A11yourDaysが語る、大人の力を借りずにシーンを切り拓く決意

今、バンドミュージックは、ほとんど二極化していると言っていい。片や、「インディーロック」として伝統を継承した豊かな音楽性で、一定層に愛好されていくバンドたち。片や、「ポップアクト」として、最先端のR&Bやヒップホップなどとも結びつきながら、巨大なスタジアムやアリーナクラスの会場で、大観衆を沸かせるメガバンドたち。どちらがいい悪いという話ではないが、この数年で、岐路に立たされるバンドは多かったはず。

ここに紹介する若き5人組、A11yourDaysは、完全に後者の道――「ポップ」の道を歩まんとするバンドだ。そして、実際に彼らの楽曲には、数年後には本当に巨大なスタジアムのステージに立っているのではないかと想像させるほどの説得力がある。彼らがリリースする1stミニアルバム『you,』には、瑞々しく躍動するバンドの夢や野心が、煌びやかなメロディーやファンキーなグルーヴと共に、とても美しく散りばめられている。

去年、結成1年にも満たないながらも、『Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016』や『イナズマロック フェス 2016』に出演するなど、躍進を遂げたA11yourDays。韓国と日本のハーフであるボーカリスト・SOGYONと、ベースのMasayaに、そのバンドにかける想いを聞いた。

付いていくのが大変だったくらい展開が早い1年だった。(SOGYON)

―去年のA11yourDaysは、大型フェスに出演し、さらに現時点での代表曲“city”がNTTドコモ関西支社のCMに使用されるなど、急速な発展があったんじゃないかと思うんですが。

SOGYON(Vo):濃かったですね……自分たちでもびっくりするぐらい(笑)。本当に、いろんな経験をさせてもらって、めちゃくちゃ自分の糧になった1年間でした。

Masaya(Ba):僕らは2015年の11月に活動を始めているんですけど、年が明けてすぐに前任のドラマーが脱退して。そもそも、「このままバンドを続けるのかどうか?」っていう葛藤があった矢先に、『ap bank fes』の出演が決まったんです。そして新しくドラムのKoheyが入って、とりあえず『ap bank fes』に向けて走り出すことができて。

そこから、ありがたいことに、『イナズマロック フェス』が決まったり、自主制作でCDを作ることができたりして、そして、今につながっているので……本当に、人に感謝することが多い1年間でしたね。それはもちろん、今年も引き続きなんですけど。

左から:SOGYON、Masaya
左から:SOGYON、Masaya

―今おっしゃったように、A11yourDaysは去年の時点で結成から1年足らずの状態で。それでここまで来るのは、相当ですよね。

SOGYON:付いていくのが大変だったくらい展開が早すぎて。

Masaya:自分たちでやっていることなのに、付いていけないっておかしいけどね(笑)。でも、曲のクオリティーに関しても、ライブに関しても、一つひとつに対して「今はこの目標があるから、このレベルには到達しなきゃいけない」っていう指標が、どんどんとシビアになってきて。

練習しなきゃいけない、曲も作らなきゃいけないっていう焦りのなかで、その度にみんなで話し合ってぶつかったり……いろいろありましたけど、本当に濃かったです。それにあっという間だった。「もう1年経った?」みたいな(笑)。

A11yourDays
A11yourDays

『ap bak fes』は、ライブ自体、総計で10本やっていたかどうかぐらいのころで……正直、悔しかったです。(Masaya)

―実際、『ap bank fes』や『イナズマロック フェス』での演奏はいかがでしたか?

Masaya:『ap bak fes』は、初遠征で初フェスだったんです。ライブ自体、総計で10本やっていたかやっていないかぐらいのころで……正直、悔しかったです。夢のステージだったし、ありがたいお話をもらって、気持ちよく演奏できて本当に楽しかったけど、まだ自分たちは実績も知名度も何もなくて、CDすらなかったので。

お客さんに対して、僕らから「こういう者です」って言えるものが何もなかったんです。そこに対する悔しさはすごくあった。演奏もそうですけどね。SOGYONもあの日MCで言っていたけど、いつか、大きなほうのステージでやりたい。

SOGYON:そうだね。中学時代の少しと、高校時代に住んでいたくらいなんですけど、もともと僕は仙台に所縁があって。当時の思い出も込み上げて、かなりエモーショナルな気持ちになっていたんですね。「こういう形で仙台に帰って来れた」っていう誇らしい気持ちもある一方、「そのわりに、爪痕を残せなかった」っていう悔しさもあって。

SOGYON

SOGYON:……もちろん、『ap bank fes』で僕らのことを知って、そのあともライブに来てくれた人もいるんです。そういうのも含めて「縁」だと思うし、もっとみんなと一緒に成長していけるようなバンドになりたいって、僕は去年のフェスを通して思いましたね。もっと大きなステージを一緒に作っていけたらいいなって。僕らだけでは絶対に無理なので。

―「感謝」や「縁」という言葉が出てきますけど、A11yourDaysはバンド単体ではなく、ファンや周りの人たちを含めた「みんな」で活動している感覚が強いですか?

Masaya:そうですね。僕らは事務所とか、どこにも所属していないからこそ、本当にいろんなことで、人に助けられることが多いんです。だって、僕ら五人だけでは、こうやって取材を受けることなんて無理だし。どこに電話をすればいいのかすらわからない。そういうことを考えると、自分たちのことを広めてくれるようとしてくれている人たちに対しては、感謝しているんです。

Masaya

―去年の時点でレーベルや事務所から声がかかったりはしなかったんですか?

Masaya:何社かからはお話をいただいたんですけど、まだ1年にも満たない活動内容でどこかに所属してしまうのって、どうなんだろう? って思ったんです。

まず自分たちだけでやれることを消化できなければ、大人の力を借りたところで本当の意味での成功にはならない。(Masaya)

―願ってもないチャンスだったと思うのですが、なぜオファーを断ったんですか?

Masaya:もちろん、声をかけていただいたのは本当にありがたかったです。でも、数年先を見たり、A11yourDaysというバンドをトータルで考えたときに、もっと僕たち五人だけでやらなきゃいけないことってたくさんあるんじゃないか? って思って。

まず自分たちだけでやれることを消化できなければ、大人の力を借りたところで本当の意味での成功にはならないんですよね。僕らがフェスに出た段階でどこかに所属してしまっていたら、今みたいに、人に対するありがたみを感じられなかったと思うし。

左から:SOGYON、Masaya

―どこかに所属してしまえば大人の力を借りて、もっと楽に活動できるだろうし、安心感も得られたと思うのですが、その道は選ばなかった。A11yourDaysの音楽にある説得力はそこにあるのかもしれない。

Masaya:でなければ、曲もライブも、もっと薄っぺらいものになっていたと思うんですよね。それで、去年いただいたお話はお断りさせていただいて。チャンスは逃してしまったかもしれないけど、後悔はしていないです。そのぶん、「人」を知れたし、僕らの音楽はこうでありたいっていうビジョンを、明確に見つけられた期間だったので。

SOGYON:僕個人で言えば、ずっと遠い未来ばかり見て、「このままいけばトントン拍子だなぁ」って思っていたんですよ。僕は、これが初めて組むバンドだったし、ステージに立つのも初めてだったんです。だからこそ、「こんなに早くいけるものなの?」って、心のどこかで思っていたんですけど、あるとき、「やっぱり違うわ」って思ったんです。メンバーで話し合ったときに、「夢を見るのは素敵だし、夢を大きく持つのはいいけど、お前、足元見ているか?」って言われて。

SOGYON

―それは、Masayaさんに?

SOGYON:そう。そのとき、「足元、見てねぇわ」って気づいたんですよね。自分が今いるステージは小さなライブハウスで、大きな夏フェスに、来年また出られるかどうかなんてわからない。それに気づいてからは、「ちゃんと頑張らなきゃな」って思うようになりました。ライブに対する姿勢も変わったし、「僕らの音楽はこういうもんだよ」って、届けたい気持ちは強くなりましたね。

―去年のような状況であれば、もっと浮かれていてもおかしくないのに地に足をつけて考えていますね。Masayaさんが、バンド内では姿勢を作っていく役割なんですか?

Masaya:そうっすね(笑)。メンバーに話したり、僕も言われることはありますけど。

SOGYON:基本的に、Masayaがリーダーなんです。一番、僕が話をしているのも彼ですね。僕はバンド経験が少ないので、彼に言われて気づかされたことはいっぱいあります。

僕は、純粋な韓国人でもなければ、純粋な日本人でもない。でも、言い方を変えれば、僕は韓国人であり日本人であるんです。(SOGYON)

―プロフィールには、「『すれちがった時に気になった」という理由だけで未だバンド活動をした事のない韓国出身のVo:SOGYONを抜擢」とあるんですけど、これって具体的にどういった感じだったんですか?

Masaya:僕が説明します(笑)。僕とSOGYONは音大出身なんですけど、前任のドラムが僕の先輩で、新しくギターのJOHNとバンドを始めようとしていて、ボーカルを探していたんです。そのときに、偶然、SOGYONが歌っている姿を見て、「なんか、歌上手いヤツいるじゃん」って話になって。「目立つし、韓国人だし、面白いな。あいつボーカルでいいんじゃない?」ってことになったんです。

左から:SOGYON、Masaya

SOGYON:当時、髪の毛緑だったしな……。

―てっきり道端ですれ違いざまに声かけられたのかと思ったんですけど、音大のなかでの話なんですね。

Masaya:道端だったらヤバすぎます(笑)。

―そうですよね(笑)。おふたりは音大でそれぞれ何を学んでいたんですか?

SOGYON:僕はボーカルです。

Masaya:僕はベースです。そのままですね。「クラシック科」とか「ジャズ科」とか「音響学科」とかいろいろあるんですけど、そのなかで、僕らは「ロック&ポップス学科」っていうところにいて。そこでは、音楽理論も学ぶんですけど、他にも「ミュージックビジネス」っていう授業もあったりして、音楽業界のことや印税のことも学びましたね。イベントプロデュースの授業もあったし、曲のアレンジの授業やDTMの授業もあって、いろいろやりました。

Masaya

―なるほど。そこで学んだことが、今の自主活動のベースになっていたりもするんですね。そもそも、おふたりが音大に入った理由はどうしてだったんですか?

Masaya:僕は、高校を卒業する時点で、音楽しかやりたくなかったんですよ。音楽ができるならフリーターでもよくて。でも、親に「大学は出てほしい」って言われて、でも僕は普通の大学には行く気はなかったし、入っても絶対行かなくなるから、それなら音大しかないなと思って。

―Masayaさんが、「音楽しかやりたくない」という気持ちにまで至った経緯には何があったんですか?

左から:SOGYON、Masaya

Masaya:まず、高校生のときにやっていたバンドで、所属していたわけではないんですけど、お世話になっていた事務所があって。そこから僕らも、高校卒業のタイミングでCDを流通盤で出そうっていう話をしていたんですけど、そのバンドのボーカルが消えちゃったんですよ。そのときに、すごく悔しい思いをしたんですよね。今まで出ていたライブハウス全部に「すみませんでした」って、頭を下げに行って。

それもあって、「このまま終われない」っていう気持ちが強かったんです。僕には、個人的にどうしても会いたい人や追い抜きたい人がいるんですけど、それを全部叶えられるのは音楽だから諦めるわけにはいかないなと。なので、どんな形であれ音楽に携わった仕事をするって決めたんです。

―音楽に対して強い執着があるんですね。ちなみにMasayaさんの音楽的なルーツって、どこにあるんですか?

Masaya:ELLEGARDENですね、完璧に。今はもっといろいろ聴いていますけど、バンドを始めた当時はELLEGARDENしか聴いていなかったです。

―では、SOGYONさんが音大に進んだ理由は?

SOGYON:僕は、母親が同じ音大出身だったんですよ。そこの声楽出身だったので、僕もずっと声楽をやろうと思っていたんです。でも、日本に来てすぐにビジュアル系ロックにドハマりして、ロックに目覚めてしまって。それで、ロックボーカリストの道に進むんですけど。

SOGYON

―SOGYONさんは、いつごろ日本に来たんですか?

SOGYON:7年前くらいに韓国から日本に来たんです。韓国にいたころはK-POPがすごく好きで。他にも、ずっとR&Bが好きでしたね。Maroon 5、Jamiroquai、ブルーノ・マーズとか。

―SOGYONさんは、ご自身が日本と韓国のハーフであることが、ご自身の音楽家としてのアイデンティティーに影響を与えている部分ってあると思いますか?

SOGYON:それは絶対にあります。僕は、純粋な韓国人でもなければ、純粋な日本人でもない。でも、言い方を変えれば、僕は韓国人であり日本人でもあるんですよ。そんな僕が、結局のところ、歌いたいことって、最終的には世界平和なんですけど(笑)……でも、突き詰めていくと、もっと個人的な想いもあるんです。

「あなたと日々を共にしていきたい」っていう、ただそれだけなんですよ、僕らのバンドの存在意義って。(SOGYON)

―世界平和を歌いたいSOGYONさんの個人的な想いというのは?

SOGYON:僕は昔、韓国にいたころに、日本人とのハーフだからっていう理由でいじめられていたことがあって。それと同じように、生まれたところや国籍を理由にいじめられている人って、世の中にはたくさんいると思うんですよね。

僕は、音楽でいろんな人を救いたいし、いろんな人をハッピーにしたいと思うんですけど、行き着くのは、生まれや国籍を理由にいじめられている人を救い出してあげたいんだっていうところなんです。世の中から差別をなくしたい。それが、僕のボーカル性じゃないかなぁ。

SOGYON

―なるほど。この度リリースされる初の全国流通盤『you,』は基本的に日本語と英語で歌われていますけど、韓国語の歌詞も、今後出てくる可能性はあるんですか?

A11yourDays『you,』ジャケット
A11yourDays『you,』ジャケット(Amazonで見る

SOGYON:去年出したデモシングルには、韓国語のフレーズをちらっと使った曲も入っているんですよ。主には日本詞と英語詞ですけど、今後も要所要所で韓国語を入れていく機会があってもいいのかなって思いますね。

―今、世の中的に人種差別や移民排斥というのは、とても大きな問題になっていますよね。そういう今だからこそ、自分のような存在が歌いたい、という想いはありますか?

SOGYON:難しい質問だなぁ(笑)。今の僕の立場で、何かできるのか? って逆に思ってしまうんですけどね。……ただ、僕がどうこう言える立場ではないけど、アメリカも韓国もリーダーが狂っていますからね。世界は狂っていますよ。

左から:SOGYON、Masaya

―今の狂った時代感のなかで、SOGYONさんが、たとえ小さなライブハウスでも自分のアイデンティティーをかけて歌を歌うことには、大きな意味があると思いますよ。

SOGYON:うん、それは絶対に意味のあることだと思います。

―去年、『exPoP!!!!!』に出演した際のライブがとても印象深かったんですよね(ライブレポート:BOMI、HOWL BE QUIETらの、時を経ても響き続ける音楽と物語)。オープンニングアクトという立ち位置でしたけど、完全にフロアをバンドの空気に巻き込んでいたし、25分間のステージで、「A11yourDays」という物語を描ききっているような印象を受けました。オムニバスのライブであそこまでやりきるのは、相当な覚悟と野心がないとできないんじゃないかって思ったんです。

SOGYON:ライブは、「一緒に作っていく」ことが第一だと思っているんです。でも、それは別に「みんなで楽しめればいいや」っていうことではなくて、辛いことも、楽しいことも、全ての感情を音楽に変えて共有することというか。

素敵な景色をその30分に関して見せられたらいいなって思っています。「A11yourDays」っていうバンド名にも込めていますけど、「あなたと日々を共にしていきたい」っていう、ただそれだけなんですよ、僕らのバンドの存在意義って。

左から:SOGYON、Masaya

死のうとしていたヤツを救う音楽もあれば、カップルを結婚へと導くような音楽もある。音楽って人生を変えると思うんですよ。それはもう、その力を信じざるを得ないですよね。(SOGYON)

―A11yourDaysには「全ては『あなた』の日々を彩る為」というコピーがありますけど、これは結成当初からあるものなんですか?

SOGYON:そうですね。最初は「誰に向けて歌うのか?」「何を歌うか?」って言うことをすごく考えて。「愛を歌う」とか「希望を歌う」っていうのはよくあるかもしれないけど、「あなた自身の人生を歌う」って、そうないなって思ったんです。

人生って日々更新されていくものだし、人にはそれぞれのストーリーがある。でも、数えきれないその一つひとつを、少しずつでもピックアップして、1個ずつそのストーリーを歌っていけたらと思って、このコピーは作りました。

左から:SOGYON、Masaya

Masaya:音楽を聴いたりライブを観たりして、何かを感じとって明日を頑張ろうって気持ちになれたり、何かにチャレンジしてみようって思う人って、少なからずいると思うんですよ。たとえば、僕は高校生のころに、自殺しようとしたことがあって。「僕は死ぬから、最後に好きな曲を聴こう」と思ってELLEGARDENの“高架線”っていう曲を聴いたんです。

そのとき、曲と自分の人生が重なって……本当に、「この曲、僕のために書かれたんじゃないか?」って思えるぐらい、重なったんですよね。それで、「今、こんなことで悩む必要ないわ」って思って、死ぬことをやめたんです。こういうふうに、僕らの“city”が、もしかしたら誰かの人生に重なるのかもしれないし。

左から:SOGYON、Masaya

左から:SOGYON、Masaya

SOGYON:死のうとしていたヤツを救う音楽もあれば、カップルを結婚へと導くような音楽もある。いろんなエピソードがあると思うんですけど、音楽って、本当に聴いた人の人生を変えると思うんですよ。それはもう、その力を信じざるを得ないですよね。

―今、バンドとしては上を目指した野心的なモードなんですよね?

Masaya:そうなんですけど、「やってやるぞ!」っていう反面、不安はたくさんあります。僕で言えば、このバンドのリーダーとして大人の人たちと話をして……正直、眠れないです。「CDを1枚でも多く売るためにはどうしたらいいんだろう?」とか、考え始めると、不安は募りに募りますね。

CDが売れない世の中だし、調子に乗れる余裕なんて1ミリもないです。今回のリリースに関しても、「やったー、全国流通だ!」なんて全然思わない。ひとつステージが上がるということだから、そのぶん見てくれる人も増えるし、責任も増えるし、正直怖いですよ。一つひとつの活動に意味を持たせなきゃ、これからはきついんだろなって思ったりしますね。

左から:SOGYON、Masaya

―どこに行き着いたら、手放しで喜べるんでしょうね。

Masaya:僕、手放しで喜べることはないと思います。どんな立場であろうと、上を志す人間に果てはないと思うんですよ。ある程度は、積み上げてきたものを見て息をつく瞬間はあると思うけど、絶対に「さぁ、次は何をやろう?」っていう、次の壁が出てくる。僕らが、ここから武道館に行くには何枚もの壁があるけど、武道館を越えたら、そこから先はアリーナやドームがあるし……果てはないですよね。

でも、今の段階でも僕らには背負っているものがあるんですよ。これまでお世話になってきた人への感謝もそうだし、恩返ししたい相手もいるし。よく、SOGYONがMCでも言っているけど、僕らにとっては、お客さんもメンバーなんです。今日、ずっと「みんなで作る」って言っていますけど、それをちゃんと証明するために、どんどん上に行って、みんなでいい景色を作っていきたいですね。

リリース情報
A11yourDays
『you,』(CD)

2017年3月8日(水)発売
価格:1,728円(税込)
EGGS-018

1. Bell
2. City(album ver.)
3. Title Role
4. Talk About
5. Kite
6. rainy day

プロフィール
A11yourDays
A11yourDays (おーる ゆあ でいず)

全ては「あなた」の日々を彩るため。日本、韓国、アメリカの血が混ざり合う多国籍ピアノロックバンド。ポップスとロックを根底に各個性が彩る楽曲たち。のびやかで綺麗な声と3か国で描く唄を武器に活動を開始する。前任ドラマーとJohn(Gt)の前身バンドの解散から1か月。かつてからの仲間UK(Key)、Masaya(Ba)を誘い活動を開始。「すれちがった時に気になった」という理由だけでバンド活動をしたことのなかった韓国出身のSOGYONをボーカルに抜擢。2017年3月8日、ミニアルバム『you,』をリリースする。



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