Podcast『聞くCINRA』最新エピソード公開。好きなものを『好き』と言うことが、こんなに難しいのはなぜ? ゲスト:ゆっきゅん【アーカイブ】

「カルチャーとソーシャルの交差点に立つ」をコンセプトに、カルチャーを通して社会のあり方や未来について語り合うPodcast番組『聞くCINRA』

映画やドラマ、音楽などのカルチャーは、私と社会をどう繋げてくれるのかーー。CINRAの編集者が毎回ゲストをお迎えして、カジュアルに語り合います。

月曜17時に公開されるエピソードをアーカイブしています。

『聞くCINRA』番組概要
「カルチャーとソーシャルの交差点に立つ」をコンセプトに、カルチャー愛と社会への希望を語り合うトーキングプログラム。毎週月曜の夕方5時から約30分のエピソードを公開します。
◆BGM作曲:LAUSBUB(ラウスバブ)

#1〜3 カルチャーメディアは、社会の役にどう立っていけるのか?(ゲスト:田中宗一郎)

(2023/1/30〜2/13公開)

記念すべき第1回には、ポップカルチャーを長年見続け、メディアの在り方を常に模索する田中宗一郎さんをゲストにお迎えし、オーディエンスやファンとメディアの関係について深掘り。カルチャーメディアが今の社会に向けてできることを考えました。

#1「聞くコンテンツ」の面白さって? #2 「推し活」全盛時代。ファンダムとメディアの関係を考える。 #3 ポリコレとメディア。「途方のなさ」と「そこにある希望」について考える。
プロフィール
田中 宗一郎

編集者、DJ、音楽評論家。広告代理店勤務を経て、音楽雑誌「rockin'on」の副編集長を務めたのち、1997年に創刊された音楽雑誌「snoozer」の編集長を準備期間を含め15年間にわたり務めた。2013年、音楽サイト「The Sign Magazine」の運営参加を皮切りに、ポッドキャスト番組「POP LIFE: The Podcast」、「the sign podcast」の制作・出演など、活動の幅を広げている。著作には宇野維正との共著「2010s」(新潮社 / 2020年)。

#4〜6 西森路代さんと語る、「もっと楽しくなる」ドラマの見方(ゲスト:西森路代)

(2023/2/20〜3/6公開)

ゲストは日本の地上波ドラマや配信作品、韓国の映像作品などを批評するライターの西森路代さん。2023年1月期の注目ドラマ『ブラッシュアップライフ』『今夜すきやきだよ』『大奥』の解説や日韓ドラマ比較の面白さを語り、ジェンダーとドラマの関係について『問題のあるレストラン』『アンナチュラル』を例に話し合いました。

#4 今期注目の『ブラッシュアップライフ』と『今夜すきやきだよ』。その魅力をしゃべる。 #5 『大奥』に泣き、『エルピス』を語り合う。 #6 ドラマの中の「女性の描き方」、10年でどう変わった?
プロフィール
西森路代

愛媛県生まれ。地元テレビ局、派遣社員、編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。主な仕事分野は、韓国映画、日本のテレビ・映画やお笑いについてのインタビュー、コラムや批評など。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、ハン・トンヒョン氏との共著に『韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020』(駒草出版)がある

#7〜9 映画は社会をうつす鏡? 稲垣貴俊さんと語る2023年注目作(ゲスト:稲垣貴俊)

(2023/3/13〜3/27公開)

2023年の『アカデミー賞』で7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。ゲストにCINRAで映画批評の記事を寄せる稲垣貴俊さんをお迎えし、同作の批評ポイントや2023年のMCUの傾向、稲垣さん注目の2023年公開作について語り合いました。

#7 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、ほとばしる魅力の数々を語り合う。 #8 マーベルは一体どこへゆく? 2023年のMCUの動向を考える #9 名作は、人の想像力を呼び起こしてくれる。2023年注目映画『別れる決心』『ザ・ホエール』
プロフィール
稲垣 貴俊

海外映画を専門に、評論・コラム・インタビューなど幅広い文章を雑誌・書籍・ウェブなど多数の媒体で執筆・編集。舞台作品のリサーチ・コンサルティングも務める。主な作品に『パンドラの鐘』(杉原邦生演出)や「木ノ下歌舞伎」作品など。

#10〜12 武田砂鉄さんと語る、この20年とこれからの「ソーシャルとカルチャー」(ゲスト:武田砂鉄)

(2023/4/3〜4/17公開)

2月に20周年を迎えたCINRA。立ち上げメンバーの1人である武田砂鉄さんをゲストにお迎えし、CINRAとネットメディアの20年やジェンダーをめぐる課題とカルチャーの関係性、文化や社会の隆盛を支える「ライター」という仕事や、フリーランスのキャリアについて考えました。

#10「あの頃、青臭い議論もしていたと思う」 CINRA立ち上げメンバー・武田砂鉄さんと語るネットメディアとカルチャー #11 なぜ女性は「展望」を説明させられる? 『父ではありませんが』から考える、ジェンダーと「ではない立場」のこと。 #12 「消費されない」在り方を考え続ける。武田砂鉄さんがライターという仕事で意識していること。
プロフィール
武田砂鉄

982年生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。2015年『紋切型社会』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『日本の気配』『わかりやすさの罪』『偉い人ほどすぐ逃げる』『マチズモを削り取れ』『べつに怒ってない』『今日拾った言葉たち』などがある。週刊誌、文芸誌、ファッション誌、ウェブメディアなど、さまざまな媒体で連載を執筆するほか、近年はラジオパーソナリティとしても活動の幅を広げている。

#13〜14 人は、傷つく側にも傷つける側にもなる。映画『ぬいしゃべ』金子監督と話し合う「他者と生きるために必要なこと」(ゲスト:金子由里奈)

(2023/4/24〜5/1公開)

4月に公開された映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の金子由里奈監督をお迎えし、原作を読んだ時の感想や、映画化にかけた思い、「映画監督」という存在でいることの加害性について話し合いました。

#13 私たちは常に、役に立たなきゃいけないの? 話題の映画『ぬいしゃべ』が、「課題解決脳」の私たちに問いかけるもの。 #14 傷つくことも、傷つけてしまうことも怖い…。それでも他者と生きていく私たちへの処方箋は?
プロフィール
金子由里奈さん

1995年10月27日生まれ、東京都出身。立命館大学映像学部卒。在学中に映画制作を開始。山戸結希 企画・プロデュース『21世紀の女の子』(2018)公募枠に約200名の中から選出され、伊藤沙莉を主演に迎えて『projection』を監督。また、自主映画『散歩する植物』がPFFアワード2019に入選し、香港フレッシュ・ウェーブ短編映画祭でも上映される。初長編作品『眠る虫』は、MOOSIC LAB2019において見事グランプリに輝き、自主配給ながら各地での劇場公開を果たした。「チェンマイのヤンキー」というユニットで音楽活動も行っている。

#15 「あらゆることが未知数だった」音声番組をはじめて3か月。私たちの気づきと覚悟を晒します

(2023/5/8公開)

『聞くCINRA』シーズン1の最終回となるエピソード#15。音声コンテンツの立ち上げから今に至るまで、編集者として感じた気づきや葛藤をご紹介していきます。

「あらゆることが未知数」な状態で始めた音声コンテンツ。好評だった回や、印象に残っている回などについて、CINRAの生田綾、山元翔一、MCの南麻理江で語り合いました。

#15 「あらゆることが未知数だった」 音声番組をはじめて3ヶ月。私たちの気づきと覚悟を晒します

#16〜18 クィアの表象とほんとうのインクルーシビリティについて考える ゲスト:中里虎鉄・合田文・Mina

(2023/5/29〜6/12公開)

今回は、6月のプライド月間にあわせて、中里虎鉄さん、合田文さん、Minaさんをゲストにお迎えしました。

そもそも「プライド」とは、何なのか。「祝福」するだけではなく、同時に模索するべきことについて、話し合いました。

2022年11月〜12月にNHKで放送されたドラマ『作りたい女と食べたい女』(原作:ゆざきさかおみ)は、レズビアン女性の恋愛を描き、大きな反響を呼びました。ドラマの考証を務めた合田さん、ロゴとクリエイティブのアートディレクションを務めたMinaさんに作品について聞きながら、映画やドラマなどのエンタメ作品における性的マイノリティの表象についてもトークしています。

#16 シーズン2始動/「この社会で幸せになれない、と感じるクィアは多い」。LGBTQ+の表象の重要性について考える #17 「ポリコレ意識しすぎ」と揶揄されるおかしさ。 多様なクィアを描く重要性 #18 包摂性のある作品や場づくりって? 自分の中の「弱さ」に目を向ける。
プロフィール
中里虎鉄さん

1996年、東京都生まれ。編集者・フォトグラファー・ライターと肩書きに捉われず多岐にわたり活動している。雑誌『IWAKAN』を創刊し、独立後あらゆるメディアのコンテンツ制作に携わりながら、ノンバイナリーであることをオープンにし、LGBTQ+関連のコンテンツ監修なども行う。

合田文さん

株式会社TIEWAの設立者として「ジェンダー平等の実現」などの社会課題をテーマとした事業を行う。共通点でつながる男性同士向けマッチングアプリ「AMBIRD」を運営。広告制作からワークショップまで、クリエイティブの力で社会課題と企業課題の交差点になるようなコンサルティングを行う傍ら、LGBTQ+やフェミニズムについてマンガでわかるメディア「パレットーク」編集長をつとめる。2020年、Forbes 30 UNDER 30 JAPANに選出。

Minaさん

グラフィックデザイナー

#19〜21「働く喜び」ってそもそも必要なんだっけ? 女性と仕事・ケアについて話し合う(ゲスト:田中東子)

(2023/6/19〜7/3公開)

2023年2月に刊行され、密かに注目を集めているアンジェラ・マクロビー『クリエイティブであれ:新しい文化産業とジェンダー』(田中東子監訳、中條千晴・竹﨑一真・中村香住訳、花伝社)。

現代のクリエイティブ労働の問題を指摘した本著の監訳を務めた東京大学大学院情報学環教授の田中東子先生をお迎えして、「働きがい」や労働におけるジェンダー不平等について話し合いました。

田中さんを囲みながら3人の女性編集者が等身大のモヤモヤを吐露しています。

#19 「クリエイティブであれ」という呪縛。働きがいとジェンダー問題について考える #20 「そんな完璧な女性いないって…」テレビや映画を席巻してきた「できる女」像が孕む問題を考える。 #21 「1人が100頑張る社会より、100人が1頑張る社会を」 カルチュラル・スタディーズってどんな学問?
プロフィール
田中東子さん

東京大学大学院情報学環教授。専門分野はメディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。1972年横浜市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科後期博士課程単位取得退学後、早稲田大学教育学部助手および助教、十文字学園女子大学准教授、大妻女子大学文学部教授を経て、現職。第三波以降のフェミニズムやポピュラー・フェミニズムの観点から、メディア文化における女性たちの実践について調査と研究を進めている。

#22〜24 SNSがマウンティング空間化?自由に映画感想を言い合える空気感を取り戻すために。ゲスト:TikTokerしんのすけさん

(2023/7/10〜7/24公開)

フォロワー数69.7万人の映画感想TikTokerのしんのすけさんをお迎えして、「新たな映画文化発信のかたち」について話し合いました。

SNSで映画の感想をつぶやくハードルがどんどん上がっている気がする……という編集部のモヤモヤを皮切りに、話は盛り上がり……?

#24では、7月に公開されたスタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』についてもレビューしています。

#22 SNSがマウンティング空間化? 自由に映画感想を言い合える空気感を取り戻すために。 #23 「ファスト教養」「タイパ」の時代に、映画の多様な魅力をどう伝える? #24 映画『君たちはどう生きるか』感想会。『風立ちぬ』の壮大な回収、吉野源三郎の著書から引き継がれた精神など自由に語りました。
プロフィール
しんのすけ

映画感想TikToker。株式会社MEW Creators代表取締役。大学で映画を勉強し、東映京都撮影所に助監督として就職。『水戸黄門』『大岡越前』など時代劇に参加した後、東京に活動場所を移し『HiGH&LOWシリーズ』などの映画やCM等に参加。2019年夏からTikTokでの発信をスタート。2023年7月時点でのTikTokフォロワー数は69.7万人。

#25〜27 『82年生まれ、キム・ジヨン』から約5年。今あらためて知りたい韓国文学のこと。 ゲスト:金承福さん

 (2023/7/31〜8/14)

#25〜27のテーマは、「韓国文学」。

ゲストは日本における韓国文学ブームの立役者のお一人である、出版社「クオン」代表の金承福(きむ・すんぼく)さん。ハン・ガン『菜食主義者』など、これまで多数のヒット作を送り出してきました。

日本で大ヒットした『82年生まれ、キム・ジヨン』のお話から、日本文学との出会い、韓国文学の面白さなど、さまざまなお話を聞いています。

#25 『82年生まれ、キム・ジヨン』から約5年。今あらためて知りたい韓国文学のこと。 #26 「いい本は、読んだ人を行動させる」 フェミニズムやSF、エッセイなど韓国文学の最前線と潮流に迫りました。 #27 仲間を増やし、マーケットを切り拓く。韓国文学ブームの立役者に聞く「文化をつくる」ということ。
プロフィール
金承福 (きむ すんぼく)

出版社クオン代表。ソウル芸術大学文芸創作科で現代詩を専攻。1991年に卒業し渡来。日本大学芸術学部文芸科卒。広告代理店勤務、Web制作会社社長を経て2007年にクオンを設立。15年に韓国語原書書籍・韓国関連本を専門に扱うブックカフェ「CHEKCCORI (チェッコリ)」を東京・神保町にオープン。K-BOOK振興会の理事も務める。

#28〜29 話題作『バービー』と『オオカミの家』について語り合う。 ゲスト:小野寺系さん

(2023/8/21〜8/28)

話題の映画『バービー』や『オオカミの家』について、映画評論家の小野寺系さんをお迎えして語り合いました。

SNSでも様々な感想や考察が溢れていますが、私たちも思い切ってアレコレお話ししております。四者四様の見方にご注目ください。

#28 男性が見たらどう思う? あれはハッピーエンドだったの? 映画『バービー』について語り合う。 #29 ホラーであり民話であり、アート。映画『オオカミの家』の衝撃について語り合う。
プロフィール
小野寺系

映画評論家。多角的な視点から映画作品の本質を読み取り、解りやすく伝えることを目指して、WEB、雑誌などで批評、評論を執筆中。

#30 長期化するハリウッドのストライキ。配信ビジネスがもたらした根深い問題とは? ゲスト:猿渡由紀さん

(2023/9/4)

アメリカ・ハリウッドで脚本家や俳優たちが始めたストライキについて、映画ジャーナリストの猿渡由紀さんをお迎えしてお聞きしました。

ストライキが起こった原因や長期化している理由、NetflixやAmazon Primeなど配信サービスの根深い問題などについて語っています。

#30 長期化するハリウッドのストライキ。配信ビジネスがもたらした根深い問題とは? 「ここで妥協したら、3年後どうなっているかわからない」
プロフィール
猿渡由紀

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「シュプール」「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「週刊SPA!」「Movie ぴあ」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイ、ニューズウィーク日本版などのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。

#31 好きなものを『好き』と言うことが、こんなに難しいのはなぜ? ゲスト:ゆっきゅんさん

(2023/9/11〜)

今回のゲストは、人気Podcast番組『Y2K新書』のパーソナリティも務めるDIVAのゆっきゅんさん。

番組内でたびたび発信されている「好きなものを好きだと言っていいんだよ」というメッセージの背景について語っています。

#31 好きなものを『好き』と言うことが、こんなに難しいのはなぜ? DIVAのゆっきゅんさんと考えた。
プロフィール
ゆっきゅん

1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術専攻修了。修士論文の指導教員は三浦哲哉氏。2016年、ミスiD2017のファイナリストに選出され注目を集める。2021年5月にセルフプロデュースによる「DIVA Project」を始動。デビューシングル「DIVA ME」をリリース。2022年3月には1stアルバム『DIVA YOU』を発表。二人組ユニット「電影と少年CQ」としても活動するほか、『キネマ旬報』『ユリイカ』での執筆も行っている。



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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

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