The Floorは巣から街へ。北海道のDIYスタジオで語る再生への道

北海道在住のバンド、The Floorがミニアルバム『CLOCK TOWN』をリリースする。2019年にメインコンポーザーが脱退するという大きな転機を迎えたあとも、メンバー全員が曲づくりを担いながら活動を続けてきた彼らにとって、バンドの過渡期と同時に訪れたコロナ禍は、端から見れば「さらなる追い打ち」でもあったが、結果として、彼らは逆境を味方につけたようだ。

新作『CLOCK TOWN』は、メンバー3人それぞれの作家性を発揮させながら、同時に、ミックスやジャケットデザインまで自分たちで手がけるという持ち前のDIY精神も発揮した充実作。コロナ禍の個人の心象を、ときにパーソナルに、ときに寓話的に描きながら、ポップなロックサウンドに結実させた本作は、2020年という時代を生きた人間のさまざまな感情の姿やさまざまな時間の流れを、見事に結晶化させている。

本作について、北海道にいるThe Floorの3人とZoomを繋ぎ、話を訊いた。筆者自身としては、2018年のメジャーデビュー時以来の彼らへの取材でもあった。バンドも、時代も、この3年であまりに大きく変わったが、そのなかで「変化」も「不変」も真摯に受け入れながら進むバンドの姿に、頼もしさと愛おしさを感じる取材となった。

巣から街へ。The Floorはなぜ「人が集まる場所」を目指すのか?

左から:コウタロウ、ササキハヤト、ミヤシタヨウジ
The Floor(ざ ふろあー)
2012年10月に結成された北海道札幌市在住バンド。海外ロックの系譜を持った世界水準のサウンドと、抒情的かつ温かな歌声は絶妙なバランスで共存。無邪気に「音」と遊ぶバランス感覚は、フェスシーンからJ-POPシーンまでを横断する、新たなギターロックのスタンダードを北の地から鳴らす。

―新作『CLOCK TOWN』は、時計の針の音で始まり、時計の針の音で終わるというアルバムの構成を見ても、非常にコンセプチュアルにつくられた作品なのではないかと思ったんです。実際、つくり出すうえで考えていたことはありますか?

ササキ:前提として「こういうものをつくっていこう」というのが特にあったわけではないんです。いまのThe Floorは3人それぞれが曲をつくり歌詞も書くんですけど、今回も各々がつくりたいものをつくって持ち寄ったところで、最終的に『CLOCK TOWN』というタイトルがついたっていう感じで。

ミヤシタ:タイトルのコンセプト自体はコウタロウが考えたんだよね?

コウタロウ:うん。例えば僕が書いた“Coffee Cup City”という曲は、街で暮らす人を主人公にして歌詞を書いたんですけど、それは結局、コロナ禍の自分自身のことで。ライブができず、遠征にも行けず、北海道にこもりきりになったときに、音楽が救いになってほしいというか、「いまの自分自身ができないことを、曲では叶えさせよう」っていう気持ちがあって。いまいる世界から抜け出すような曲にしたかった。そういうところが漠然とですけど、都市とか街のイメージに繫がって。

Spotifyで“Coffee Cup City”を聴く(Apple Musicはこちら

―なるほど。ある種の「架空の街」が想起されていった。

コウタロウ:あとは、前作『nest』からの流れを汲んだところも大きいです。「nest」は「巣」という意味なんですけど、「巣」がどんどん大きくなって「街」になるっていう僕らの成長の意味合いも込めて、「TOWN」というワードをタイトルに入れたいなと。

それから収録曲の歌詞の話をしているうちに、アルバムの全体的な共通項として「繰り返すこと」や「ループすること」があることに気づいたんです。そこで(ミヤシタ)ヨウジが、『CLOCK TOWN』ってアルバム名を提案してきたのがすごくしっくりきて。

―1曲目の“We can’t put the clock back”はミヤシタさん作のインスト曲ですが、この曲は恐らく、タイトルのコンセプトが生まれてからつくられたということですよね。

コウタロウ:そうですね。「1曲目にインストを入れるのがいいんじゃない?」っていう話が出て、じゃあ時計の針から始まるのとかいいんじゃないかと。で、時計の針で始まるんだったら最後の曲(“Night Walker”)も時計の音で終わって、「また繰り返していく」みたいな意味合いを込められたら面白いねっていう話をしました。

ミヤシタ:1曲目は、アルバムを象徴するような曲にしたいと思ったんですよね。この曲は長さがちょうど1分なんですけど、そこも調節して「1周回る」っていうことを意識したり。あと、収録曲の歌詞のモチーフにつながるもの……例えば子どもの声や雨の音、パトカーのサイレンの音とか、そういうものを散りばめてコラージュ的につくりました。

Spotifyで“We can’t put the clock back”を聴く(Apple Musicはこちら

―前作の「nest(巣)」があったうえで、今作が「TOWN(街)」ということですが、そもそもThe Floorというバンド名自体にも、「人が集まる場所」というイメージがありますよね。なぜ、自分たちはそういうものを求めるのだと思いますか?

ササキ:たぶん「拠り所になりたい」っていう気持ちが強く表れているのかなと思います。それは結局、僕ら自身がそういうものを求めているからだと思うんですけどね。いまは音楽が支えになっていますけど、僕らはなにかしらの支えがないと、うまいことできない人間たちだと思う。そのくらい、どこかしらに常に空虚を感じるというか。

漠然と寂しくて、なにかにすがりたくなるときがある。いまこうやって音楽をやっているのも、端的にいえば、自分の空虚さみたいなものをまずは救いたいんですよ。まずは自分自身が安心できるような、自分のことを救ってくれるような音楽でないといけない。そうでないと、ほかの人に聴いてもらっても意味がないような気がするんですよね。

粉砕骨折からの再生。メンバー脱退とコロナ禍を経た変化の1年

―あらためてコロナ禍のお話も伺いたいのですが、The Floorは2019年にバンドの作曲面を大きく担っていた永田(涼司)さんが脱退されて3人で活動し始めて。恐らく新体制でギアを入れたタイミングで、コロナが来てしまったという感じですよね。

ササキ:マジで粉砕骨折みたいな感じでしたね(苦笑)。「これからやっていくぞ」っていうタイミングで、出鼻をボロボロにくじかれて。2019年の暮れに『nest』が出て、「これからワンマンツアーだ」って北海道から東京に着いた頃に、コロナが蔓延し始めたんです。結局、開催日の5日前にライブもできないと決まり、どうしようもなくなっちゃって。

ササキハヤト

ミヤシタ:やり場のない気持ちがあったよね。でも、最初はそんな感じだったけど、「もう曲をつくるしかない」となってからは、いい方向に転んでいった感じがする。

時間はあるから、とりあえず各々家で制作をし始めたんです。ライブができないことのフラストレーションは溜まっていたけど、「ものをつくる」という意味では、すごく健全な時間でもあったような気もします。今回のアルバムも去年の11月くらいには、結構早めにできていたんですよ。

コウタロウ:たしかに、制作に100%の時間も力も注げたっていうのは、貴重な経験だったかもね。

ササキ:あと、永田が抜けてからはサポートギターを頼んでいたんですけど、その人が東京在住だったもんだから、コロナ禍以降は札幌でライブやるときも呼べなくなっちゃって。それで自ずと3ピースでライブをやることになったのは、結構デカかったと思います。

僕自身それまでたいしてギターは弾けなかったんですけど、露骨に練習したりして、いままで通りとはいかなくても、3人でなんとか少しでも新しいThe Floorを届けられるように試行錯誤して。そのときにあらためて自分のギターや歌のやり方、見せ方を考えることができたのは、コロナ禍ゆえのプラスだった部分かもしれないです。

The Floor“雨中”ミュージックビデオ

ササキ:正直、もうひとりギターはいたほうが絶対サウンドは安定するし、満足する音は届けられると思うけど、マインド的には、僕はいまのほうが燃えてますね。自分でやるしかないし、逆にやりたいしっていう。

ミヤシタ:たしかに単純にギターが1本減ったことで、例えば前はギターでやっていた部分をベースでアプローチしてみたり。そういうところで自分のプレイヤー的な成長、進化も感じられているから、3人のライブもそれはそれで精神衛生的にすごくいいんだよね。そう考えると、この1年間は停滞というより変化の1年だったのかもしれない。

活動の根底に流れるDIY精神。作品もスタジオも自分たちの手で

―The Floorの場合は、バンドの転機とコロナ禍がかぶっていたということもあると思うけど、クリエイティブな面でいうと、この1年間は決してネガティブなだけの1年ではなかったということですね。

コウタロウ:そうですね。今回のアルバム、3人になってからミックスまで初めて自分で挑戦したんですよ。永田がいた頃は永田がミックスをやってくれていたんですけど、3人になってからつくったアルバムは、外部のエンジニアさんにお願いするかたちになっていて。それもすごくいいものにしてもらったけど、やっぱり、自分たちが思うものをダイレクトにアウトプットできたほうがいいよなっていう気持ちも僕にはあって、「自分たちでミックスしてみたいんだけど」と提案したんです。

大変だったけどいい経験になったし、なにより「これは自分たちの作品だ」という気持ちが強く持てたのが大きいなと思います。今作はジャケットも自分たちでデザインしたし、去年以降、やりたいことが増えているんですよね。もちろん音楽が1番だけど、デザインとか、違う表現にもいろいろチャレンジしていきたい気持ちには最近なっていますね。

The Floor『CLOCK TOWN』ジャケット

―The Floorは活動の根本にあるのがかなりDIYな精神というか、「自分たちでやる」というのが強いバンドだったということですよね、きっと。

ミヤシタ:ずっと、それが当たり前だったんですよね。「自分たちでやるもんだ」って思って、ずっとやってきたし、永田が抜けたタイミングで1回外に頼んではいるけど、でもやっぱり「また自分たちでやっていきたいよね」っていう感じになっている気がします。

―今作『CLOCK TOWN』は、やはり歌詞の面でコロナ禍の影響が強く出ていると思うんですけど、生活のなかとか、より個人的な部分でなにか感じたことはありましたか?

ミヤシタ:僕は今回のアルバムで“Faraway”の作詞作曲をしたんですけど、この曲は物理的にも精神的にも距離を感じることが多かった去年、感じたことをもとに書いていて。ただ、もっと根本的なことを言うと、「寿命をまっとうしたいな」と思いました。

世界的なパンデミックを受けて、やっぱり、死にたくないなって。あとは「楽しくありたい」と思ったかな。「楽しいことばっかりしたい」なんていうとアホっぽいけど。でも、楽しむこととか、自分のやりたいことを後回しにしたくないと、強く思いました。例えばいま(取材時)僕らがいるのは、自分たちでつくっているスタジオなんですよ。

―え、そうなんですか。

ミヤシタ:「みなみ」っていう友達のバンドと一緒につくっていて。そのバンドのボーカル(みちる)が「仲間内で音楽聴いたり、演奏したりできるスペースほしいね」と言っていて、めっちゃ最高だなと思って。そういうことも、いま自分たちがやりたいことだし、後回しにしたくないなって。防音とかも自分たちでやったんですけど、新しいチャレンジっていう感じで、充実してるよね。

コウタロウ:一時期は、楽器より工具持っている時間のほうが長かったですね。丸ノコの扱い方がどんどん上手くなっていって(笑)。

―(笑)。そういう部分も、自分たちでつくっていくのが合っているんですね、The Floorには。

ミヤシタ:頼むお金がないっていうのもあるんですけど(笑)、でも、大々的な工事をしてもらうよりはDIYな感じで、愛着を持ってやったほうがいいよねって。ここで、ゆくゆくは配信ライブをやったり、ほかのバンドとメンバーごちゃ混ぜで楽曲を出したりできたらいいなって思ってます。

ササキ:俺はここでゲーム配信やりたい。

ミヤシタ:そういうのもひとつの発信として、やっていっていいと思うし。

「心でわかる」歌詞を書くために。自分に対して素直にならないと、なにも伝わらない

―コロナ禍の実感や生活の変化が自分たちの作家性に与えている影響って、ほかになにかあると思いますか?

ササキ:僕の場合、生活で変わったことはそんなにないんですけど、歌詞を書くときにいままでより他者を意識しなくなった感じがします。前は、聴いてくれる人の支えになりたいから書いている、みたいな部分があったし、「元気出せよ」みたいなメッセージが前に出ている気がしたけど、いい意味で、そういう余裕がなくなってきた。もっと自分を自分で深堀りして、そこで思ったことを伝えたいっていう感じに変わってきました。

カッコつけなくなったし、装飾が剥がれてきたというか、より素直に自分のことを歌詞に書くようになっている。自分に対して素直にならないと、なにも伝わらないんじゃないかっていう感覚がいまの自分にはあります。

―たしかに、“Talking is Hard”にしろ、“雨中”にしろ、“24”にしろ、今作でササキさんが書いている歌詞は非常にパーソナルというか、1対1の距離感で誰かを想っているような感覚があるなと思いました。

The Floor“Talking is Hard”をSpotifyで聴く(Apple Musicはこちら

ササキ:我が強くなった気がします。なにを繕ったとしても僕は僕だし、もう自分自身を出していくしかない。もちろん、そこに気恥ずかしさもあるんですけどね。「クサっ」みたいな(笑)。それでも、「なに言ってんだ?」と思われるくらい、本当にバカバカしいくらいわかりやすく歌詞に自分のことを書くことで、自分がなにを伝えたいのか、なにを言いたいのかを1回整理しようと思って。

最近、FoZZtoneをよく聴くんですけど、FoZZtoneの歌詞って、「この歌詞、なにが言いたいんだろう?」って最初はよくわからないものが多くて。でも、聴いているとすごいキラーワードが入っていて、その言葉が歌われた瞬間、すごい共感性が生まれるんですよね。「この一節、なにが言いたいか、めっちゃわかる!」って。

僕も、より自分を曝け出すことで、自分の音楽に触れてもらえたらいいなと思う。そういうことを考えながら書いたのが、今作で歌詞を書いた3曲なんです。

―いまの話はよくわかります。例えば“24”という曲タイトルは「北24条駅」という札幌の駅の名前から来ているんですよね。そう聞くとすごく具体的な景色の歌だけど、聴いている側にとっては、<君に会いに行く>というシンプルな言葉が、ダイレクトに伝わってくる曲で。そのシンプルさはもはや、意味が通じているというより、「なんか、わかる」というところに行きついている感じもします。

The Floor“24”をSpotifyで聴く(Apple Musicはこちら

ササキ:そうですね。日本語がわかるとか、単純に目で見てわかるというより、クサい言い方だけど、心でわかるっていう……そういう感じのものが出せたらいいなと思っていました。それこそ、“24”はいままでで一番包み隠していないパーソナルな曲だと思うけど、こういう真っ直ぐな書き方のほうが絶対伝わるなっていう感覚がいまはありますね。

不完全さや欠陥も愛せる。The Floorが惹かれる「デオキシス型」の個性

―皆さん、年齢的にはもうすぐ30歳なんですよね。いまのササキさんの話もそうですけど、バンドを始めた頃に比べての変化は感じていたりしますか?

コウタロウ:自分で曲もつくるようになったこともあり、「いま、自分たちが表現したいものってなんだろう?」とよく考えるんですけど。そのときに思うのは、なにかしらバランスの取れたものより、どこか尖っているものをつくりたいなって。パラメーターでいうと全部が全部万能なものというより、どこか1か所がやたら突出しているものに魅力を感じるようになっている気がするんですよね。

コウタロウ

ササキ:デオキシスみたいなことだよね? 攻撃だけめっちゃ強い、みたいな。

コウタロウ:急にポケモンの話しないで(笑)。でも、そういうこと。バランスが悪いものに魅力を感じるんですよね。それって要は、自分が持っていないものは持っていないもので仕方がないから、持っているものをより尖らせていきたいっていうことなのかなとも思うけど。自分が触れるものに関しても、そういうもののほうが魅力的に感じるようになってきたなって。

ミヤシタ:めっちゃわかるな、それ。去年、そういう話をよくしていたんですよ。完璧じゃないもの……例えば1か所、めちゃくちゃダサい部分があるとか、欠陥があるもの。そっちのほうがいいよね、それも含めて愛せるよねって。……そうだ、去年は「愛せる」が口癖だったような気がする。

コウタロウ:俺もよく言ってた。「愛せる」って。

ミヤシタ:完璧じゃないもののほうが惹かれるし、愛せる。例えば僕はB級映画が好きなんですけど、エドガー・ライト監督の『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年)とか、『ホット・ファズ』(2007年)とか、もうぐちゃぐちゃなんですよね。サスペンスなのかホラーなのか、アクションなのかコメディーなのか、なんなのかよくわからない(笑)。そういうのを見て「馬鹿じゃん」って思うんだけど、「すげー愛せるよな、これ」みたいな。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』予告編

ミヤシタ:もはや存在を愛せるというか、不完全な部分とか欠落のある部分をマイナスに捉えるんじゃなくて、「ここが愛せるポイントだよね」って、そういう捉え方をできるようになってきたのは、歳を重ねたことも大きいのかもしれない。

―大人になり愛せるものが増えるというのは、いいですね。「許せるものが増える」と言ってもいいのかもしれないけど。

ミヤシタ:うん、「許せる」にも近いですね。本当に、音楽をやっていると周りはそういう奴ばっかりなんですよ。時間守れないやつとか(笑)。ハヤトも忘れものが多いんですけど、それに対して、前は「もっとしっかりして」みたいな感じだったのが、最近は「まぁ、そうだよね。ハヤトってそういう奴だよね」みたいな(笑)。楽しめるようになってきている。

ササキ:許されるようになりました。

ミヤシタ:もちろん、自分が完璧だとも思っていないし、散々いろんな人に許されてきたんだなと思うし。だから自分も、いろんなことを認められるというか、許容できるというか……「許容」っていうと、なんだか上から目線みたいでイヤだけど。なんか、そういう気持ちですね。許せるというか、愛せるというか。そういう感じになってきています。

ミヤシタヨウジ

いまは「無」よりも「有」になりたい。3年間で変化した音楽への想い

―最後になんですけど、僕はササキさんに、2018年のメジャーデビューのタイミングにCINRA.NETで取材させてもらっていて。そのときにササキさんは、自分が音楽に求めるのは「無」になるような感覚だとおっしゃっていたんです。その前提にあるのは、情報が蔓延する社会であったり、考えすぎてしまう自分自身であったり。

ササキ:あー、言ったかもしれない。

ミヤシタ:「解放されたい」っていうこと?

ササキ:そうそう、音楽を聴いている最中とか、演奏している最中は、お客さんにも1回全部捨てて欲しい、みたいなことを言った気がする。あの頃は、そんなことを考えていた気がする。

―そういう感覚っていまはどうですか? あれから3年経って。

ササキ:真逆かもしれないです。いまはそれこそ、コロナ禍っていうのもあるし、生きていても感動が少ないと思うんです。そもそもが、比較的「無」な状態だと思う。だからこそ僕はいま、「有」になりたいですね。「無」のなかにめちゃくちゃ詰め込みたい。

いま、世のなかの状況ってすごく目まぐるしく変わっているけど、生活としてはなかなか思う通りに動けなかったりする人も多いと思うんですよね。だからこそ、動く動機を与えられるような、心を少しでも動かせるようなものをつくって、共有していきたい気持ちがいまはあります。

リリース情報
The Floor
『CLOCK TOWN』(CD)

2021年7月7日(水)発売
価格:1,760円(税込)
LILC-1010

1. We can’t put the clock back
2. Talking is Hard
3. Coffee Cup City
4. Faraway
5. 雨中
6. slow motion -Album ver-
7. 24
8. Night Walker

イベント情報
The Floor one-man tour『How Are U ?』

2021年7月17日(土)
会場:北海道 札幌 Sound Lab mole

2021年7月21日(水)
会場:愛知県 名古屋 アポロベイス

2021年7月23日(金・祝)
会場:大阪府 心斎橋 ANIMA

2021年7月25日 (日)
会場:東京都 渋谷 O-Crest

プロフィール
The Floor
The Floor (ざ ふろあー)

2012年10月に結成された北海道札幌市在住バンド。海外ロックの系譜を持った世界水準のサウンドと、抒情的かつ温かな歌声は絶妙なバランスで共存。無邪気に「音」と遊ぶバランス感覚は、フェスシーンからJ-POPシーンまでを横断する、新たなギターロックのスタンダードを北の地から鳴らす。

フィードバック 0

新たな発見や感動を得ることはできましたか?

  • HOME
  • Music
  • The Floorは巣から街へ。北海道のDIYスタジオで語る再生への道

Special Feature

Habitable World──これからの「文化的な生活」

気候変動や環境破壊の進行によって、人間の暮らしや生態系が脅威に晒されているなか、これからの「文化的な生活」のあり方とはどういうものなのだろうか?
すでに行動している人々に学びながら、これからの暮らしを考える。

記事一覧へ

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて