がメンバーだけど、今日は不在です。

-Gym and Swimの曲を聴いているとハッピーな気分になります。それは皆さんの性格から来るもの?

チャルーム:僕らは以前からGym and Swimっぽさとは何か? というのを話し合っているんだけど、皆がOKだと思うことをやるだけ。

ポン:みんな楽しいことが好きで、面白いことが大好き。集中して曲作りをする、っていうスタイルではなく、面白おかしくやっていないといけない。

ホップ:僕ら自身が楽しくないとね。

マットミー: だから、カッコいいのも禁止。クールなのも禁止。そうなったらGym and Swimじゃなくなる。

ホップ:例えば、アルバムにスローテンポな曲をいれようと思ったんだけど……、

マットミー:上手くいかなかったよね(笑)。

愛とか恋とか、そういうのは歌いたくない

—現在は、どういう活動がメインですか?

チャルーム:タイ国内で言うと、最近はとても多くのライブをおこなっています。

マットミー:先日もイサーン(タイの東北部)ツアーにもいってきたばかり。

—イサーンツアーでの反応はどうでしたか?

チャルーム:思っていたよりとても良い反応でした。Gym and Swimのような音楽を聴く人はバンコクにしかいないと思っていたけど、イサーンでもみんなGym and Swimのことを知ってくれていて、一緒に歌ってくれたり。

マットミー:そうそう。シングルカットされていない曲も歌ってくれた!

ホップ:期待していた以上の反応だったよね。

-Gym and Swimの歌詞はタイでは珍しくタイ語ではなくほとんど英語ですが、それはなぜですか?

チャルーム:Gym and Swimの曲は、メロディーやリフから作りはじめます。ギターを鳴らしたとき、英語のほうがしっくりくる感じがあった。あと、タイ語には声調(トーン)があって、それを歌詞に落とし込むのがなかなか難しかったりする。

ホップ: あと、一般的にタイ語で歌われている、愛とか恋とか、そういう曲はやりたくないよね。

チャルーム:タイ国内だけではなく、海外でライブをすることを考えていたのも一つの理由。海外での音楽フェスを見たとき、自分たちもあそこでライブできたらいいなって。それは欧米ではなく、タイの周辺国、それこそマレーシアやシンガポール、それこそ日本でもあるよ。

日本は個人の国で、タイは友達と一緒に行動する国!?

—去年に行われた日本ツアーはいかがでしたか?

チャルーム:日本のファンはとても素晴らしかったです。みんなとても真剣にライブを見てくれる。

マットミー:みんなライブに集中しているよね。

—ライブ以外で、日本で観光はできましたか?

ホップ:少しだけ。

マットミー:渋谷にはいきました。

チャルーム:東京では一日だけ、皆で早起きして築地市場にいきました (笑)。やっぱりご飯が美味しかった。

ホップ:マットミーは、何食べてたっけ?

マットミー:毎日松屋いってた(笑)。

チャルーム:僕はセブンイレブンにはいったら、まずビールを買ってた。

マットミー:セブンイレブンのサラダも野菜がシャキシャキで美味しかった。あと、自動販売機が好きで、通り過ぎる自動販売機で片っ端から飲み物を買ってました。

ホップ:マットミーはエナジードリンクにはまってるからね。

マットミー:うん、毎日違う種類のエナジードリンクを飲んでたよ(笑)。

—日本に行って、なにか感じるものはありましたか?

チャルーム:僕が日本をいいなと思ったのは、個人の国だということ。何かするとき、コンサートを見に行くのも一人で行くし、一人で食事もするし、自分次第で自分のやりたいことをしてるな、と。タイだと友達と一緒になにかをすることが多いけど、日本人はほとんど自分一人でやる。自分の人生を生きてると感じました。

ホップ:僕がとても感動したのはステージ裏での文化。初日のFEVERでのライブで、あのとき、楽屋で各バンドがメンバー紹介をしてくれたんです。タイでの音楽イベントとかでは、出演バンド同士で自己紹介することなんてまずありません。タイではそんな文化見たことない。とても感動しました。

1時に待ち合わせしたのに、5時に来たりね(笑)

—普段、バンコクではどんなことをしてるんですか?

ホップ:僕らは、土日や休みの日は、だいたい練習してるかな。

マットミー:週に一日は集まって、練習だったり、曲作りだったり、たまにただ料理して食事したり、YouTube見たり、皆で過ごす時間を作っています。

チャルーム:もし集まるたびに、仕事のようになってしまったら、とてもストレスだと思う。今日中に新曲仕上げて練習しなきゃ、とか。でも、練習は2時間だけだけやって、あとは一緒に食事したり、って日もあって。

ポン:1時に待ち合わせしたのに、5時に来たりね。

全員:(笑)。

-最近のバンコクって、どんな感じですか?

チャルーム:経済などの面では、どういった方向に進んでいくのかわからないけど、僕は、少なくとも、バンコクの交通に期待したい。

マットミー: 渋滞とかなんとかしてほしいよね(笑)。

チャルーム:例えば、東京だと、電車や地下鉄でどこにでもいける。だから時間も読みやすい。でもここではそんなことはできなくて。メンバーそれぞれ仕事をしていることもあって、夜にライブがあるときは、間に合うように調整しなくちゃいけない。

マットミー:到着までに2時間くらいは見ておかないと。

ホップ: バンコクでは、移動にとても多くの時間をロスしてしまうから。

チャルーム:もっと利便性や快適さが備わって欲しいよね。

ライブの合い言葉は、「いつも通りね」

—3月14日には『SPACE SHOWER列伝 ASIA TOUR2017』で、日本からの3バンドと一緒にライブイベントがありますね。

チャルーム:もちろん楽しみです。日本のバンドのスキルは素晴らしいし、一緒にライブ出来るというのはとてもいい経験です。彼らのライブも絶対に見たいと思います。

ホップ:そして僕らGym and Swimはいつも通り全力でやるだけ。

チャルーム:そうだね。あまりプレッシャーに感じたくないから、ハッピーな気分で、できる限りのライブをやりたい。

マットミー:ライブ前の合い言葉は、「いつも通りね」って、いつもメンバーで言い合っています。

SPACE SHOWER RETSUDEN ASIA TOUR 2017 powered by MCIP
時間 : OPEN18:30 / START19:00
住所 : 94, 23/92-94 RCA Alley, Bangkok
会場 : Live RCA Bangkok
入場料 : 300THB
URL : http://www.spaceshowertv.com/retsuden/asia2017/jp/


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