京都でうどんを食べるなら! 今行くべき京都のうどん屋5選

日本人なら誰しも「京うどん」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、京都のうどん屋さんに行っても「京うどん」というメニューは存在しません。それは、昔から京都の人たちに愛されているうどんの味や食べ方など、そのものを総称して「京うどん」と呼んでいるから。きつねうどんの油揚げが甘かったり、「しっぽく」という具入りのうどんのあんかけバージョンが「のっぺい」と呼ばれていたり、京都ならではの味付けや名称があること自体が、「京うどん」=「京都のうどん」の特徴なのです。 今回は、そんな京うどんの中から、メニューやシチュエーションに合わせてオススメしたいお店を紹介します。

※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

明治23年創業! 京都のローカルからも愛される『永正亭』

京都の中心にある繁華街、四条河原町駅から徒歩3分。百貨店の藤井大丸のちょうど裏手辺りにある、ビルとビルに挟まれた縦長のお店の入口には『蕎麦処 永正亭』と書かれた木製の看板が。『永正亭』は蕎麦屋なのですが、うどんと丼ぶりものも人気で知られる明治23年創業の老舗店です。ランチ時には、観光客だけでなく、近隣で商いをしている方などでいつも賑わいます。買い物や観光の途中にふらっと立寄れる場所にありながらも、京都の日常を感じることができる貴重なお店です。

テーブルの下には、週刊誌や新聞が用意されているところからも、庶民の食堂的な存在感をかもしだしています。値段も一品370円~750円と、とにかく良心的。蕎麦のメニューは、全てうどんに変更することができます。

オススメは、「のっぺいうどん(570円)」。のっぺいとは、あんかけスタイルのうどんで、中の具には、かまぼこ、きくらげ、鶏肉、甘めの油揚げ、椎茸、みつばが入っていて、その上に生姜がたっぷりと乗っています。ちなみに、同じ具材であんかけでないものは、京都では、「しっぽく」と呼ばれます。

熱々トロトロのあんの重さで、麺がプチプチと切れるかもしれませんが、それでOK。あんを残すのがもったいないくらい、優しく包まれる味です。「京うどん」は、麺そのものよりも具材や出汁にこだわりを置いていると言われる所以も、こういうところにあるのかもしれません。

永正亭 (えいしょうてい)
住所:京都府京都市下京区貞安前之町611
電話:075-351-1970
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜

朝4時からオープンする、岡崎エリアの『京 聖護院 早起亭うどん』

地下鉄神宮丸太町駅から平安神宮の方向に約8分程歩いたところにあるうどん屋が、『京 聖護院 早起亭うどん』。『ロームシアター京都』を中心に、最近盛り上がりを見せている岡崎エリアにあります。この『京 聖護院 早起亭うどん』は、業務用の麺を作っている『谷口製麺所』の敷地内に、ビニールシートで覆われた屋台のような簡易スペースで営業をしていて、毎朝打ち立てのうどんをいただくことができます。オープン時間が朝4時~13時というのも、製麺所をメインにしているからこそ。

10席ほどのコの字型のカウンターのみで、お客さんの回転も早め。小窓の向こう側にいる店員さんにオーダーすると、数分後、その窓口からうどんが出てくるという方式がユニークです。4~5時には、飲み会やクラブ帰りの人たちが訪れたり、早朝には近所の京都大学の寮生さんたちが朝食として食べにきたりもするそう。

オススメは、看板メニューの「おかあちゃんのうどん (400円)」。玉子とじにかまぼことネギがトッピングされただけのシンプルなうどんです。このような玉子とじうどんは、京都では良く見かけるメニュー。この「おかあちゃんのうどん」は、朝一番で打ち立ての麺で柔らく、湧き水を使った優しい薄味の出汁が相まって、つるっと何杯でも食べれてしまいそうな一品。軽めにすませたい朝、夜更かしの夜食に、オススメです。

京 聖護院 早起亭うどん
住所:京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町9 谷口製麺所脇
電話:050-5593-6848
営業時間:4:00~13:00
定休日:金曜

錦市場からもほど近い、名物の鍋焼きうどんと甘味が楽しめる『冨美家』

「京の台所」と呼ばれる『錦市場』は、旬の食材や京野菜、漬け物、かまぼこ、干物などが販売され、食べ歩きできる観光スポットとして外国人観光客に人気のスポット。そんな、『錦市場』からほど近い、阪急電鉄烏丸駅から徒歩7分程の所にある、うどんと甘味処のお店が『冨美家(ふみや)』です。『冨美家』が創業した昭和21年当時は、甘味処でしたが、昭和38年に始めた鍋焼きうどんである「冨美家鍋」が売れたことがきっかけで、現在ではうどん屋として知られるようになりました。

店内は落ち着いたシックなつくり。テーブル席の他に、カウンターもあり、1人客でも入りやすい空間になっています。みつまめやあんみつ、パフェなどの甘味も充実しているため、食事をしなくても喫茶としても利用できる新しいスタイルのうどん屋です。

オススメは、もちろん名物である「冨美屋鍋(690円)」。海老天、餅、煮付け椎茸、蒲鉾、花麩、半熟卵が入っており、ボリュームも満点。目の前でお鍋のふたを開けてくれた後に、ふわっと立ち上がる湯気が食欲をそそります。出汁は甘めで、まろやか。海老天が出汁に浸かってふわふわで柔らかくなるのがまたたまりません。

冨美家
住所:京都府京都市中京区錦小路堺町上ル菊屋町519
電話:075-222-0006
営業時間:11:00~16:30(L.O)
定休日:なし
URL:http://www.kyoto-fumiya.co.jp/

無添加の出汁専門店がつくる、人気のうどん屋『仁王門 うね乃』

京阪本線三条駅から徒歩6分程北に進んだ、鴨川を東側に越えた閑静なエリアにあるのが『仁王門 うね乃』。オープン前になるとどこからともなく人が集まり列をなす、明治初期から続く出汁専門店が運営するうどん屋です。

1階はカウンターのみ、2階はテーブル席。大きな木製のカウンター越しにうどんを湯がいている姿が見えて、まるでお寿司屋のような店設えです。京都と言えば、やはり出汁。出汁パックや鰹節、煮干しなどテイクアウトできる商品も店内に並んでいて、台湾や香港の方を中心に外国人旅行客のお土産物としても重宝されているそう。

オススメは、「たぬきうどん(950円)」。『仁王門 うね乃』の「たぬきうどん」は、一般的な天かすを入れた「たぬきうどん」とは違って、「きつねうどん」をあんかけにして、おろし生姜を乗せたもののこと。京都では、きつねうどんの油揚げは、小さく刻まれているのが特徴。出汁専門店だからこその、深みのある出汁の味わいのあるあんかけに、やわやわの麺が絡んだ逸品です。ちなみに出される番茶は、「いり番茶」というスモーキーで香ばしいのが特徴的なお茶。京都では日常的に飲まれているお茶ですが、初めての方には、その香りに少し驚かれる方もいるかもしれません。こちらも合わせて楽しんでみてください。

仁王門 うね乃
住所:京都府京都市左京区新丸太町41
電話:075-751-1188
営業時間:11:30~15:30(L.O.15:00)、16:30~19:30(L.O.19:00)
定休日:木曜、月2回水曜不定休有り
URL:http://odashi.com/udon/

祇園で85年以上続く老舗。最後の〆にもいい『おかる』

最後にご紹介するのは、京阪本線祇園四条駅から徒歩3分程、華やかな飲食街・祇園四条にある『おかる』。祗園で85年以上続いている老舗店で、八坂神社や祇園のメインストリートである祇園花見小路のすぐ側にあります。昼は観光客で賑わい、また夜も深夜3時まで営業しているので、〆の一杯として立寄れるスポットしても人気。2017年祇園に生まれたアート・カルチャーの複合施設『Y gion』からも徒歩3分なので、行き来するのもいいでしょう。

芸舞妓さんのうちわや芸能人の色紙が壁に飾られた店内。麺は、うどんと蕎麦どちらも選べる方式で、店内はテーブルや小上がりもあり、団体でも利用可能。食事だけではなく、ドリンクメニューも豊富なので、〆のつもりがまたここで一杯飲んでしまいそうな誘惑も。

オススメは、名物の「チーズ肉カレーうどん(1,050円)」。スパイシーで人気の肉カレーうどんに、チーズが入ることで辛さがマイルドになり、コクがプラスされて食べやすい味に。カレーのスパイスで、飲んだ後の胃袋も刺激されるかもしれません。〆のカレーうどんは〆のラーメンに匹敵する程の充足感が得られるので、ぜひ一度京都の夜遊びのお供に食べていただきたい一杯です。

おかる
住所:京都府京都市東山区八坂新地富永町132
電話:075-541-1001
営業時間:月~木/11:00~15:00 17:00~翌2:30、金・土/11:00~15:00 17:00~翌3:00、日/11:00~15:00
定休日:なし


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