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タロウサイファイ宇宙の旅 第一話:「筑波宇宙センター」
無数のエフェクターを駆使した未来的サウンドで、まるで宇宙空間を疑似体験しているかのようなダンス・ロックを発明し、「ロックの宇宙船」とまで評される3ピース・バンド、avengers in sci-fi(アベンジャーズ・イン・サイファイ)。12月2日に満を持してメジャー・デビューを果たした彼らの新作タイトルはズバリ『jupiter jupiter』。よりアグレッシブに、よりロマンティックに進化した新作の制作秘話も気になるところだが、普通のインタビューは他のメディアにお任せして、CINRAではギター&ボーカル・木幡太郎(以下タロウ氏)と共に宇宙を感じる場所へ行ってみよう! というわけで茨城県つくば市にあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の「筑波宇宙センター」まで行ってきました。
(テキスト:タナカヒロシ 写真:柏井万作 取材協力:筑波宇宙センター『タロウサイファイ宇宙の旅』 第一話:「筑波宇宙センター」をdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 『タロウサイファイ宇宙の旅』 第一話:「筑波宇宙センター」をlivedoorクリップに追加 『タロウサイファイ宇宙の旅』 第一話:「筑波宇宙センター」をlivedoorクリップに追加

宇宙には、未知の世界が広がっている!

avengers in sci-fi『jupiter jupiter』

avengers in sci-fi
『jupiter jupiter』
発売日:2009年12月2日
価格:1,890円(税込)
VICL-63479 / Victor

1. Universe Universe
2. Hyper Space Music
3. Ursa Minor
4. Radio Earth
5. Monkey Bites The Sun
6. Symphony Of The End


筑波宇宙センターまでは、集合場所の東京・杉並区某所から車で約2時間。移動の車中では早速タロウ氏と宇宙トークがスタートする。タロウ氏の宇宙熱の始まりは、小さい頃に家にあった「宇宙図鑑的な本」がきっかけだったそうだ。その後、『機動戦士ガンダム』『猿の惑星』『スター・ウォーズ』『2001年宇宙の旅』などタロウ氏が影響を受けた宇宙話で盛り上がる車内。余談だがタロウ氏は「矢追純一(※)は完全に信じてた」そうな(笑)。
※矢追純一=80年代後半〜90年代前半にかけて数多くのUFO番組を手掛けたTVディレクター

「宇宙の成り立ちや終わり、理論的な研究は進んでいても、誰かがその目で見たわけではない。あらゆるものが誰にもわからないから、自分で調べるしかない。そういうところに魅力を感じるんです」と言うタロウ氏。最近は宇宙だけで飽きたらず神話にハマっているそうで、アルバムタイトルの『jupiter jupiter』は、ローマ神話の「ユーピテル(=jupiter)」からもインスピレーションを受けているとのこと。

筑波宇宙センター それは、日本の「宇宙」を支える場所。

そうこうしているうちに一行は筑波宇宙センターへ到着。なんとなく大学のキャンパスのような雰囲気だが、正門を入ってすぐのロケット広場にある実物大「H-IIロケット」には一同度肝を抜かれる。なんとその長さは50m。わかってはいたけど、想像以上のデカさにテンションは急上昇。そして記念写真をパシャリ。

H-IIロケットと、凛々しいタロウサイファイ。

一般のツアー見学はまず最初に「ビデオ上映」を見て、その後「展示室」「宇宙ステーション試験棟」「宇宙飛行士養成棟・無重量環境試験棟」の順に移動、約1時間15分〜30分かけて施設をまわる。最初のビデオには、宇宙飛行士として2度の飛行を経験し、日本人として初めて宇宙船外活動を行った土井隆雄さんが登場。筑波宇宙センターについて基礎的な情報を学ぶ。ビデオを見終えたタロウ氏「もうちょっと博物館的な感じだと思ってたんですけど、まさに宇宙開発の中枢って感じで、大変なところに来ちゃいましたね(笑)」。

一行はガイドのお姉さんと共に展示室へ移動。敷地が広大なため、移動は車(一般のツアー見学はセンター所有のバス)で行う。まず入ってすぐ、今年6月まで活躍した月周回衛星「かぐや」の実物大(試験モデル)が! 全長4.8m、重量は約3t。「デカいっすねぇ…。これが宇宙まで行ったのかと思うと驚くほかないです」と、黒く巨大な衛星の前で呆然と立ち尽くすタロウ氏。

巨大な人工衛星を前に、圧倒されるタロウサイファイ。
「宇宙」には、ロマンがある。

続いて歴代ロケット展示コーナーへ。1975年に打ち上げられたN-Iから最新のH-IIBまで、6機のロケットがズラリ。タロウ氏も間近に足を運び、食い入るように見つめる。「1/20サイズとはいえ、こうして並ぶと壮観ですね。ほんと宇宙まで行こうと考えた人はすごいですよ。ロマンがありますよね」。今年1月まで実際に宇宙に飛び立っていたH-IIAの実物大は、ビルの高さで17階、総重量は285tで、そのうちの90%が燃料の重さ。打ち上げ後1分半で脇に付いた補助ロケットは切り離され、宇宙まで到達するのは先端の白い部分のみ。このなかに先の人工衛星も格納される。

ロケットの行き先を見つめるタロウサイファイ。
LE-7エンジン

後ろを振り返ると、そこには実物大のロケットエンジンがずっしりとその姿を現す。これがH-IIロケットの心臓部として、その打ち上げ能力を支えていたLE-7エンジン。約2万5000馬力のパワーを発揮し、その推進力はジャンボジェット機のエンジン4基分。もし新幹線に搭載したら、計算上では東京から京都まで1分で着いてしまうそうだ。燃焼中は3000℃にも達するため、下部のスカートはマイナス253℃の液体水素を流して冷却。タロウ氏「東京から京都まで1分とか、3000℃とかマイナス253℃とか、桁違いすぎて想像できないですね」。

お次は人工衛星ゾーンをぐるり。断熱材に被われて金ピカなボディは、異様な雰囲気を醸し出している。驚いたのはこの断熱材、すべてマジックテープで留められている。宇宙は真空で抵抗がないこと、また少しでも軽量化すること、この条件を最も満たすのがマジックテープなのだそうだ。これにはタロウ氏も脱帽。「俺もギターアンプに銀紙貼って、衛星っぽくしようかな」。やめてください(笑)。

ロケットの行き先を見つめるタロウサイファイ。
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