金閣寺で踊ったs**t kingzが感じた、ダンサーの社会的地位の変化

2012年に中学校でダンスが必修科目になってから約6年。ダンスを巡る日本の空気はどう変化したのだろうか? 3年に1度、横浜市内で開催される日本最大級のダンスフェスティバル『Dance Dance Dance@ YOKOHAMA』が、現在の空気を教えてくれるかもしれない。バレエにコンテンポラリー、ストリート、ソシアル、チア、日本舞踊など、ダンスのジャンルはもちろん、国籍、ジェンダー、世代や障害の有無を越えて、どんな人も楽しめる祭典であり、予定プログラムは200超。

そのフェス出演者の中から、今回は三浦大知のバックダンサーとしても著名な、ストリートダンス界のパイオニア・s**t kingz(シットキングス)の4人が登場。彼らが舞台作りで大切にしていること、多忙を極めながらも絶えずワークショップを続けている理由とは? そして、ダンサーの社会的地位の変化やジャンルの広がりについても語ってくれた。

ストリートのダンサーが、いまでは国宝の中で踊ることまで認められる社会になってきたんです。(shoji)

—s**t kingz(シットキングス)は2017年に結成10周年を迎え、今年10月までアニバーサリーイヤーですが、まずはどんな10年でしたか?

shoji:10年前の自分は、まさか10年後、レギュラーラジオ番組の収録を終えたスタジオでインタビューを受けてるとは想像もしてなかったですね(笑)。ダンス面の活動でも、まさか自分たちの公演で7都市を回らせてもらう日が来るとは! クラブで踊るだけの4人っていうスタートから、常に変化し続けた10年だったと思います。

Oguri:初めて舞台をやったのが、チームを組んで6年くらい経った頃で。結成して数年は、まだ自分たちの可能性や視野が狭かったんですね。ダンサーってできることいっぱいあるんだなって、この10年でだいぶ視野が広がりました。

左から:NOPPO、shoji、Oguri、kazuki
左から:NOPPO、shoji、Oguri、kazuki

—確かにs**t kingzは単なるダンサー集団の枠にとらわれない活動で存在感を示してますよね。今年もトークショーで3都市を回ったり。皆さんとしては自覚的にそういう方向に進んできたのでしょうか?

kazuki:いやあ、そんなことはないかな。希望としては、いわゆるダンサーっぽい仕事だけではなく新しい分野に開いていきたいし、変わり続けたいっていう思いはあって。でもそのためになにをしたっていうわけでもなく、いろんな人に目をつけていただいたり誘っていただいたりしたおかげで。なんかさ、昔、スウェーデンの映画館とかサンディエゴのスケーターショップで踊ったことあったよね。

Oguri:ああ、あったね!

kazuki:去年の9月には『金閣寺音舞台』というイベントで、金閣寺でも踊らせてもらって。

shoji:苔の上に立ったら「それ踏まないでください! 重要文化財なので!」みたいな(笑)。

kazuki:「こんなところでも踊るんだ!」っていう経験をいろいろしたんですね。それは自分たちがそこで踊らせてくれって言い始めたわけではなく、そういう機会を与えてくれたからなので。

kazuki
kazuki

shoji:世間のストリートダンスに対する見方も少しずつ変わってきたなと感じていて。僕が大学生の頃は、公園で練習してたら「不良がたむろしてる」って警察を呼ばれたんですよ。そんなストリートのダンサーが、いまでは国宝の中で踊ることまで認められる社会になってきた。

ひとつのエンターテイメントとして認めてもらえて、活動の場所が広がってきたのはダンサーとしてありがたいです。この10年で、そういった社会の変化が自分たちの活動の幅を広げてくれたんだと感じますね。

—昨年11月にはビルボードライブで、Shingo Suzukiさん、関口シンゴさん、Kan Sanoさん、村岡夏彦さん、今村慎太郎さんといったorigami PRODUCTIONSの方々中心の生バンドと共演しましたね。

NOPPO:ビルボードは初めての挑戦尽くしでしたね。自分たちだけで生バンドとやるってことがまず挑戦でしたし、プラスアルファ、4人それぞれやってみたいことも表現できました。

NOPPO
NOPPO

以前は平面的だったダンスが、立体的になったと思います。(Oguri)

—また、次の新作舞台『The Library』(2018年9月12日~11月23日上演)では、音楽プロデューサーにstarRoさん(2016年『グラミー賞』にノミネートされた音楽プロデューサー)、アートディレクターに吉田ユニさん(Perfume『COSMIC EXPLORER』ジャケットなどで著名なアートディレクター)らを起用しました。近年のs**t kingzは、音楽やアート面でセンスあふれるクリエイターとどんどんつながっていますね。昨年11月にアミューズと業務提携したことも一因かもしれませんが、これにはどんな意図や展望があるんでしょうか?

s**t kingz『The Library』PV

shoji:ほぼ10年、いろんな方たちのアイデアを汲み取らせていただいてs**t kingzは活動してきました。これをもっともっと多くの人たちに見てもらいたいと思ったときに、その窓口がほしいっていうのがひとつ。それと、4人でやっていると「これはない」って自分たちの中で決めちゃうこともあって。

アミューズのような、いろんなエンターテイメントに触れている企業とタッグを組んで、彼らの中に所属するんじゃなくて提携という形で一緒に「どういうことをしたら面白いんだろう?」と話し合っていくことで、いままでかけていたリミッターをいい意味で外せるんじゃないかと思いまして。

結果、提携以降、バンドさんばかりの音楽フェスにダンサーとして出演できたり、金閣寺やビルボードみたいな意外な場所でやれる機会が増えて。同時に「そういう場所に来る人たちが楽しいと思えるs**t kingzってどんなものだろう?」と考えることで、表現のバリエーションも増えたんですよね。

shoji
shoji

—なるほど。具体的に、この10年で皆さんのダンス表現はどう変わったと思いますか?

shoji:昔の動画見ると、ただひたすら踊ってるんですよ。曲の頭から最後まで途切れることなく振付が詰まってて、振付と構成だけで見せていくみたいな。でもいまは、曲の緩急だったり、歌と歌の隙間だったりを、「踊り」じゃない身体表現も含めて見せていくことを無意識的にやるようになりました。

1曲踊るとなったとき、昔ほど振付を作らないんですよ。もう少し流れとかを大事にするようになりました。それには、自分たちがそれまで触れてたものよりも幅広いジャンルのコンテンツを見るようになったことが関係していると思います。一時期はミュージカル映画にすごく影響を受けてて、隙間や流れの表現を吸い取っていったり。そういう意味で作品の作り方は変わったのかなと思います。

Oguri:以前は平面的だったんですよね。前から見た絵だけで考えてたものが、立体的になったというか。「ただじっとどこかを見つめてることもパフォーマンス」みたいな見せ方もできるようになったし、自分の作り方も一歩引いて見られるようになった気がしますね。

Oguri
Oguri

NOPPO:自分たちのステージにテーマを持つようになったのも途中からなんですよ。最初は好きな曲を4、5曲つなげてパフォーマンスしてたんですけど、この曲のこの感じを表現したいのに、無理やり違う曲を持ってくるのが自分たち的にしっくりこなくて。

前の曲からガラッと人格を変えることに抵抗が出てきちゃったんですね。だから1曲丸々フルコーラスでやるっていう見せ方が最近増えた。2曲、3曲をつなげられた感覚がいまはもうわからないです(笑)。

僕たちダンサーは動いて空間を埋めるけど、俳優の人は動かずに空間を埋められるのがすごい。(shoji)

—最近も「三浦大知」「金閣寺」「生バンド」「starRo」「吉田ユニ」など、さまざまな人やものとs**t kingzは化学反応を起こしてきました。皆さんもダンスに限らずいろんなエンターテイメントを日々吸収してると思うのですが、いま注目している才能をそれぞれ教えていただけますか?

Oguri:僕は、向井太一さん。こないだトークショーの中でのダンスで、1曲目に向井太一さんの曲を使ったんです。その後『Music Library』(starRo、Duckwrth、Olive Oilなどが出演したs**t kingzとのスペシャルコラボライブ)に来てくれて初めて会って話をして。彼の音楽も姿勢もすごく好きだし、これから関わっていけたら楽しいだろうなって個人的にワクワクしてます。

—相性がよさそうですね。向井さんの曲はトラックも先鋭的でユニークですし。

Oguri:前はs**t kingzで日本人の曲で踊るってことはなかったんですよね。歌詞もストレートに聞こえてくるし、ちょっと照れくさかった。それが、違和感なく、むしろ踊りたくなるような曲が最近増えてるので、今後いろんなアーティストと面白い形でコラボできるんじゃないかなって勝手に期待してます。

左:oguri

NOPPO:俺は森山未來さんがホントに大好きで。彼を追った番組とかインタビューをチェックするぐらい好きなんですよ。どこが好きかっていうと、考え方。いつも「これは俺になかったな」と思います。踊り方、表現の仕方において、俺の中で鍵を外してくれた存在ですね。

ダンスって、どうしてもカウントや、音楽があるとより強いビートありきの振りになってしまいがちなんです。でも、それじゃない別のなにかから取り入れた振りのほうが面白い流れが生まれるし、見る人にとっても新鮮なものになる。そんなふうに自分のダンスを変えて、他人の考えを取り入れようって初めて思った人なんですね。

『Dance Dance Dance@ YOKOHAMA 2018』にも出演する森山未來『Dance Dance Dance@ YOKOHAMA 2018』にも出演する森山未來

—独創的な森山さんの感性に惹かれているんですね。

NOPPO:そうなんですよ。この間「談ス」という大植真太郎さん、森山未來さん、平原慎太郎さんによるダンス公演(参考記事:大植真太郎・森山未來・平原慎太郎が「談ス」で踊る、曖昧さ )を観に行ったんですけど、深読みもできるしパッと見も楽しいし、どんな人が観ても面白いんじゃないかなって作品でした。あと役者としても興味がありすぎて「これはどう思ってやってたんですか?」とか、いっぱい質問したい存在です(笑)。コラボも……畏れ多いですけどしたいです!

NOPPO

—kazukiさんはどなたが浮かびますか? 表現家であれば、絵描きでもなんでもいいですけれども。

kazuki:絵を描く人をいままさに思い浮かべてました。Instagramで、絵を描く人とファッション関係の人はすぐフォローしちゃうんですよ。特に好きなのは花井祐介さんっていうVANSとコラボしたり壁画描いたりしたりしてる方。

最近見たのが海外の壁に描いた作品なんですけど。実際の木越しに壁画を見ると、木にリンゴがなってて友達と協力して取ってるっていう、ストーリーが見えるような絵なんですよね。すごくシンプルだけど感動します。

花井祐介の『Better together』

kazuki:あと、別のアーティストで、段ボールを割いてグレーになったところだけで波乗りの絵を表現するアーティストとか、石だけに描くアーティストとかもチェックしていて。ダンスには直結しないけど、モノの見方の角度とかアイデアがすごく面白いなって。特に花井さんはなにかしらで僕らのパフォーマンスとコラボできたらな、と密かに思ってます。もしできたら、ライブペインティングしている横で踊るというのはよくあるから、新しいコラボの形を考えたいです。

kazuki

shoji:僕は女優さんで、松たか子さんや天海祐希さんが大好きなんですよ。この前、天海さんの舞台を観に行ったときに感じたのが、たとえば東京ドームくらいでっかい場所でも、小さいステージを作って天海さんが1人でポンと立てば、あとなにもいらないですって思えるくらい存在感があるなって。

演技のうまい人って、すごく遠くまで空間を埋められる気がするんですよ。その秘密を知りたいな。いつか一緒にステージに立って、なにが彼女たちをそう見せているのかを知りたい。

—よく「大女優のオーラ」と言いますからね。でも偉大なダンサーだってそうじゃないですか?

shoji:もちろんダンサーでもすごいオーラの人はいっぱいいるんですけど、動くじゃないですか。僕たちは動いて空間を埋めるけど、あの人たちは動かずに空間を埋められるのがすごいです。そこにただ立ってるだけ、一言発するだけで、客席にまで色が付く。そういうのってなんなんだろうって思って。

自分がそれをできるようになったら、1歩動くだけで会場を全部自分の色に染められるんだろうなって思うんです。派手に動いたときの影響力はもっと増すし、サッと止まったときのパワーは強力になるし。そういうのは自分にまだないから、動かずにお客さんを魅了する秘訣を知りたいですね。

—いま挙げてくれた「気になる才能」が、4人ともバラバラだったのがなんだかs**t kingzらしいですね。

shoji:そうなんですよ(笑)。同じ感じだと思われがちだけど、けっこうバラバラなんですよね。

shoji

マライア・キャリーやブルーノ・マーズは歌を教えてくれないけど、ダンスは同じくらいトップレベルの人がダンスを教えてくれる。(shoji)

—s**t kingzも参加する『Dance Dance Dance@ YOKOHAMA』の開幕が8月4日に迫っています。3年に1度の日本最大級のダンスフェスティバルとあって、会期も長くジャンルも幅広いですね。そもそもこういったダンスイベントが増えてる実感ってありますか?

shoji:増えてはいるらしいんですけど、正直実感する機会はあまりなくて。というのも、いままでのイベントってジャンルが限定されてるものが多い気がするんですよ。「ストリートダンスの祭典」とか「バレエの大会」とか。

今回舞台となる横浜も、毎年必ずダンスの企画をやってるという認識でチェックはしてますけど、コンテンポラリーのイメージがありました。今回のように多ジャンルに門が開かれていて、かつレベルも性別も年齢も全く関係ないイベント自体は、まだすごく少ないんじゃないかな。

左から:Oguri、NOPPO、kazuki、shoji

—こんなに大規模なものだと特にそうなんですかね。

shoji:そうですね。こういう傾向がもっと広まったら素敵だなって思います。どんな人も来やすくなると思うんですよ。たとえばs**t kingzがラインナップに入ってることで普段ストリートダンスをやってる人が観に来て、その流れで同じ日にやってるコンテンポラリーやバレエのショーも観に行けば、きっとそこで世界は広がるし、その逆も然りですね。

いつもとは違うパフォーマンスを観て面白いと思う場所。そういうところが人と人がコミュニケーションを取るきっかけになると思うので、こんなふうにいろんな人たちが集まるイベントは……毎年やってほしいです、3年に1度じゃなくて(笑)。

shoji

—s**t kingzは8月18日に横浜ランドマークタワー1階で開催される無料ダンスステージ「横浜ダンスパラダイス」に出演するほか、横浜市内の高校のダンス部を訪問してワークショップを行う「ダンス部応援プロジェクト」という企画にも参加されますね。

shoji:この前1回やってきたんですけど、高校生のエネルギーがすごかったね。

Oguri:2年生と3年生が26人ずつ、全員で52人が受けてくれたんですけど、パワーに圧倒されました。

kazuki:終わったあと全然疲れなかったですね。これが「元気をもらう」ってやつか、と(笑)。

kazuki

shoji:みんなダンスがすごく好きなんだなっていうのが伝わってきて。それにすごく礼儀正しかった! たとえば質問を受け付けたりすると、きちんと「はい!」って挙手して。そういう礼儀も部活を通してダンサーの子たちが学んでるんだなと感じましたし、その中でもダンスの遊び心をわかって楽しんでるのがすごくよかったです。

NOPPO:確かに。ダンス部のいろんな作品を見せてもらいましたけど、文化祭で踊る作品はいまどきのダンス、大会用の作品は戦うのに合わせたダンスと、全然踊り方も違って。彼女らなりにダンスを変化させてるんですよね。ダンスのジャンルの垣根が徐々になくなってきてるので、高校生でもいろいろ取り入れられる、すごいいい環境だと思います。

『Dance Dance Dance@ YOKOHAMA 2018』メインビジュアル
『Dance Dance Dance@ YOKOHAMA 2018』メインビジュアル(サイトを見る

—s**t kingzは規模や場所に限らずワークショップに積極的で、これまで訪れた国は20以上にもなりますよね。ワークショップを絶えずやっている意味を教えていただけますか?

shoji:ひとつは単純に「楽しいから」です。90分という短い時間だけど、振付以上のものを共有してる気がするんですね。一緒に踊って無意識に笑顔になってたり、気づいたらみんなでひとつのことに感動してたり。教える側で行っても必ずなにか受け取るものがある。

それに、すごくうまい人たちが受けてくれて、自分たちが教えた振りをカッコよく踊ってくれるのも「オオー!」って思いますけど、ダンスを初めてやりますっていう人たちしか持ってないエネルギーがあるんです。それを見て、自分たちがダンスに出会ったときのキラキラだったり、ダンスって単純にこうして楽しむんだよなっていうのを思い出させてくれることもある。ワークショップは、毎回発見がありますね。

NOPPO:やっぱりダンスは生で感じるよさがいちばんなので。身近に思ってもらえるように、東京に受けに来てもらうんじゃなくて足を運んでます。

NOPPO

—皆さんのような一流ダンサーが、著名なアーティストとばかり接する天上人になるんじゃなくて、ちゃんとお金を払えばレッスンを受けられるところにいるっていうのはすごく意義深いと思います。

shoji:僕たちも同じような経験をしてきたからっていうのもあると思います。めちゃくちゃ憧れてる人たちからダンスを教えてもらって、それでよりダンスを好きになってきたので。

たとえばこれが音楽の世界だったら、マライア・キャリーやブルーノ・マーズは歌を教えてくれないじゃないですか。でもダンス界は彼らと同じくらいトップレベルの人たちがダンスを教えてくれる。同じ空間でなにかを共有したり言葉をかけてくれたりする世界なんですよ。

—確かに。楽器プレーヤーやスポーツ選手に置き換えても現役の名手から直接指導を受けるなんて難しいですよね。

shoji:トップを走ってる人も始めたばかりの人も、みんな同じところでいろんなものを共有できるっていうのがダンスのすごく平和で、幸せなところだと思うんですね。そういうのはこれからも大事にしていけたらいいなと。

ダンスは「踊る人」と「見る人」でしっかり線が引かれちゃってる気がする。(shoji)

—高校生ダンサーとも触れ合って、巷でダンス文化が普及している肌感覚はありますか?

Oguri:ダンス部の子たちは僕らの姿にワーッと喜んでくれたんですけど、その校内を通ってる間、ほかの生徒さんたちは「誰だろう?」みたいな反応でした。だから、まだまだいろんな人に知ってもらわなきゃと思いますね。ダンスをやってない人も「あの人は知ってる」ってなるぐらい、ダンスという世界を広げて、ダンスの価値感を高められる存在になれたらいいなと思います。

oguri

shoji:うん。ダンスをやる垣根は低くなってきてるし、ダンス人口自体は増えてると思うんですけど……じゃあ音楽が流れたらみんなが踊るような環境かと言われたらやっぱりまだそうではない。あと、ダンスは「踊る人」と「見る人」でしっかり線が引かれちゃってる気がするんですよね。

—ダンス好きの中でも、プレイヤーと観客がはっきりしているんですね。

shoji:そのグレーゾーンにいる人をどれだけ増やせるか。それって、s**t kingzみたいにダンス大好きな4人が、そうではない人たちでも楽しめるものをどれだけ提供していけるか、だと思っていて。「ダンスが好き! だから見てて楽しい!」じゃなくて「ダンスは興味ないけどs**t kingzのショーだったら見てて楽しい」と思ってもらえるようなものを作っていければ、「なんとなくダンス見る」っていう人たちがもっと増えるんじゃないかと思うんですよ。

いまはまだダンスの舞台って、ダンスが好きな人じゃないと楽しめない、盛り上がり方がわかんない、敷居が高いみたいなイメージが強い気がするので。「とりあえず1回s**t kingzを通っておけば、あとはダンス楽しめるようになるから大丈夫」みたいな感じで、一般層に対しての入り口みたいなグループになりたいなと思ってます。

左から:NOPPO、shoji、Oguri、kazuki

イベント情報
『Dance Dance Dance@ YOKOHAMA 2018』

2018年8月4日(土)~9月30日(日)
会場:神奈川県 横浜市内全域
出演:
東京バレエ団
近藤良平
東京ゲゲゲイ
コンドルズ
バレエ・ロレーヌ
マチュラン・ボルズ
森山未來
s**t kingz
ほか

s**t kingz
『The Library』

2018年9月13日(木)~9月20日(木)
会場:神奈川県 横浜 赤レンガ倉庫1号館3階ホール

2018年10月10日(水)、10月11日(木)
会場:宮城県 仙台銀行ホール イズミティ21(小ホール)

2018年10月20日(土)、10月21日(日)
会場:愛知県 穂の国とよはし芸術劇場

2018年10月27日(土)、10月28日(日)
会場:広島県 広島JMSアステールプラザ中ホール

2018年11月3日(土・祝)、11月4日(日)
会場:福岡県 ももちパレス 大ホール

2018年11月9日(金)~11月11日(日)
会場:大阪府 サンケイホールブリーゼ

2018年11月21日(水)~11月23日(金・祝)
会場:東京都 東京国際フォーラム ホールC

プロフィール
s**t kingz (しっときんぐす)

2017年10月に結成10周年を迎えたダンス界のパイオニア的パフォーマンスチーム。アメリカ最大級のダンスコンテスト「BODY ROCK」にて、2010年・2011年と2年連続優勝を果たし、世界のダンスシーンから注目を浴びる存在となる。世界各地でパフォーマンスやワークショップを行い、これまでに訪れた国は20ヵ国以上。2013年より舞台公演をスタートし、2016年の単独公演「Wonderful Clunker- 素晴らしきポンコツ- 」では初のロングラン公演を達成。東京・大阪を含む全国6都市での開催を果たし、約20,000人の動員を記録した。

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